Yahoo!JAPANで、現在上映中の映画433編の中で1位を占めている韓国映画「パラサイト 半地下の家族」。日韓両国の政治的な葛藤が続いている中で「パラサイト」が日本でも熱い関心を集めており、今後どのような興行記録を打ち立てるのか関心が集中している。

1月10日、日本国内の映画館で「パラサイト 半地下の家族(原題 기생충 / 以下 パラサイト)」が公開されて以来、連日SNS上で話題になっている。

特に、2019年カンヌ国際映画祭の最高賞となる「パルムドール」を受賞したうえに、韓国映画史上で初めて「第92回アカデミー賞(オスカー)」で作品賞をはじめとし、監督・脚本・編集・美術・国際映画賞など6部門で候補に上がったことで、日本での反応は益々熱くなっている。

日本でも熱い反響を見せている「パラサイト」

日本でも熱い反響を見せている「パラサイト」(画像出典:パラサイト HP)

SNS上でも映画を観たネットユーザーたちの反応は熱く、「これがエンターテインメントというものだ。格差による問題、ユーモア、サスペンス、恐怖というすべての要素が網羅されている」「韓国映画特有の生き生きした描写や早い展開が見どころだ。しかし、投げかけてくるメッセージは重たくて涙が出てくるほどだ」「映画が終わって自ずと拍手が出てきた」などの賛辞が溢れている。

一般のユーザーだけではなく、バンド・GLAYのメンバーであるHISASHIをはじめとし、多くの芸能人たちもSNSを通じて高く評価をしていることで、「パラサイト」に対する興味を惹いている。

GLAYのHISASHIも「パラサイト」を称賛

GLAYのHISASHIも「パラサイト」を称賛(画像出典:HISASHI Twitter)

2000年代から「グエムル~漢江の怪物~(原題 괴물)」「殺人の追憶(原題 살인의 추억)」「母なる証明(原題 마더)」「スノーピアサー(原題 설국열차)」などの名作によって、堅固なファンダム(ファンの集まり)を作ってきたポン・ジュノ監督。

ジャンルを超越するブラックコメディである「パラサイト」が、周囲の人々による評価と完全にネタバレされていないことによる作品に対する期待感によって、多くの日本の映画ファンたちの心を惹きつけている。

特に、東京・渋谷にある映画・音楽・アートをコンセプトにしたカフェMONOCHROMEでは「パラサイト」の公開を記念して、期間限定メニューを1月30日まで販売しているようだ。

劇中登場するステーキ入りジャージャー麺と、桃をモチーフにした‘階級社会’を象徴する2層構造の桃カクテルが準備されており、「パラサイト」ファンにはたまらない一品だ。

渋谷のカフェでは「パラサイト」コラボメニューも登場

渋谷のカフェでは「パラサイト」コラボメニューも登場(画像出典:MONOCHROME HP)

このように、ポン・ジュノ監督特有の風刺とユーモアが込められた「パラサイト」が、日本の観客たちの心を捉えていることによって、長期興行に突入する可能性も高いと予想される。

韓国の映画評論家チョン・チャンイル氏によると「両国の政治的葛藤は今もなお明確に存在してるが、日本で「パラサイト」がこのように消費されていることは、文化コンテンツが十分に両国の掛け橋になれることを証明している」とし、日本での「パラサイト」熱風が日韓関係の解氷に良い影響を及ぼすことを期待している。

考え抜かれたシナリオとコミカルなセリフ、反転など全てのものが破格的だと言われている「パラサイト」。

韓国社会の今の状況がリアルに描かれていることもあり、上映期間中に一度映画館に足を運んでみる価値のある作品だと思う。