Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』が世界的な人気を集め、脚本と演出を手掛けたファン・ドンヒョク監督の名も同時に知れ渡った。そんな彼の新作について、アメリカのニュースで報じられたのだが、その構想は『イカゲーム』を上回る残酷さだと言われている。

Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』で一世を風靡した、ファン・ドンヒョク監督が次作について言及し、話題だ。

世界中を魅了している、Netflix『イカゲーム』

世界中を魅了した、Netflixオリジナルシリーズ『イカゲーム』(画像出典:韓国Netflix)

韓国のメディアによると、ファン監督はフランスのMipテレビからインタビューを受けたという。

そこで次期作について明かしたというのだが、イタリアの小説家として知られるウンベルト・エーコ氏(2016年没)から、インスピレーションを得たという長編映画『Killing Old People Club(原題)』に着手しているという。

また、すでに25ページほどの具体的な大筋が完成しているそうで、タイトルは『K.O.Club』で決定していることも伝えたそうだ。そして「『イカゲーム』よりさらに暴力的な話であるため、映画が公開された後、老人たちから逃れるために隠れるかもしれない」とジョークを飛ばしたと伝えられた。

Embed from Getty Images

同メディアは、ファン監督がインスピレーションを受けたとされるウンベルト・エーコ氏の作品は、『クレイジーな世界を理解するふりをする方法』ではないかと推測。この物語では、高齢化社会の話が取り上げられており、若者たちは老人の扶養負担を減らすため「社会から老人を排除しよう」と、隠れて”狩り”を始めるのだという。

『イカゲーム』では幼少時に遊んだゲームを題材に、お金に困った人々が賞金を手に入れるために命がけで戦う姿を描き、世界から注目を集めた。ドラマ人気の秘訣については、「韓国的な特性のように見えるが、実はどの国でもあり得るマイノリティーや人的構成にある」と言及。

しかし、お金のために命をかけるという内容は、当然ながら賛否両論を呼んでいる。

そして、次回作とされている『K.O.Club』の題材は、高齢化社会による”老人排除”。またしても議論を呼びそうな作品になることは、間違いがなさそうだ。

韓国映画は、ノワールをはじめとするそのリアルさが反響を呼んでいるだけに、目を覆いたくなるような描写を観客がどう捉えるか‥どんな形であれ、世界から注目を集めることになるだろう。




ご意見を自由にコメントしてください!

記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。

編集部おすすめ記事blank

サイトの広告について

Danmee(ダンミ)は、収益化の一環としてオンライン広告を展開しております。広告の内容(公序良俗を害するもの)や、可読性の低下につながる広告に関するご意見はこちらのフォームをご利用ください。

この記事と関連度が高いトピック

現在読まれています!

最新記事

RECENT TOPICs