今月26日にカムバックを予定していた歌手のヒョナが、健康上の理由から活動延期を発表した。昨年、彼女はうつ病とパニック障害、そして神経調節性失神であることを公表し、治療を続けてきたがこの再発を受けて療養することになったという。

苦渋の決断だっただろう。

歌手のヒョナが、持病の再発を受けてカムバックを延期した。

ヒョナ、ニューシングル「GOOD GIRL」予告イメージ

ニューシングル「GOOD GIRL」予告イメージを公開したヒョナ。(画像出典:ヒョナ 公式Instagram)

今月26日に発表する予定だったタイトル曲と、今年下半期にフルアルバムを発表するために懸命に治療してきたヒョナだったが、神経調節性失神が再発してしまったという。

神経調節性失神は心身の様々なバランスが崩れしまうと発症するもので、体がふわふわしたり、血の気が引いたり、失神、吐き気などの症状が表れるそうだ。症状が重い場合は薬物療法が行われるようだが、一番の治療法は安静なようなので、彼女にはしっかり休養してほしいと思う。

そしてヒョナは昨年、上記の病と併せてうつ病とパニック障害であることを公表した。

近年、パニック障害を公表する有名人は増加しており、VIXX レオ、ラビ、AOA出身ミナ、f(x)ルナ、カン・ダニエル、MOMOLAND ヨンウ、WINNER ソン・ミノらも自身がパニック障害である(あった)ことを打ち明けている。

また日本でもSexy Zone松島聡や、King & Prince岩橋玄樹が突発性パニック障害を発症し、相次いで休業に至っている。

一体この”パニック障害”とはどんな病気なのか? 簡単に説明したい。

突然襲ってくる動悸

パニック障害とは、字の通りパニックに陥ってしまう症状なのだが、健康体であるにも関わらず突如襲ってくる発作のことを言う。

例えると、火災が発生していないのに何らかの誤作動で非常ベルが鳴ってしまう状態が、体で発生してしまうのだ。

脳の誤作動で発生する症状がパニック障害。

近年脳の誤作動で発生する症状がパニック障害と判明。(写真提供:©スポーツ韓国:pixabay)

突然動悸が激しくなり、息が苦しくなるため「死ぬかもしれない」という恐怖に陥ってしまうのも症状の一つ。しかし、パニック障害で死ぬことはなく、そのような事例もないと医療従事者は言及している(心臓発作とは別)。

やっかいなのは”再発”の恐怖

パニック障害になった人々が1番苦しんでいる事、それは「また発作が起きるかもしれない」という恐怖。これが1番やっかいな症状と言える。

パニックになる環境は人それぞれ違い、
・(エレベーター・映画館・劇場など)閉鎖的空間
・人がたくさんいる所、またはいない所
・電車のように逃げられない場所
など、特定されたものではないだけに、不安要素があちこちに潜んでいる。

そのため、外出をためらうようになり、症状が悪化してしまうことも。

パニック発作が起きたら

様々な理由でパニック障害を発症

アイドルも様々な理由でパニック障害を発症している。(画像出典:各 公式Instagram)

まずは自力で治そうとせず、心療内科で診断を受け、適切な処置を受ける事。ある程度症状が治まるまでは必ず薬物療法が必要である。

無理した結果、悪化することもあるので絶対に医療の力を借りるべき症状だ。

また、パニック障害は100人に1人がかかると言われているほど、誰にでも発生する可能性があり、また近年では脳内の神経系の機能異常に関連していることが判明しているので、前向きな通院をおすすめする。

そういった意味では、有名人の告白はかなり力強く、ありがたいものだ。

パニック発作の人を発見したら

不安や恐怖に襲われている状態なので、まずは一緒に慌てず冷静に対応してあげることが大事だ。背中をさすったり「大丈夫ですよ」などの声掛けは、パニックを起こしている人にとっては非常にありがたい一言となる。

そしてパニックにより呼吸がかなり浅くなっているので、たとえ知らない相手でも「名前は言えますか?」「症状は初めてですか?」「常備薬は持っていますか?」など、対話してあげることで呼吸を安定させる。何より”死なないので安心してください”という気持ちを伝えることが重要なのだ。

人間関係、仕事、ストレス、睡眠不足、周囲からのプレッシャー‥人間のあらゆるバランスが崩れると、様々な不調をきたす。パニック障害もその中の1つの症状であり、体が赤信号を出しているのだ。この体からの信号を無視してしまうことで、休養が短期で済んだものが長期になってしまう事もあるので、自身によるメディカルチェックも大事だが、マネジメントする側も細心の注意を払って、素早い対応とケアしてほしいと思う。



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