中国での著作権侵害や無断盗用が後を絶たない。日本でもたびたび話題になるが、今回ある中国企業が、グローバルスーパースターとして世界的な人気を集めているBTS(防弾少年団)を無断盗用し、マーケティングに利用したとして猛烈な批判を浴びているようだ。
アメリカ・ビルボード”HOT 100″で最新曲『Butter』が3週連続1位を獲得するなど、21世紀を代表する世界的なアーティストとして旋風を巻き起こしているBTS(防弾少年団)。

BTSの最新曲『Butter』がビルボードの”HOT100″で3週連続1位を獲得!(画像出典:BTS公式FaceBook)
そんなBTSに対し、これまで”BTS叩き”を積極的に行ってきた国、中国‥。
昨年10月、BTSのリーダー・RMが、韓国とアメリカの友好関係発展に貢献した功労賞”バン・フリート賞”を受賞した際、「今年の行事は朝鮮戦争70周年を迎えて意味が格別だ。僕たちは両国が共に体験した苦難の歴史と数多くの犠牲を永遠に記憶するだろう」と心境を伝えたことに対し、「中国軍の犠牲を無視した」と”BTS不買運動”を行った。
(関連記事)RMの政治的発言に中国が激昂‥BTSより先に動いた韓国大手企業の’苦肉の策’
また韻達、円通、中通といった中国の大手宅配業者が、税関の新制度を理由にBTS関連製品の配送を中止し、ほかにもアメリカの伝説的シチュエーション・コメディー『FRIENDS(フレンズ)』の特別編『Friends:Reunion(フレンズ・リユニオン)』のBTS出演部分を削除して放送したこともある。
さらには、中国当局がBTSファンアカウントを「非理性的で不健全」という理由で停止し、制裁を加えたことも大きな話題を呼んだ。
そして今回、中国企業がBTSを無断盗用したマーケティングを行い、猛烈な批判を浴びているようだ。

中国企業がBTSを無断盗用!?(画像出典:BTS公式FaceBook)
韓国メディア・朝鮮日報は、中国のスマートフォンメーカー、Vivo(ヴィーヴォ)が、新製品『Vivo V215G』の発売を控え、SNSに”マクドナルド、BTSを貸して”と書かれた画像を掲載したと報じた。
続けて「公開された画像は、紫の背景の中でスマートフォンを持つ女性モデルの姿があり、画像には”Be There Soon”という文字が大きく挿入されているが、”BTS”という頭文字を大きく強調し、これがBTSを連想させる」と伝えている。
現在BTSは、マクドナルドとコラボした”THE BTSセット”を発売中だ。そのため、同メディアは「”マクドナルド、BTSを貸して”という文句もBTSをモデルに起用したような錯覚を呼び起こす」という見解を示した。
(関連記事)BTS×マクドナルド ‘THE BTSセット’ 爆発的人気…ナゲット販売量が283%増!?
さらに「もちろんBTSは、Vivoと何の関係もない。また、VivoのこのようなマーケティングもBTSの名前を直接言及しているわけではなく、”モデルに起用した”など、虚偽の事実を流布したわけではないため、法的問題があるわけではない。しかし、BTSの英語表記である”BTS”を強調したり、彼らの代表カラーである紫をメインカラーにしたり、マクドナルドについて言及するなど、さまざまな面でBTSを連想させたことは問題がある」と指摘した。
朝鮮日報が報じているように、BTSという言葉の商標範囲がどこまでなのか、商標が適用されるのかという点に置いて、正確には無断で盗用したとは言えないだろう。しかし、この件について議論が巻き起こったため、結局Vivo側は該当の掲示物を削除したという。
前述したように、中国では積極的な”BTS叩き”が行われ、そのたびにニュースで取り上げられていたが、BTSのファンは中国にも多く存在する。
例えば、ジョングクの誕生日は9月、Vの誕生日は12月であるにも関わらず、彼らの誕生日広告のための募金が早々にスタートし、Vの募金活動に関しては、参加人数が開始11分で1万人、24時間で合計21,622人となり、最高参加人数を記録したことも話題となった。
またジミンのファンクラブも中国杭州にあるビル34棟の外部を全てスクリーンにするという超大型照明イベントを行うなど、中国で正式に活動していないにも関わらず、BTSは絶大な人気を誇っているのが現実だ。
(関連記事)ジミンの中国ファンも加わった合戦!V、ジョングクと繰り広げるBTS版 ’天下三分の計’
今回中国のスマートフォン企業が自社製品のマーケティングのために、BTSを連想させる広告を出したのは、中国の若者のあいだでBTSの影響力がうかがえる出来事ではないだろうか。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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