• Netflixで配信中の韓国ドラマtvN『悪の花(2020)』 が注目を集めている。
  • イ・ジュンギが主演を務め、ストーリー性などが高く評価されている『悪の花』だが、放送当時、韓国ではドラマの奇抜な広報が話題となったという。
  • 今回はそんな『悪の花』の大胆な広報とその反響についてご紹介する。

現在、Netflix(ネットフリックス)で配信中の韓国ドラマtvN『悪の花(2020)』 が話題となっている。

イ・ジュンギが主演を務め、主演俳優たちの演技力やストーリー性が評価されている『悪の花』。

実は放送当時の2020年、ドラマの斬新かつ奇抜な広報が行われ、韓国ネットユーザーの間で大きな反響を呼んだという。

今回は『悪の花』の人気ぶりと共に、ネットユーザーの度肝を抜いた大胆なPR方法についてご紹介する。

Netflix 韓ドラ『悪の花』が話題に

Netflixで配信中の韓国ドラマtvN『悪の花(2020)

Netflixで配信中の韓国ドラマtvN『悪の花(2020)』(画像出典:tvNドラマ)

2022年12月25日、Netflixで『悪の花』が配信され、日本国内で大きな注目を集めている。

Netflixの日本トップ10(テレビ部門)にも、度々上位圏にランクインしている『悪の花』は、夫の過去を巡った夫婦の愛を描く”ラブサスペンス”だ。

一部ネタバレを含むが、このドラマは結婚した夫が「実は殺人鬼ではないか?」という妻の疑問から、ストーリーが展開していく。

自身も殺人容疑をかけられる連続殺人鬼の息子ペク・ヒソン(イ・ジュンギ扮)は、身分を隠すために妻チャ・ジウォン(ムン・チェウォン扮)と結婚。ヒソンは次第に妻に愛情を抱き始める。

難しい役柄でありながら、イ・ジュンギは主人公の心理描写までを繊細に表現し、持ち前の演技力で見事にドラマの人気を牽引。

韓国特有のエグみのあるスリラーと、細かく散りばめられた伏線、さらに普通の身近な人が殺人鬼という手に汗握る設定が話題となり、韓国国内でも高評価を得た作品として知られている。

当時行われた大胆な広報とは?

俳優陣は番組に出演し『悪の花』のPRを行う

番組に出演し『悪の花』のPRを行う俳優陣(画像出典:tvN dramaキャプチャー)

ドラマの公開前や、放送中にはCMや番組出演など様々な広報が積極的に行われているが、『悪の花』ではこれまでにない斬新かつ大胆な、ある広報活動が大きな話題となった。

2020年、ある韓国の人気オンラインコミュニティーに「14年前に出会った自分の夫が連続殺人鬼かもしれません」という衝撃的な投稿が寄せられた。

インパクトのある文章は多くのネットユーザーの目を引き、注目を集めたが、実はこの投稿はtvNが宣伝の一環として行った広報文だったのだ。

好奇心にかられたネットユーザーは、投稿主の衝撃的な告白文を読んだ後、文章の終盤で『悪の花』の広告であることに気が付く。

大胆なドラマ広告がオンラインコミュニティーに投稿された

オンラインコミュニティーに投稿された大胆なドラマ広告(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)

該当の投稿には、14年前に出会って結婚生活をしてきた夫が、ある日から殺人事件の容疑者のように感じるという緊張感のある文章が、長文で記載。

読み進めていくと、最後には「+追加) 後の内容は7月29日(水)夜10時50分、初放送されるtvN新しい水木ドラマ、イ・ジュンギ、ムン・チェウォン主演の『悪の花』に続きます」と追記が施され、ネタばらしが行われる。

ドラマの趣旨に沿った、女性の不気味な告白形式の文章は、斬新な広告として反響を巻き起こした。

ネット上では、ドラマの宣伝のために行った”釣り投稿”であると意見が寄せられる一方、「面白くて斬新な広告」「騙されたけど、ドラマを見たくなった」と新たなPR方法を高く評価するネットユーザーが多数派を占めていたという。

思わず度肝を抜く奇抜な広報はドラマの話題性を高め、『悪の花』を多くの人々に印象付けた。

信頼できる人を疑ってしまうドラマ

ドラマ『悪の花』は信頼できる人を思わず疑ってしまう

信頼できる人を思わず疑ってしまうドラマ『悪の花』(画像出典:tvN dramaキャプチャー)

ドラマの広報でも多くのネットユーザーを翻弄したドラマ『悪の花』。

裏の顔を持つ人間の不気味さを見事に描き、信頼できる身近な人を1度は疑いたくなってしまうようなストーリー展開は、視聴者を熱中させる。

ぜひそんな『悪の花』の世界にあなたも足を踏み入れてみてはいかがだろうか。


『悪の花』ティーザー映像

松原紗乃

K-POPや韓国ドラマ関連の記事を投稿している松原紗乃です。日頃から韓国芸能情報をチェックし、アイドルの活躍や新ドラマの配信を楽しみにしています。トレンドを通して、韓国文化の魅力を伝えられるような記事執筆を心掛けています。

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