俳優ソン・ジュンギ主演の映画『勝利号』が9月に公開する。新型コロナウイルスの事態の中でも、今夏公開された映画によって息を吹き返した映画界だったが、このまま『勝利号』への追い風となるのだろうか。

俳優ソン・ジュンギが、9月23日に公開する映画『勝利号』を通じて3年ぶりにスクリーンに復帰する。

彼の主演映画は、2017年7月に公開された『軍艦島』以来になる。2019年にtvNドラマ『アスダル年代記』に出演したりもしたが、思っていたよりも話題性や視聴率が取れなかっただけに、今回『勝利号』で挽回すると同時に、果敢な挑戦の成果を収めることが出来るのか注目されている。

ソンジュンギ映画『勝利号』

ソン・ジュンギ映画『勝利号』(画像出典:勝利号 公式HP)

最近、カン・ドンウォン主演の映画『半島(累積観客動員数:380万人)』、ユ・アイン主演の『#生きている(累積観客動員数:189万人)』、ファン・ジョンミンとイ・ジョンジェ主演の『ただ悪から救いたまえ(累積観客動員数:415万人)』が多くの観客数を動員し、新型コロナウイルス感染症によって低迷していた映画界に活力を吹き込んだ。これにより『勝利号』への追い風となるはず‥と以前Danmeeでも取り上げたのだが――。(*累積観客動員数は8月24日現在)

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韓国では、8月15日、光化門(クァンファムン)で行われた大規模の反政府集会以後、新型コロナウイルス感染症の感染者が増加し、19日午前0時を基準として”社会的距離の確保”のレベルを第2段階に引き上げた。これに伴い、室内50人、屋外100人以上の集合やイベントが禁止され、スポーツ観戦も無観客試合に切り替えた。社会の雰囲気が再び冷ややかになり、映画館を訪れる観客たちの足取りも少なくなっている。

一時は映画界が活力を取り戻したものの、再び原点に戻る危機に直面して赤信号がついている中、ソン・ジュンギは観客と無事に出会うことが出来るのか。

ソン・ジュンギは、2016年に放映されたKBSドラマ『太陽の末裔』を基点に、映画とドラマの投資を左右するビッグスターとして成長を遂げ、いつでも爆発的な影響力を発揮できる俳優に選ばれている。

『勝利号』は無事公開されるのか

『勝利号』は無事公開されるのか(画像出典:勝利号 公式HP)

ただ、憂慮されている大きな課題が、まさに新型コロナウイルス感染症だ。『勝利号』の公開までは約1カ月の時間が残っているが、事態の推移がなかなか予測できないという点で不確実性が極めて高い。

ソン・ジュンギは今年、南米・コロンビアで映画『ボゴタ』の撮影中、コロナの感染拡大によるスケジュールの中断や『君と私の季節』の降板、『アスダル年代記2』の制作延期、根も葉もない交際説が出るなど、不運が続いているなか、『勝利号』はジンクスを破る作品になると思われた矢先に新型コロナウイルス感染症の拡大局面に差し掛かってしまったのだ。

『勝利号』は、今年公開された映画、また公開予定の韓国映画の中で最大規模の総製作費240億ウォン(約24億円)が投入された超大作だ。韓国国内で初めての試みとなる宇宙を背景とするSF映画で、これまでにない大きな関心が寄せられている。

作品の成功や興行成績は、俳優のキャリアやフィルモグラフィー(出演作品のリスト)に繋がる。その上、『勝利号』は、ハリウッド映画だけで見られたSFというジャンルに初挑戦するということで、今後、韓国映画の多様化を左右する基準になるという評価も聞かれるほどだ。秋夕(チュソク)連休を狙った唯一の大作として、どうか無事に公開されることを祈るばかりだ。


『勝利号』予告編(動画出典:카카오페이지)



ソン・ジュンギ

HISTORY D&C所属の俳優ソン・ジュンギ(ハングル 송중기)。1985年9月19日生まれ。

2008年ドラマ『霜花店 運命、その愛』でデビュー。

2010年に出演したドラマ『トキメキ 成均館スキャンダル』で一躍名を広め大ブレイクしたソン・ジュンギは以降、映画『私のオオカミ少年』、ドラマ『太陽の末裔』などに出演し人気を博した。

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