韓国メディアのディスパッチ(Dispatch)は、“日本の週刊文春”としばしば例えられる。それは、逃れようのない証拠と共に、韓国芸能人のスクープを数々と報じてきたからだ。しかし、その取材力をもってしても、疑惑どころか、ほころびさえ出てこなかった芸能人がいる。

韓国メディア・ディスパッチ(Dispatch)は、芸能人のスクープを報じることで有名だ。

日本で言うところの『週刊文春』のような存在で、これまで数々の熱愛説やスキャンダルをスクープしてきた。同メディアにターゲットにされると、必ずといってもいいほど、決定的瞬間を押さえられてしまうという風潮があるほど。

“叩けばほこりが出る”と言うが、何かしらのほころびが出てくるまで、取材を続けるのがディスパッチだ。しかし、このような粘り強い取材力をもってしても、同メディアがお手上げ状態になった人物が、韓国の芸能界には何名か存在する。

キム・スヒョン

キム・スヒョンは、優れた演技力が高く評価されている俳優の一人で、韓国のみならずアジア圏で絶大な人気を誇る。

キム・スヒョンは、ボーリング場に足繁く通う様子がキャッチされた。

ボーリング場に足繁く通う様子がキャッチされたキム・スヒョン。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

それだけに、プライベートが気になるところだが、ディスパッチがいくら追いかけても異性と会うことはなく、目立った行動といえば趣味の“ボーリングをする姿”しか捉えられなかった。

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イ・ジュン

2021年頃から役者としての才能を開花させ、注目を浴びているMBLAQ(エムブラック)出身のイ・ジュンも、かつてディスパッチのターゲットになっている。

イ・ジュンは、軽食チェーン店でキムチチャーハンを食べているところをキャッチされた。

軽食チェーン店でキムチチャーハンを食べているところをキャッチされたイ・ジュン。イ・ジュン(画像出典:praintpc公式Instagram)

ある日、軽食を提供する韓国のあるチェーン店で、彼のマネージャーと共にキムチチャーハンを食べ、食後にイチゴ味の牛乳を飲んでいるところを押さえたのだが、あまりの収穫のなさに、その後も彼を追ったそうだ。しかし、今度は俳優仲間と居酒屋でエビの天ぷらを食べるという、スクープとは無関係な私生活ぶりだったという。

少女時代 ソヒョン

少女時代(SNSD)のメンバーであり、女優としても活躍しているソヒョンは、アイドルの中で規則正しい生活を送る“模範生”として有名だ。

少女時代ソヒョンは、カフェで勉強する姿が捉えられた。

カフェで勉強する姿が捉えられた少女時代ソヒョン。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

それだけに、実際のところはどうなのか気になるところ。そしてディスパッチ記者は彼女に一日中ついて回ることにしたのだが、カフェで勉強した以外は特に何もなかったという。

噂どおり、真面目なプライベートを送っていることが証明された。

SHINee テミン

アイドルとして絶大な人気を誇る、SHINee(シャイニー)の末っ子メンバーテミンは、記者が張り付いていた当時、同じ所属事務所であり親友のEXO(エクソ)メンバー、カイと毎日のように顔を合わせていたという。

SHINeeのテミンは、毎日EXOのカイに会っている様子がキャッチされた。

毎日EXOのカイに会っている様子がキャッチされたSHINeeのテミン。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

ちなみに取材期間中プライベートで会ったのは、カイ以外にはいなかったそうだ。

東方神起 ユンホとチャンミン

トップアイドルとして、現在もその地位に君臨している東方神起(TVXQ)のメンバー、ユンホとチャンミンのスクープを撮ろうと、ディスパッチはなんとパリまで追いかけたという。

東方神起は、パリ市内を観光する様子が捉えられた。

パリ市内を観光する様子が捉えられた東方神起。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

そこまでして2人の何かを掴もうと試みたが、結局、仕事を終えて2人でパリ市内を観光する姿しかキャッチできなかったそうだ。

*****

今回上げた6人も、仕事を終えれば一人の人間であり、生活がある。もちろん、肩の力を抜いて大切な誰かと楽しいひとときを過ごすこともあるだろう。

意図しているかどうかはさておき、決定的証拠を握ることに長けたディスパッチに、付け入る隙を与えなかった点は、好感度をアップさせる結果となったのではないだろうか。

(構成:西谷瀬里)






キム・スヒョン

キム・スヒョンは韓国の俳優。所属事務所はゴールドメダリスト。1988年2月16日生まれ。

デビュー作は、ドラマ『キムチ・チーズ・スマイル』(2007)。

ドラマ『ドリームハイ』(2011)で初めて主演を務め一躍注目を浴び、2012年2番目の主演ドラマ『太陽を抱く月』では初めて時代劇に挑戦、視聴率40%を越える国民ドラマとなり、名実ともにトップスターになった。

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