優れたビジュアルと高い演技力で世界中のファンを魅了し、視線を掴んで離さない俳優のコン・ユ。彼が2021年に公開予定である映画『ワンダーランド』に出演することが報じられ、キャスティングのラストを華やかに飾った。

キム・テヨン監督が9年ぶりにメガホンを取る新作映画『ワンダーランド』に出演が決まったと、最近のインタビューで明かしたコン・ユ。

キャスティングの段階で最後までパズルのピースかのように残っていた役をコン・ユが担当し、超豪華キャスティングの最後を飾った。

映画『ワンダーランド』(画像出典:マネジメントSOOP公式HP)

映画『ワンダーランド』は、近未来の死後の世界を管理する仮想ワンダーランドを舞台に、事故で植物人間になった恋人を依頼した20代女性、この世を去った妻を依頼する40代男性など様々な人間の事情を切り取って描かれる。

コン・ユは、妻を亡くして男手ひとつで子供を育てる40代男性役に扮し、キム・テヨン監督の妻であり女優のタン・ウェイがコン・ユの妻役を担当し呼吸を合わせる。

このほか、出演が決定しているのはペ・スジ、パク・ボゴム、チョン・ユミ、チェ・ウシクで、スジは事故で植物人間になった恋人を依頼する20代女性役を演じ、パク・ボゴムはスジが懐かしむ彼氏役に扮し、仮想世界と現実世界の2つの姿を披露する。そしてチョン・ユミとチェ・ウシクはワンダーランドの管理者となる予定だ。

錚々たる顔ぶれが揃った、超豪華キャスティングでも話題の『ワンダーランド』だが、コン・ユと同じ芸能事務所”マネジメントSOOP”に所属する俳優が多く名を連ねている。

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左から、ぺ・スジ、チェ・ウシク、チョン・ユミ(画像出典:すべて、マネジメントSOOP公式Instagram)

ぺ・スジ、チェ・ウシク、チョン・ユミの3人だ。

コン・ユは、これまで彼ら後輩とさまざまな作品で共演を果たしている。

ペ・スジとはKBSドラマ『ビッグ ~愛は奇跡<ミラクル>~』(2012)で、チェ・ウシクとは映画『新感染 ファイナル・エクスプレス(原題:釜山行き)』(2016)で、特に親しい後輩として知られるチョン・ユミとは映画『トガニ 幼き瞳の告発』(2011)、『新感染 ファイナル・エクスプレス(原題:釜山行き)』、『82年生まれ、キム・ジヨン』(2019)に続き、4作目の共演となる。

俳優パク・ボゴム(画像出典:パク・ボゴム Twitter)

また、所属事務所は異なるが、パク・ボゴムとは映画『徐福』(2020)で呼吸を合わせている。
映画『徐福』は、人類初のクローン人間”徐福(ソボク)”を守るという最後の任務を引き受けることにした元情報局要員ギホンが、”徐福”を手に入れようと企てるいくつかの勢力から追跡される中、予期せぬ状況に巻き込まれるストーリーを描いた作品だ。

コン・ユは、人生のラストミッションかもしれない任務を遂行する元情報要員ギホン役を演じ、繊細な感情と強烈なアクションを同時に披露する。また、密かに開発された人類初のクローン人間・徐福をパク・ボゴムが演じる。

過去に幾つもの作品で共演を果たした俳優陣が集結とあって、本作ではこれまで以上に磨き上げられた演技が披露されるのでは、と期待が高まっている。

俳優コン・ユ(画像出典:マネジメントSOOP公式HP)

共演を重ねたことで、互いの心も知れ、仲を深めたであろう俳優陣。
出演者の中でも最年長であるコン・ユは、これまで撮影現場を良い雰囲気へ導く班長として、現場を盛り上げるムードメーカーとして広く知られており、その手腕に加え、演技者の先輩としてのリーダーシップも発揮され、和やかな雰囲気に包まれた中での撮影が想像できる。コン・ユの班長としての活躍により、互いが最高の演技を披露する場を作り上げていることだろう。

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また、8月に入隊を控えたパク・ボゴムにとっては入隊前最後の撮影作となるようで、『徐福』で初共演を果たしたコン・ユとしては、入隊前の有終の美を飾ってあげたいという気持ちも込められているよう。

『徐福』に続き共演する『ワンダーランド』でも、パク・ボゴムとの宇宙レベルのケミが披露されるのか、両者のファンから熱い視線が送られているようだ。

華やかなキャスティングと『晩秋』で好評を博したキム・テヨン監督の復帰作であり、さらにタン・ウェイにとっても韓国映画復帰作である映画『ワンダーランド』は、すでに多くの期待を集め、韓国映画の中で最も期待作のひとつとして、国内だけでなく海外からも多大な関心が寄せられている。



コン・ユ

マネジメントSOOP所属の俳優コン・ユ(ハングル 공유)。1979年7月10日生まれ。

“コン・ユ”という芸名は両親の苗字から付けられたもので、本名は、コン・ジチョル。

2000年、Mnet VJ 7期として芸能界にデビューしたコン・ユは、2001年KBSドラマ『学校4』を通じて演技者としてデビュー。

2007年、日本でも人気を博したドラマ『コーヒープリンス1号店』が大ヒットし、この年MBC演技大賞で優秀賞を受賞。当ドラマは、コン・ユの出世作となった。

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