人気俳優、トップスター同士が同じ映画やドラマで共演することはめずらしいが、売れる前の俳優同士が、同じドラマに出演していた過去を持つことはある。
『太陽の末裔』(2016)で共演した女優ソン・ヘギョと結婚・離婚で話題にもなった人気実力派俳優ソン・ジュンギと、『星から来たあなた』(2013)『サイコだけど大丈夫』(2020)など主演として次々に実力を発揮してきた人気若手俳優キム・スヒョン。
2人とも今やドラマに出れば確実に主演を任されるトップスターだが、過去同じドラマに出演し、共演したことがあるという事実を知っている人はそう多くないはずだ。
2009年、俳優コ・スが除隊後初の復帰作として4年ぶりに主演したSBSドラマ『クリスマスに雪は降るの?』。このドラマは『バリでの出来事』のチェ・ムンソク監督と『ごめん、愛してる』の脚本家イ・ギョンヒがタッグを組んで製作されたヒューマンメロドラマだ。実はこのドラマに脇役で出演していたのがソン・ジュンギ、そして子役として出演していたのがキム・スヒョンだった。
ドラマ あらすじ
女手ひとつで育てられたガンジン。成績は優秀だったが何度も暴力事件を起こす問題児で、学校を転々としていた。そんなガンジンとともに母親は故郷に戻り、そこで喫茶店を開いて暮らすことになる。
成績優秀でイケメンのガンジンは、転校先の女子生徒の人気者に。ガンジンは、自分に声をかけてきたユンジュの恋人ジョンソクが、自分の母親を侮辱した男子だということを知り、復讐のためユンジュを誘惑する。
一方、ジワンは元恋人ジョンソクをユンジュに取られてしまうが、そのユンジュがジョンソクからガンジンに乗り換えたことを知って復讐するため、ガンジンに近づいた。
しかしジワンは、ガンジンのことを本気で好きになってしまう‥。
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コ・スが演じた主人公チャ・ガンジンの子役を演じたキム・スヒョンは、生きるために強くなろうと必死な姿を見せる大人顔負けの演技で、視聴者から今後の成長を期待する声が多数上がった。
一方、ソン・ジュンギは、ハン・イェスル演じる女性主人公ジワン(子役ナム・ジヒョン)の兄、ハン・ジヨン役として、脇役ではあったが妹思いの優しい演技で視聴者の心を惹きつけていた。
このドラマでの今ではなかなか見ることのできない俳優たちの組み合わせに、これを知ったネットユーザーたちは驚きの反応を見せていた。
キム・スヒョンはこのドラマ出演から2年後、2011年に放送されたKBS2『ドリームハイ』に出演し、人気が急上昇。翌12年に主演したMBC『太陽を抱く月』で大ブレイクし、”キム・スヒョンシンドローム”を巻き起こすと、年末の演技大賞でも最優秀演技賞や人気賞を受賞。子役から見事に成長し、大人の俳優としてトップスターの地位を確立することに成功した。
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ソン・ジュンギはこのドラマ出演の翌年となる2010年、KBS『トキメキ☆成均館スキャンダル』のク・ヨンハ役で注目を集め、2012年に出演したKBS『優しい男』や映画『私のオオカミ少年』の狼少年チョルスで、大ブレイク。ブレイクを果たした翌13年に軍入隊してしまうが、2015年に除隊後初の作品となった『太陽の末裔』で主演ユ・シジンを任された。ドラマは大ヒットし、ソン・ジュンギの株もさらに上昇。年末の『KBS演技大賞』では、共演したソン・ヘギョとともに大賞を受賞した。
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お互いがトップスターになってからは同じ作品で共演したことがない2人。大人気の2人だからこそ、またいつか共演を見る日が来ることを望んでいるファンからの声も多数上がっている。
キム・スヒョン
キム・スヒョンは韓国の俳優。所属事務所はゴールドメダリスト。1988年2月16日生まれ。
デビュー作は、ドラマ『キムチ・チーズ・スマイル』(2007)。
ドラマ『ドリームハイ』(2011)で初めて主演を務め一躍注目を浴び、2012年2番目の主演ドラマ『太陽を抱く月』では初めて時代劇に挑戦、視聴率40%を越える国民ドラマとなり、名実ともにトップスターになった。
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