昨年、韓国ドラマを世界的なヒットへと導いたtvN『愛の不時着』に主演したヒョンビンとソン・イェジン。彼らは以前、映画『ザ・ネゴシエーション』で共演したことがあり、このドラマは2度目の共演だった。最近、このように以前共演したことがあるが、再び同じ作品で共演する俳優が増えているという。その理由とは?
最近、韓国ドラマや韓国映画に出演する俳優・女優の共演回数が話題だ。
一度共演経験がある俳優と女優が、再び別の作品で共演するというパターンが目立っているという。
昨年韓国ドラマを世界的なヒットへと導いたtvN『愛の不時着(2019)』に主演したヒョンビンとソン・イェジンも、前年の2018年に映画『ザ・ネゴシエーション』で共演したばかりだった。
(関連記事)熱愛説なんかものともしない!過去に2回共演したことのある韓国男女スター5組

ヒョンビン(左)とソン・イェジン(右)(画像出典:tvN)
彼らはたびたび熱愛説が浮上し、その度に否定していたが、今年始めついにこの熱愛説を認めることになった。
ヒョンビンとソン・イェジンは、運良く(?)共演から本物の交際に発展することになったが、このように何度か共演したことのある俳優・女優の場合、熱愛説が浮上することがよくある。
ただの仲良しというレベルから、「お似合い」「付き合って欲しい」「付き合ってるんじゃない?」とその噂は大きくなっていき、熱愛報道へとつながっていく。
こういった熱愛説は俳優や女優のイメージにも影響を与えるためリスクを伴うが、それでも共演せざるを得ない理由はいったい何なのだろうか。

『五月の青春』では恋人役を演じたコ・ミンシ(左)とイ・ドヒョン(右)(画像出典:KBS公式FaceBook)
昨年、Netflix(ネットフリックス)のドラマ『Sweet Home -俺と世界の絶望-』で兄妹に扮したイ・ドヒョンとコ・ミンシは、今年KBS2『五月の青春』で恋人役として再び共演。
前作では兄と妹という立場での共演だったため、そのイメージが払拭できるかどうかが課題だったが、2人ともまったく違う雰囲気でそれぞれのキャラクターを演じ切り、視聴者からも好評を得て成功を収めた。

『その年、私たちは』に出演する、チェ・ウシク(左)、キム・ダミ(右)(画像出典:マネジメントSOOP、キム・ダミInstagram)
また今年の下半期に放送予定のSBS新月火ドラマ『その年、私たちは』に主演するキム・ダミとチェ・ウシクも、以前映画『The Witch/魔女(2018)』で共演しているため、今回は3年ぶり2回目の共演となる予定だ。
このドラマは「一緒に過ごして最悪だった。もう二度と会うのはやめよう!」と別れた恋人達が、10年前の高校時代に撮影したドキュメンタリーの逆走人気により、再びカメラの前に”強制召喚”されてしまう。
そこで経験する、2人の男女の複雑で微妙な感情を描いたロマンスコメディーで、恋人同士を演じるキム・ダミとチェ・ウシクに、熱愛説が浮上する可能性は0とは言えないだろう。
(関連記事)最強アサシンの暗殺劇で出会ったチェ・ウシクとキム・ダミ、恋人役で共演決定

ソンフン(左)とイム・スヒャン(右)、10年ぶりの再会となるか!?(画像出典:ソンフン公式Instagram、FNCエンターテインメント)
ほかにも、女優イム・スヒャンと俳優ソンフンは、アメリカのテレビドラマをリメイクした『ジェーン・ザ・ヴァージン』の男女主人公役をそれぞれ提案されており、検討中だ。
この2人は、2011年に放送されたSBS『芙蓉閣の女たち〜新妓生伝』でデビューしているため、今回2人の共演が実現すればこのドラマ以来10年ぶりの再会となる。実力派、次世代スター同士の2度目の共演となれば、やはり熱愛の噂は出るかもしれない。
実は制作側からも見ても、度重なる共演により熱愛説が浮上すると、ドラマの話題性に勝ってしまうというリスクを抱えており、あまりよろしくない印象がある。
それでも共演させる理由は、前作で息の合った演技を見せた2人が、また他の作品で共演することを願うファンの需要が確かに存在することが1番の理由だそう。
また前作の成功事例を参考に、次回作への人気へと繋げる戦略もあるという。しかし、同じ俳優・女優を使うということは、前作のイメージが残ってしまい、新しい作品の魅力半減につながる可能性も高い。
韓国メディア・韓国日報は、そういったリスクをわかっていてもなお、重複キャスティングする傾向にある理由について「演技力と話題性を同時に兼ね揃えた俳優が少ない」と論じている。
ヒョンビン
韓国の人気俳優ヒョンビン(ハングル 현빈)。1982年9月25日生まれ。
2003年にKBSのテレビドラマ『ボディガード』(2003)でデビュー。
2005年にMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』(2005)で大ブレイク。韓流スターとして、韓国や日本、中国をはじめアジア全域で人気を博している。
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