韓国俳優といえば、”モムチャン”。”몸(モム:体)”と”짱(チャン:最高)”を合わせた造語で、健康的で美しい肉体美を誇る俳優はモムチャン俳優と呼ばれた。

元祖モムチャン俳優としてまず有名になったのはクォン・サンウだ。その後もたくさんのモムチャン俳優たちが度々ドラマや映画でその逞しい肉体美を披露している。

(関連記事)韓国女性たちが目覚めた‘筋肉美ブーム’の火つけ役の韓流スターまとめ

今回は、そんな女心を揺さぶる野獣美を持つソ・ジソプ、ヒョンビン、チャン・ヒョクの輝かしいフィルモグラフィーの中から、無口で冷たい、怒りっぽい性格、セクシーなポテンシャル、無精髭、純愛、献身、犠牲‥を演じた代表作を紹介する。

ソ・ジソブ

ソ・ジソブ

俳優 ソ・ジソブ(画像出典:51K)

1996年、MBC『男女6人恋物語』で俳優デビューしたソ・ジソブ。しばらく脇役を地道に演じながら徐々に人気を集めていたが、2004年に主演したKBSドラマ『ごめん、愛してる』で大ブレイクし、誰もが認めるトップスターとなった。

(関連記事)万年’ナンバー2’からトップ俳優へと成長したソ・ジソブの’2004年の出来高’

『ごめん、愛してる』で演じたのは、主人公のチェ・ムヒョク。養子縁組でオーストラリアに渡ったが、幼い頃から里親たちと相性が悪く、結局家出。裏通りでチンピラとして暮らしていたが、実際はお金を稼いでいつか韓国に戻り、自分を捨てた母親に親孝行したいと思う健気な青年だ。頭に銃弾を受けたあとは、余命宣告をされた中で生きていくことになる。

『ごめん、愛してる』でのソ・ジソブ

『ごめん、愛してる』でチェ・ムヒョク役を演じたソ・ジソブ(画像出典:KBS)

小学3年生の頃から11年間平泳ぎの水泳選手、中学1年からは水球選手として活躍し、全国大会水泳部門入賞や国家代表選手にも選ばれているほどで、その水泳で鍛えた見事な”逆三角形”の肉体美を『ごめん、愛してる』の中でも披露した。

ソ・ジソブ

『ごめん、愛してる』でのソ・ジソブ(画像出典:KBS)

ソ・ジソブ

美しすぎる筋肉!(写真提供:©スポーツ韓国)

この作品は、ドラマが頭から離れず何も手につかない”ミサ廃人”(韓国語のタイトル『미안하다,사랑한다(ミアナダ、サランハンダ)』の頭文字を取ってミサ)を生んで社会現象にもなり、2017年には日本でも長瀬智也主演でリメイクされた。ソ・ジソプは、これ以降の出演ドラマはほぼ主演作となった。

ヒョンビン

ヒョンビン

俳優 ヒョンビン(写真提供:©スポーツ韓国、画像出典:VASTエンターテインメント)

2003年、KBS『ボディーガード』で俳優デビュー。デビューからわずか2年後、MBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』で大ブレイク。ブレイク後、最初の作品として選んだのが、KBSドラマ『雪の女王』(2006)だった。

(関連記事)ヒョンビン、’愛の不時着’で3度目のブレイク!最初のブレイクは何と’元祖年下男子’

『雪の女王』で演じたのは、将来有望な数学の天才ハン・テウン。高校時代の親友の身に起きた悲劇に心を痛め、夢も名前も捨てた。名前をハン・ドックに変え、孤独なボクサーとして生きていたが、8年間連絡を絶っていた母親が経済的な問題で苦しんでいたため、お金を借りるために令嬢ボラの運転手として働くようになる。

(関連記事)14年前 好評を受けた御曹司役から一転、下町のボクサーに扮したヒョンビン

『私の名前はキム・サムスン』で演じた役柄は、口数の多い年下のイケメン御曹司だったが、今度は真逆。ルックスも華麗なスーツに身を慎んでいた前作とは打って変わって、無精髭を生やし薄汚れたワイルド系無口男子だった。7kg減量して筋肉を作ったボクサー姿の肉体美も披露した。

また、現在もその熱が冷めやらない大ヒット作『愛の不時着』(2019)で、ヒョンビンは主人公の北朝鮮軍人を演じていたが、アクション映画『コンフィデンシャル/共助』(2017) では、北朝鮮特殊部隊の刑事イム・チョルリョンという同じく北朝鮮出身で、ワイルド系の役を任されていた。ヒョンビンが俳優として本格的なアクションに挑戦した映画だ。

ヒョンビン

『愛の不時着』リ・ジョンヒョク(上)、『コンフィデンシャル/共助』イム・チョルリョン(下)(画像出典:tvN、movie.naver)

任務遂行中に非常事態が発生。上官の裏切りにより、目の前で同僚と妻を殺されてしまう。妻を殺して国の機密を盗み韓国へ逃亡した裏切り者の上官を追いかけて、復讐のためチョルリョンも韓国へ向かう。劇中、敵が運転し爆走中の車にチョルリョンがしがみつくシーンは圧巻だった。CGは一切使用しておらず、派手なアクションシーンもすべてヒョンビンが体を張って演じており、鍛えられた上腕二頭筋と厚い胸板は服の上からでもよくわかった。

(関連記事)ヒョンビン × ユ・ヘジン 主演映画 ‘共助2’ お披露目なるか?続編を大胆予想

チャン・ヒョク

チャン・ヒョク

俳優 チャン・ヒョク(画像出典:Instagram)

1997年、SBSドラマ『モデル』で俳優デビュー。彼のブレイクは、2002年に出演したSBSドラマ『明朗少女成功記』だ。

そして2010年に出演した『チュノ~推奴~』は、平均視聴率32%、瞬間最高視聴率41.9%を記録した大ヒットアクション時代劇である。このドラマでは、両班出身で、奴婢(ヌヒ:奴隷)の身分だった初恋の少女を探すため、奴婢を追う朝鮮最高のハンター”推奴”テギルを演じている。華麗なアクションシーンとともに、ドラマ前半では鍛え上げた肉体美をたっぷり披露し話題になった。

チャン・ヒョク

華麗なアクションと肉体美を披露した!(写真提供:©スポーツ韓国)

チャン・ヒョク

『チュノ~推奴~』でのチャン・ヒョク(画像出典:YouTube KBS Drama Classic)

(関連記事)韓ドラ・時代劇にエロチシズムを彩った肉体派スター、チャン・ヒョク

また、スパイアクションドラマ『IRIS2-アイリス2- :ラスト・ジェネレーション』では、刑事時代に巨大密輸業者を検挙した時の活躍が認められ、国家安全局(NSS)にスカウトされたTF-Aチームのチーム長ユゴンを熱演。撮影中、アクションシーンは1度も代役を立てず全て自らこなした。

IRIS2 チャン・ヒョク

『IRIS2-アイリス2- :ラスト・ジェネレーション』チャン・ヒョク(画像出典:IRIS2 KBS)

時代劇への出演が多いチャン・ヒョクだが、ブラックスーツに身を包んでも、ハードに鍛え上げられ引き締まったボディーは健在だった。


ヒョンビン

韓国の人気俳優ヒョンビン(ハングル 현빈)。1982年9月25日生まれ。

2003年にKBSのテレビドラマ『ボディガード』(2003)でデビュー。

2005年にMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』(2005)で大ブレイク。韓流スターとして、韓国や日本、中国をはじめアジア全域で人気を博している。

ヒョンビン プロフィール&記事(101)