- 韓国ドラマには定番のストーリーパターンが数多く存在する。
- その中でもラブコメに登場するのが”御曹司とシンデレラ”設定だ。
- 今回は現在放送中のJTBC『キング・ザ・ランド』にも当てはまる、御曹司との恋が楽しめる韓国ドラマをご紹介する。
日本でも高い人気を誇り、多くのファンを夢中にさせている韓国ドラマ。
そんな韓国ドラマには定番のストーリー展開がいくつか存在する。特にラブコメジャンルに数多く登場するのが、”御曹司とシンデレラ”設定だ。
現在放送中の2PM(ツーピーエム)のジュノと、少女時代(SNSD)のユナの共演作、JTBC『キング・ザ・ランド』にも当てはまるが、御曹司とのシンデレラストーリーの始まりの多くは、ヒロインが大企業に入社するところからスタートする。
その後、新入社員の彼女は礼儀のなっていない財閥3世の息子と出会い、意見や価値観の相違などから対立することに。
周囲の人々と違う反応を見せるヒロインに興味を持った御曹司は、「お前みたいな女は初めてだ」と次第に彼女に惹かれてゆくのだ。
さらに男性側は堂々とした立ち振る舞いで登場する一方、心にトラウマを抱えている場合が多い。その理由はさまざまだが、主に幼少期の父からの暴力や、母親からの愛情不足などが一般的だ。
他にも御曹司本人は経営争いにあまり興味がないなど、ラブコメ作品の中には飽きのこない定番の設定が隠されている。
今回はそんな”御曹司とシンデレラ”設定が楽しめる、韓国ドラマ5作品をご紹介する。
キム秘書はいったい、なぜ?
2018年に放送されたtvN『キム秘書はいったい、なぜ?』は、パク・ソジュンとパク・ミニョンが主演を務めた作品だ。

ツンデレ御曹司と秘書の恋の駆け引きを描いたtvN『キム秘書はいったい、なぜ?』(画像出典:tvN)
劇中ではツンデレ御曹司イ・ヨンジュン(パク・ソジュン扮)と、彼を9年間支え続けた敏腕秘書キム・ミソ(パク・ミニョン扮)の恋愛模様が描かれており、キム秘書の退職宣言から物語が大きく展開していく。
上司と秘書というビジネスで繋がっていた2人が、御曹司のアタックや駆け引きにより恋に落ちていく、関係性の変化も見どころの一つ。
イ・ヨンジュンの抱える”クモが怖い”というトラウマの理由にも注目だ。
パク・ソジュンのナルシスト溢れる御曹司演技や、メインカップルの甘いキスシーンは日本でも反響を呼び、多くの韓国ドラマファンから愛されている。
パリの恋人
キム・ジョンウンとパク・シニャンの共演作であるSBS『パリの恋人(2004)』。

ヒロインを巡る三角関係を描いたSBS『パリの恋人(2004)』(写真提供:SBS)
映画を学ぶため、パリに留学中の女主人公カン・テヨン(キム・ジョンウン扮)と恋に落ちるのは、自動車メーカーの御曹司ハン・ギジュ(パク・シニャン扮)だ。
本作では大金持ちの御曹司と、若いイケメン男子ユン・スヒョク(イ・ドンゴン扮)に愛されるヒロインの姿が描かれており、パリを舞台に複雑な三角関係が巻き起こる。
最悪の出会いを果たしたカン・テヨンとハン・ギジュが、どのように恋人関係に発展していくのかも、見逃せないポイント。
身分違いの恋や、兄弟の確執、出生の秘密など韓国ドラマ定番の設定が盛りだくさんの名作だ。
シークレット・ガーデン
魂の入れ替わりが巻き起こす予測不能な恋愛模様を描き、注目を浴びたSBS『シークレット・ガーデン(2010)』。

主人公とヒロインの魂が入れ替わるファンタジーラブストーリーのSBS『シークレット・ガーデン(2010)』(画像出典:SBS)
ハ・ジウォンとヒョンビンの主演作であり、ヒョンビンは高級デパートを運営するCEOのキム・ジュウォン、ハ・ジウォンはスタントウーマンのキル・ライムを演じている。
勘違いで出会い、すれ違いを続けていた2人は、ひょんなことから魂が入れ替わるハプニングに襲われることに。
メインキャストにはユン・サンヒョンやイ・ジョンソク、ユ・インナなど、主役級の人気俳優たちが集結している。彼らの劇中での活躍にも注目だ。
相続者たち
イ・ミンホとパク・シネが主演を務めた、SBS『相続者たち(2013)』。

人気俳優たちが数多く出演しているSBS『相続者たち(2013)』(画像出典:SBS)
本作は帝国グループの御曹司であるキム・タン(イ・ミンホ扮)と、アルバイトをしながら生活を続ける苦労人チャ・ウンサン(パク・シネ扮)による高校生の恋や友情の物語。
主人公のキム・タンは財閥の息子である一方、婚外子であり、家族から疎まれる日々を送るという切ない背景の持ち主。
複雑な家庭環境から逃げるように留学したアメリカで、ヒロインのウンサンと運命の出会いを果たし、2人の恋がスタートする。
メインカップルの恋のライバルを演じるのは、俳優のキム・ウビンとキム・ジウォン。2人の憎めない悪役演技も大きな反響を呼んでいる。
社内お見合い
2022年に放送されたキム・セジョンとアン・ヒョソプの共演作、SBS『社内お見合い』も絶大な人気を誇った”御曹司とシンデレラ”作品の一つだ。

登場カップル2組がベストカップル賞を受賞したSBS『社内お見合い(2022)』(画像出典:SBS)
本作は身代わりお見合いから巻き起こる社内恋愛を描いた、オフィスラブコメディー。
GOFOODの研究員として働くシン・ハリ(キム・セジョン扮)は、友人の代わりにお見合いに参加し、社長のカン・テム(アン・ヒョソプ扮)と知り合うことに。
初めての出会いでプロポーズを受け、キッパリと断るヒロインに対し、カン・テムはさらに求愛。積極的なアピールを続ける社長と、彼を拒むシン・ハリのコミカルなやりとりも、作品の人気の理由の一つだ。
サブカップルとして作品を彩る、ソル・イナとキム・ミンギュの恋愛も話題となり、『2022 SBS演技大賞』では、両カップルが”ベストカップル賞”を受賞している。
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