これまで代々“韓流スター”がその時代を彩ってきたが、今年2022年もまた新たなスターが台頭している。ここ最近、この途切れぬスターリレーのバトンを受け取ったとされている俳優にナム・ジュヒョク、ソン・ガン、アン・ヒョソプが浮上した。
“スター”とは、その世界の境界線から出ても知られた人物を言う。
日本において“韓流スター”の始まりは、まさにペ・ヨンジュンだった。
あれから約20年、その称号は人を変えながら脈々と受け継がれて来た。そして2022年の現在、また新たな俳優たちが、その肩書きを受け取らんとしている。
最近まで、20代を代表する韓国のスター俳優と言えば、イ・ミンホ(*34)、キム・スヒョン(34)、イ・ジョンソク(32)、キム・ウビン(32)らの名が挙がっていた。そんな彼らも全員30代を迎え、成熟した俳優へと成長。
現在、新世代スターとして台頭しているのが、ナム・ジュヒョク(28)、ソン・ガン(27)、アン・ヒョソプ(26)だと言われている。
*年齢は全て日本基準
ナム・ジュヒョク
まず、ナム・ジュヒョクは現在放送中のtvN(Netflix)ドラマ『二十五、二十一』で、キム・テリと主演を務めており、話題性ともに大きな人気を集めている。
本作は1998年が舞台で、彼はIMFのせいでバラバラになってしまった家族の長男、ペク・イジン役を演じている。新聞配達と本のレンタルショップでアルバイトをしながら生計を立て、現在は放送局の記者として働いている役どころだ。
相手役を務めているナ・ヒドとの心地良いケミ(相性)が好評を得ており、8話以降の視聴率は10%をキープしている(ニールセンコリア)。
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ナム・ジュヒョクは20歳でモデルデビューを果たし、2014年にtvN『インヨ姫』で初演技に挑戦する。その後、JTBCバラエティー『学校に行ってきます(2014-2015)』に出演して、お茶の間で顔が知られるように。
以降、KBS『恋するジェネレーション(邦題/2015)』、MBC『華麗なる誘惑(2015)』、tvN『チーズ・イン・ザ・トラップ(2016)』、SBS『麗<レイ>〜花萌ゆる8人の皇子たち〜(2016)』と立て続けに出演。2016年のMBCドラマ『恋のゴールドメダル 僕が恋したキム・ボクジュ(邦題)』からは、完全に主役としての地位を獲得している。
かつてインタビューで「休息期間を持たず、*牛のように働いて、休まず走り続けたい」と話しており、その言葉通り2022年まで途切れることなく様々な作品に出演(バラエティー含む)。
*韓国の例え、牛は富を呼び災いを防ぐと言われている。
しかし、韓国では義務である”兵役”が、間もなく彼に訪れる。法改正により、満30歳までの入隊義務が満28歳までに引き下がったので、28歳となった彼は「年内に入隊するのでは」と囁かれている。
避けては通れない空白期だけに、そのタイミングが注視されている状況だ。
ナム・ジュヒョクの公式Instagramを見る(外部リンク)
ソン・ガン
“Netflixの申し子”と呼ばれているソン・ガンも、次世代スター俳優の地位に躍り出た。
彼は2017年デビューと、俳優歴わずか5年ながらもすでに世間から注目を浴びており、それはまさに持って生まれたスター性だと言えよう。
そんなソン・ガンは現在、JTBC(Netflix)『気象庁の人々: 社内恋愛は予測不能?!』に出演中。気象庁で働く人々の、仕事と愛を描いたオフィスロマンスドラマで、数々の人気俳優とロコを繰り広げてきたパク・ミニョンを相手に、情熱的な特報担当イ・シウを演じている。
(関連記事)期待値の低かったドラマの逆襲!韓ドラ『気象庁の人々』快進撃の秘訣
彼はtvN『カノジョは嘘を愛しすぎてる』で初ドラマながら、助演というポジションで俳優人生をスタート。その後MBC『今日、妻やめます~偽りの家族~(2017)』、tvN『悪魔がお前の名前を呼ぶ時(2019)』でもバイプレーヤーとして出演し、2019年に放送されたNetflix『恋するアプリ Love Alarm(邦題)』で、早くもメインキャストへとジャンプアップ。それからの活躍は、世間の知るところだ。
彼の出世作とも言える大ヒットドラマ、Netflix『Sweet Home -俺と世界の絶望-』は、最近シーズン2の噂があるが、果たしてこちらは実現するか。
ソン・ガンもまた、28歳を迎えるため入隊時期がいつになるのか、ファンは気が気ではない。20代最後となるであろう作品はどんなものであるか、関心が集まっている。
アン・ヒョソプ
アン・ヒョソプは、SBS月火ドラマ『社内お見合い』に出演し、コミカルな演技で新たな分野を開拓している。
今シーズンに放送されているドラマは豪華キャストが集結し、放送前から期待されていたラインナップが多かったため、他作品に少し隠れているような状況だった。
しかし、放送がスタートしてからというもの、ストレートなコミカルさが受けて今や視聴率では先頭集団を走るほどの、ダークホースとなっている。
(関連記事)韓ドラ『社内お見合い』視聴率10%突破!主演2人が掲げた’公約’が再注目
そんなアン・ヒョソプは、高身長でイケメン、スタイルの良さからモデル出身かと思われがちだが、元々はJYPエンターテインメントの練習生であり、アイドル歌手を目指した人物。
過去にトーク番組で「GOT7(ガットセブン)結成時期に、彼らと一緒に練習していた」と言及しており、事務所移籍後もメンバーのジャクソンと仲良しであることを明かしている。
またデビューは2015年、tvNの音楽バラエティー『バッハを夢見て‐いつもカンターレシーズン2』で、メディアに出た当初はバイオリン奏者としてだったという、少々異色な芸能界スタートだ。
彼が俳優として注目されたのは、2018年に出演したSBS『30だけど17です』。ボート部に所属する高校生、ユチャンを演じ「キャラクターに説得力がある」と高評価を受けた。その結果、同年の『SBS 演技大賞』で新人賞を受賞する。
そして2020年、SBS『浪漫ドクター キム・サブ2』に出演し、外科フェローソ・ウジン役を引き受け、視聴者の没入度を高めるほどの演技力を見せたことで、お茶の間の知名度を上げることに成功。
満を持して2022年、『社内お見合い』でスター俳優のラインアップに並ぶこととなった。
***
3人は容姿の良さもさることながら、“高身長”が共通点。ナム・ジュヒョクとアン・ヒョソプは187cmで、ソン・ガンは186cmである。
それぞれ出演中の作品で相手役を務めている女優陣は、決して身長が低くないのだが、彼らの前では見下ろされたり、しゃがんで目線を合わせに来られる存在に。
これも、女性の心をときめかせる要素となっているようだ。
20代前半という、力の限り、心のままに走り抜く時代を超え、世間の苦みも少し味わった20代を折り返した3人の若手俳優。
今期ドラマも終盤に差し掛かり、それぞれの物語が結末へ向けアクセルを踏み出した。
まずはそのラストを見届けてから、彼らの別の作品を見直してみたら、スター俳優の片りんに気付くかもしれない。
ナム・ジュヒョク
モデルとして活動後、2014年ドラマ『インヨ姫』で俳優デビュー。
以降、ドラマ『恋はチーズ・イン・ザ・トラップ』(2016)『麗<レイ>~花萌ゆる8人の皇子たち~』(2016)でバイプレーヤーとして活躍して頭角を現し、同年『恋のゴールドメダル〜僕が恋したキム・ボクジュ』では女優のイ・ソンギョンとダブル主演を務め、人気を博す。
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