韓国映画『パラサイト 半地下の家族』で、裕福な一家の長女を演じた女優のチョン・ジソが、日本映画の韓国リメイク版に主役としてキャスティングされたと、韓国メディアが報じている。抜擢理由には、抜群の演技力に加え、驚くべき歌唱力があるからだと言われているようだ。

韓国映画『パラサイト 半地下の家族(2019/以下、パラサイト)』で、富裕層パク家の長女、パク・ダヘ役を演じたチョン・ジソが、日本映画『タイヨウのうた(2006)』をリメイクした、韓国映画のヒロインに選ばれたと、韓国メディアが報じている。

『パラサイト』(上)、ドラマ『謗法~運命を変える方法~』で、卓越した演技を見せたチョン・ジソ

映画『パラサイト』(上)、ドラマ『謗法~運命を変える方法~』などで、卓越した演技を見せたチョン・ジソ。(画像出典:movie.naver、tvN)

『タイヨウのうた』は、天川彩の同名小説が原作の作品。日が暮れるとストリートライブをする少女、雨音薫(YUI扮)が、平凡な少年の藤代孝治(塚本高史扮)と出会い、恋に落ちていく。ある病から、夜しか活動できないミュージシャンの少女と、彼女に出会った少年の純愛を描いたラブストーリーだ。

主人公を引き受けた歌手のYUIが、劇中に登場する楽曲を全て作詞・作曲したことでも話題となった。

また本作は、同年に山田孝之と沢尻エリカ主演でテレビドラマ化され、2018年には『タイヨウのうた~Midnight Sun~』というタイトルで舞台化もされている。さらに、ハリウッド・リメイク作『ミッドナイト・サン ~タイヨウのうた~』が製作されたほど。

日本を飛び出し、世界へと発信された『タイヨウのうた』が、今度は韓国で大衆の心の琴線に触れる予定だ。

そんな名作で、ヒロインにキャスティングされたチョン・ジソは、映画『パラサイト』『謗法:在此矣(2021)』、tvNドラマ『謗法~運命を変える方法~(2020)』などで卓越した演技を見せている。

抜群の演技力を誇る彼女が、”シンガー”であるヒロインに抜擢されたのは、あるテレビ番組がきっかけと言われてるよう。

彼女は、MBCバラエティー番組『遊ぶなら何する?(邦題:撮るなら何する?)』のプロジェクト”msg WANNABE”に参加。その際、驚くべき歌の実力を披露したのだ。そんな優れた歌唱力を知った映画制作チームが、彼女に目を付けて、ヒロイン役にキャスティングしたのではと見られている。

女優のチョン・ジソは映画やドラマで活躍を見せる

映画やドラマで活躍を見せる、女優のチョン・ジソ(写真提供:©TOPSTAR NEWS、画像出典:CJ ENM) 

ここに、俳優のキム・サンホと女優チン・ギョンが合流。劇中、2人はチョン・ジソの両親として出演するものと推測されている。

また韓国版『タイヨウのうた』は、楽童ミュージシャンのイ・チャンヒョクが、音楽監督としてデビューする作品でもある。

女優としても安定感のある演技を見せ、さらには抜群の歌声まで持つチョン・ジソ。

彼女が劇中で、どのような音楽ポテンシャルを見せてくれるのか、今から期待がかかる。

韓国版『タイヨウのうた』は、キャスティングを全て終えて、7月末にクランクインする予定だという。

(構成:星野沙)

『遊ぶなら何する?』オーディションで招待を明かしたチョン・ジソ。(動画出典:YouTube 엠뚜루마뚜루 : MBC 공식 종합 채널)




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