2019年7月、女優ソン・ヘギョとの離婚を発表した俳優ソン・ジュンギ。その翌年である2020年に彼は突然の熱愛説に包まれるのだが、今その話題が再燃し、注目を集めているという。どうやらその理由は今の彼の活躍に関係があるようだ。

今や韓国のトップスターとなった俳優ソン・ジュンギ、彼が約2年前、様々な不運に見舞われていたことをご存じだろうか。

韓国では今、一部メディアの報道により2年前のある熱愛説が再燃し、話題になっているという。

その理由はなぜなのだろうか? まずはソン・ジュンギに次々と降りかかった不運を振りかえる。

過去の熱愛説が再び話題となった俳優ソン・ジュンギ

過去の熱愛説が再び話題となった俳優ソン・ジュンギ(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

2年前の2020年6月12日、ソン・ジュンギと弁護士の女性の熱愛説が突然報じられた。

2019年7月に女優ソン・ヘギョと離婚後、初めての熱愛説ということもあり、大きな話題となった。

SNSでは一気に拡散され、あるYouTube(ユーチューブ)チャンネルでは、お相手女性の実名や顔などの個人情報を公開する事態にまで発展してしまう。

しかし、この熱愛説は根も葉もない噂であり、両者は「悪質なデマの流布や悪意のある誹謗中傷のコメントに対し、法的措置も辞さない」という強硬な姿勢を示し、なんとか熱愛騒動は静まった。

ところが、ソン・ジュンギの周辺は、なかなか静まることはなかった。

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2020年は新型コロナウイルスの感染拡大により、エンタメ界は大打撃を受けた。

南米・コロンビアで映画『ボゴタ』を撮影していたソン・ジュンギはコロナの影響により撮影が中断となり、スケジュールの都合上、出演予定だった映画『君と私の季節』を降板する。

続けて、2019年に人気を博したtvN時代劇ドラマ『アスダル年代記』のシーズン2も制作延期となる。

さらには、3年ぶりのスクリーン復帰作である映画『スペース・スウィーパーズ(原題:勝利号)』の公開も、2020年の夏から秋、そして冬へと再三の延期となってしまう。

このようにソン・ジュンギの2020年は、様々な不運が重なり、彼にとっては”悲運な1年”となった。

しかし2021年、彼は見事な復活劇を見せてくれる。

まず、公開が危ぶまれていた映画『スペース・スウィーパーズ』は、Netflixでの配信という形で公開が決定。公開初日には、韓国作品としては初のワールドワイドランキング1位となった。

映画では、彼自身初めての挑戦となった父親役を魅力たっぷりに演じており、ソン・ジュンギの新たな魅力を見せつけた。

続いて、約2年ぶりに復帰したtvN(Netflix)ドラマ『ヴィンチェンツォ』では、これまでの”好青年”イメージを覆す役柄にも挑戦。

韓国系イタリア人でマフィアの弁護士役、という魅力的なキャラクターを通して、カリスマ溢れる演技力を披露している。

ドラマ『ヴィンチェンツォ』でマフィアの弁護士役を演じたソン・ジュンギ

ドラマ『ヴィンチェンツォ』でマフィアの弁護士役を演じたソン・ジュンギ(画像出典:tvN)

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そして2022年、次回作はJTBCドラマ『財閥家の末息子』に出演が確定しており、放送開始はいつとなるか注目が集まっている。

また最近は、俳優としての姿だけではなく、素顔を見せる場面も増えているようだ。

自身の所属事務所HISTORY D&Cの公式YouTubeチャンネルのコンテンツに積極的に参加し、所属の後輩俳優たちの活躍に一役買っている。

俳優としての実力を証明し活躍を続ける今のソン・ジュンギには、2年前の不運の陰は微塵も見られない。

韓国メディアが報じ再注目された2年前の熱愛説は、「彼にもこんな時があったんだ!」と彼の不運の過去を知るきっかけになっているようだ。

(構成:酒井知亜)






ソン・ジュンギ

HISTORY D&C所属の俳優ソン・ジュンギ(ハングル 송중기)。1985年9月19日生まれ。

2008年ドラマ『霜花店 運命、その愛』でデビュー。

2010年に出演したドラマ『トキメキ 成均館スキャンダル』で一躍名を広め大ブレイクしたソン・ジュンギは以降、映画『私のオオカミ少年』、ドラマ『太陽の末裔』などに出演し人気を博した。

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