韓国にて、6月18日より放送がスタートした、tvN(Netflix)『還魂』。日韓で注目を浴びている新作ドラマであるが、中国ドラマを模したとの盗作疑惑が浮上してしまった。韓国のインターネット上では、その類似点を挙げ指摘。東北工程議論が終わりをみせていない中、中国側に揶揄されかねないとの懸念が広がっている。
韓国にて、6月18日より放送がスタートした、tvN『還魂』。
このドラマは、歴史にも地図にも存在しない仮想の国、”テホ国”を背景に、魂を変える”還魂術”によって運命がねじれた主人公たちが、これを克服し成長していくファンタジーロマンス。
出演は、イ・ジェウク、チョン・ソミンをはじめ、ファン・ミンヒョンやユ・ジュンサン、オ・ナラなど、期待感の高い俳優がキャスティングされ、視聴者の好奇心を刺激している。
また、『還魂』はNetflix(ネットフリックス)でも配信されており、日本のドラマファンの間でも注目度は上々。早くも日本のデイリーランキング(本日のTOP10)にランクインするという人気の高さを伺わせた。
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中国ドラマを盗作した?
日韓で注目を浴びる一方で、このような声も聞かれている。
『還魂』は、架空の国とされているものの、全体的に中国風の雰囲気を持ち合わせている。
最近、韓国の各種オンラインコミュニティに、中国ドラマ『将夜~戦乱の帝国~』と『還魂』が似ているという疑惑が提起された。
あるネットユーザーは「両ドラマともに男性主人公、女性主人公の関係が主人と召使い(下女)に設定されている。また、女性主人公は実は冥王の娘であり、天女でもあり、後に別の人格体として現れる。男性主人公も両親を殺した敵と血闘を繰り広げる」と主張した。
続いて「最初は男性主人公もやはり奇聞が塞がっていて修行ができなかった体であり、ここで修行者とは自然の気を感じて利用する特別な人々を意味する」として「また修行者を育てる書院というところがあるということが重なる」と説明した。
また、多数のネットユーザーは18日に放送された第1話の中で、生きるナクス(コ・ユンジョン扮)とパク・ジン(ユ・ジュンサン扮)の氷上決闘シーンも、中国ドラマと酷似していると主張した。
該当シーンを見たネットユーザーらは「設定も重なるのに、似たシーンまで出てくると疑惑も膨らむ」「クリシェ水準なのでよく分からない」「ホン姉妹は以前にも盗作疑惑が出たから、さらに疑わしい」などのさまざまな反応が見られている。
「なぜ中国のドラマを?」挙がる疑問の声
さらに、韓国のオンライン上では、盗作疑惑に対しても「なぜ中国のドラマを?」と怒りを露わにしているネットユーザーもいるようだ。
これ以前、韓国では、中国側が韓国の歴史をはじめ、韓服やキムチは中国起源だと主張する*”東北工程”の議論が激化していた。
*東北工程:中国が、朝鮮半島の古代国家とされる高句麗(こうくり)・渤海(ぼっかい)の歴史を、自国の歴史に編入しようとする歴史歪曲を指す。
特に朝鮮半島の歴史は、中国歴史の一部という東北工程が行われているため、ましてや時代劇となると、中国人からの冷笑と揶揄が懸念される。
歴史上のストーリーを扱っているようにも見えることから、拡大解釈の恐れもあるからだ。
脚本家に向けられた、過去の疑惑
『還魂』の脚本を担当したのは、ホン姉妹(ホン・ジョンウン、ホン・ミラン)だ。
これまでに、ドラマ『マイガール(2005)』や『ファンタスティック・カップル(2006)』『僕の彼女は九尾狐(2010)』『主君の太陽(2013)』など話題作を執筆してきたが、盗作疑惑に巻き込まれた作品もある。
チャ・スンウォン、コン・ヒョジンが主演を務めたドラマ『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~(2011)』は当時、キム・ウンジョン作家の小説『だから俺はアンチと結婚した』を模したのではと疑問提起されている。
さらに、ソ・ジソブ、コン・ヒョジン主演ドラマ『主君の太陽』や、IUとヨ・ジング主演『ホテルデルーナ(2019)』でも、小説や日本の漫画を盗作したという疑惑が浮上している。
****
放送スタート直後でありながら、このような疑惑に包まれてしまった『還魂』。だが、第2話ではその視聴率は上昇している。
作品の面白さはもちろん、あらゆる意味で注目を集めてしまったようだ。
NETFLIX 新作「還魂」予告編
(構成:星野沙)
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