Mnet『PRODUCE 101』シリーズ側が、被害練習生12名中、11名に補償手続きを完了したと報告した。韓国ネットでは様々な声が寄せられているが、Mnet側を糾弾する声より、ある現役アイドルの行動に不快感を示す意見が多く上がっている。
人気オーディション番組、Mnet『PRODUCE 101』シリーズ側が、被害を受けたとされる練習生(当時)12名中、11名に補償手続きを完了したと報告した。
(関連記事)『PRODUCE 101』被害者11人、被害補償の手続きが完了‥残り1人と話し合い中
制作側が得票数の操作に、露骨に加担したとされ、担当プロデューサーら2人が実刑判決を受けたことで知られている、いわば”プデュ操作事件”。

Mnetの人気オーディション番組『PRODUCE 101』シリーズ(画像出典:namu.wiki)
得票数操作により、選抜されるはずのメンバーが脱落し、脱落するはずだったメンバーが選抜された件について、韓国の裁判所はその被害者を12名と特定した上で、昨年11月、異例とも言われる被害練習生の名簿公開に踏み切った。
しかし被害は、脱落メンバーだけに及んでいるわけではない。デビュー組も、”操作グループ”の一員として、世間の冷ややかな視線に耐えながら活動を続けたのだ。中には、正当に手に入れた選抜メンバーのチケットさえ、不正によるものではないかと疑われた。
脱落メンバー、デビューメンバー共に、洗い流せない傷痕を残した、前代未聞の事件と言わざるを得ない。
そして昨日、8月6日に放送開始となる新オーディション番組『Girls Planet 999:少女祭典』の封切り前に、『PRODUCE 101』のレガシーを一掃したいMnet側は「被害補償が完了していない、事務所の要求する金額が非現実的であり、補償の意味と範囲の焦点をぼやかしている」と強調している。
(関連記事)IZ*ONEになる夢を踏みにじられたプデュ練習生たちが貰える慰謝料はいくら?
Mnetよりベクホが悪い?

『PRODUCE 101 シーズン2』に出演したNU’ESTベクホ(画像出典:NU’EST公式Twitter)
この報せは、瞬く間に韓国ネット上に広まり、ネットユーザーからは様々な声が寄せられているが、Mnet側を糾弾する声より、ある現役アイドルの行動に不快感を示す意見が多く上がるという、予期せぬ”出来事”が勃発している。
その現役アイドルとは、NU’EST(ニューイースト)のメンバーで、Wanna One(ワナワン)を輩出した『PRODUCE 101 シーズン2』に出演した*ベクホ。彼は昨年11月、韓国裁判所が認めた”被害練習生”の1人である。
*『PRODUCE 101 シーズン2』には、本名のカン・ドンホで参加
にもかかわらず、一部のネットユーザーは「Mnetよりベクホが悪い」と猛攻している。
一体、ベクホは何をしたと言うのだろうか?
(関連記事) プデュ 順位操作 被害者12名の顔と名前、最終順位
ベクホの心境と、アン氏の解釈の食い違い

なぜベクホを非難する声が上がるのだろうか‥?(画像出典:namu.wiki)
昨年11月に韓国裁判所が、被害練習生名簿の公開に踏み切った直後、韓国メディア・Dispatch(ディスパッチ)は、実刑判決を言い渡された『PRODUCE 101』のプロデューサー、アン・ジュンヨン氏(以下、アン氏)の”道連れ行為”を暴露した。
Dispatchによると、アン氏は量刑を軽くするためにベクホを利用したという。当時、体調不良を理由に「脱落させてほしい」と訴えたベクホのために、他メンバーと”止むを得ず”最終順位を入れ替えたと主張したのがそれだ。
ベクホは「今脱落しても悔いはない。NU’ESTというアイドルグループの存在を、世に知らせることができて満足している」という趣旨の発言をしたのだが、アン氏は「降板を希望する」という思考にすり替えたと見られる。
ベクホの心境と、アン氏の解釈の食い違いを、アン氏が法廷で証言することによって『PRODUCE 101 シーズン2』で発生した順位操作の”主犯”は、アン氏ら制作サイドではなく、ベクホだったと決めつけるネットユーザーが増え、彼に対する誹謗中傷が急増した。
2017年5月、アン氏とベクホの間では、実際に以下のような会話があった。
「君、脱落させてほしいと言ったらしいね」(アン氏)
「今落ちても悔いはありません」(ベクホ)
このベクホの発言を、アン氏は「脱落を希望する練習生がいたから、順位を変えた」と回想。しかし、韓国裁判所は、アン氏の証言を量刑判断の根拠として採択していない。が、依然としてアン氏の主張を妄信し、関連トピックが浮上するたび「ベクホのせい」と連呼するネットユーザーが存在する。
操作アイドルという”前科”を背負ってほしくない

『PRODUCE 101 シーズン2』から誕生したWanna One(画像出典:Wanna One公式Instagram)
ではなぜ、彼・彼女らは、アン氏の証言に信頼を寄せているのか‥。
前出の会話から「ベクホから、Wanna Oneの一員になりたいという意志が感じられない」と受け止めた者もいるだろうが、『PRODUCE 101 シーズン2』が輩出したWanna Oneの選抜過程で、操作が横行したことに対し、世間が納得できるような”それなり”の名分が必要だったからだと思われる。
そう、彼・彼女らは、Wanna Oneをこよなく愛し、今も応援し続けているファンなのだ。「Wanna Oneという美しい記憶から”操作”というワードを残したくない」という願望や、「Wanna Oneのメンバー選抜に、どうしても”操作”を行わざるを得なかった理由があるはず」という口実が自分の中に必要なのである。
Wanna Oneは既に解散しているが、メンバーの大多数は、現役アイドルとしてキャリアを積んでいる。そんな彼らを応援するファンは「ベクホのせいで、操作アイドルという”前科”を背負ってほしくない」と思っているのかもしれない。
編集部おすすめ記事
-
キム・ジェジュン、ロックの本能全開!新EP「Beauty in Chaos」で大胆変身
-
MONSTA X、3年ぶり完全体で帰還!夏開催の10周年記念ライブ「CONNECT X」に期待高まる
-
BTS ジン×シン・セギョン、切なくも静かな感情の波──無言の名演が胸を打つ
-
記録更新が止まらない!P1Harmony 8thミニアルバム「DUH!」で自己最高初動&チャート1位連発
-
“日本デビュー決定” TWS「2025年春版 K-POP新人男性グループ人気決定戦」調査で1位に
-
TWICE、5thベストアルバム「#TWICE5」本日発売!世界中のONCEへ贈る特別な1枚
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
キム・ジェジュン、ロックの本能全開!新EP「Beauty in Chaos」で大胆変身
-
BTS ジン×シン・セギョン、切なくも静かな感情の波──無言の名演が胸を打つ
-
7時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
イ・ミンジョンら、KBSバラエティ「行く情来る情イ・ミンジョン」の制作発表会に出席!(PHOTO5枚)
-
CSチャンネルで“あの瞬間”が蘇る!25年6月 日本初放送のK-POP&俳優公演・番組まとめ
-
7時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
チョン・ジュンウォン「KARL LAGERFELD」のポップアップストアオープン記念イベントに出席!(PHOTO3枚)
-
7時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
izna「KARL LAGERFELD」のポップアップストアオープン記念イベントに出席!(PHOTO14枚)
-
【Netflix】視聴するなら今のうちに!6月早々に配信終了する韓国ドラマ4作
-
ナムグン・ミン、チュ・ヨンウ、そして“あの大作”も!6月本国放送・配信スタートの韓国ドラマ9選
-
【ABEMA新入荷】クラシックからグローバル旋風の話題作まで!韓国ドラマ「無料ラインナップ」5選
-
「料理ドラマは成功が難しい」ジンクスを乗り越えられるか‥新作韓ドラ「隠し味にはロマンス」
-
欲張りなあなたにおすすめ!来週(5月19日~) 日本のテレビで放送開始「ロマンス×時代劇」韓ドラ5選
-
パク・ソンフン、ハン・ジミンと恋の駆け引き!JTBC新ドラマでラブコメ共演
-
梅雨を吹き飛ばす胸キュン名作が勢ぞろい!6月CS放送開始 日本高評価「ロマンス」韓ドラ5選
-
aespa、8カ月ぶりの新作準備中!6月カムバックを公式発表
-
BOYNEXTDOOR、4thミニアルバムが初日70万枚突破!2作連続ミリオン目前の快進撃スタート
-
記録更新が止まらない!P1Harmony 8thミニアルバム「DUH!」で自己最高初動&チャート1位連発
-
Hearts2Hearts「2025 MUSINSA BEAUTY FESTA」イベントに出席!(PHOTO11枚)
-
MONSTA X、3年ぶり完全体で帰還!夏開催の10周年記念ライブ「CONNECT X」に期待高まる
-
ソン・ジヒョ、JTBC「ディープダイブコリア:ソン・ジヒョの海女冒険」の制作発表会に出席!(PHOTO13枚)
-
リュ・スヨン & MONSTA X キヒョンら、新バラエティ「リュ学生 オ・ナムソン」の制作発表会に出席!(PHOTO19枚)
-
スクリーンで出会う“あの名優”たち——6月日本公開の韓国映画ラインナップ6選
-
学園ものからラブコメまで!来週(5月19日~) BS・CS放送開始「ロマンス」韓国ドラマ4選
-
“日本デビュー決定” TWS「2025年春版 K-POP新人男性グループ人気決定戦」調査で1位に
-
俳優ユン・チャンヨン、日本初の単独ファンミーティング(5月30日-東京)開催確定!
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。