スキャンダルを起こし事実上活動休止状態にあったパク・シヨンと、パク・ヘスが、久しぶりに公の場に姿を現わした。ところが、世間の一部からは時期尚早なのではないかとの声が上がっている。気になるそのスキャンダルとは・・。
不祥事を起こした芸能人は、活動自粛後に復帰するタイミングが難しい。
それは日本のみならず、韓国の芸能界においても同じこと。
ここ最近、女優が立て続けに芸能活動を再開しているが、世間からは賛否両論が巻き起こっている状況だ。
彼女たちの再スタートを喜び応援する人がいる一方で、“早すぎるのでは?”と感じ、不快感を示す人も。
現在、その渦中にいるのがパク・シヨンと、パク・ヘスの2人だ。
パク・シヨン
パク・シヨンはミスコリア出身で、主にドラマを中心に脇役として活躍する女優。
日本でも話題となった『花様年華-人生が花になる瞬間-(tvN/2020)』では、劇中、ユ・ジテ扮するハン・ジェヒョンの妻チャン・ソギョン役を演じた人物だ。
しかし、2021年に起こしたある不祥事により一時芸能界から姿を消すことに。
そして、10月7日にソウル東大門デザインプラザ(DDP)で開催された、Kカルチャーファッションショー『MISS GEE COLLECTION』の2023 S/Sシーズンのショーで、久しぶりに公の場に姿を見せた。
ところが、彼女の活動再開を温かな目で見守ろうという意見がある一方で、一部からは、影響力のある有名人であるという点や道徳的な観点から、時期尚早なのではないかとの声が上がっている。
気になるその理由は、2021年に彼女が起こした飲酒運転。信号待ちしていた乗用車に衝突してしまったのだ。
事故当時、彼女の血中アルコール濃度は運転免許取り消しに該当する0.097%で、泥酔状態と判断される数値で、1200万ウォンの罰金刑に処されている。
ちなみに、彼女が飲酒運転で摘発されるのは、2006年を含めこれがなんと2度目のこと。
また2013年には、プロポフォール違法投薬容疑で懲役8カ月、執行猶予2年を言い渡された過去がある。
パク・ヘス
パク・ヘスは、2015年に『ヨンパリ~君に愛を届けたい~(SBS)』でデビューし、日本ではEXO(エクソ)D.O.( ディオ/以下、ド・ギョンス)主演の映画『スイングキッズ』に出演していた女優だ。
劇中、ド・ギョンス扮するロ・ギスが想いを寄せるヤン・パンネ役に扮し、優しくお茶目なキャラクターを演じていた。
ところが2021年に校内暴力疑惑が浮上。彼女のイメージは一気にダウンすることに。
事の発端は、彼女の中学時代の同級生だと名乗るA氏が、オンラインコミュニティーに「過去に彼女から暴力を振るわれた」という一文を投稿したことがきっかけ。
加害者の実名は挙げられていなかったものの、ネットユーザーの間ではパク・ヘスではないかとの憶測が広がっていった。
後に、A氏が追加コメントでパク・ヘスではないことを明示し該当文を削除するも、被害者だと名乗る人物が多数登場。
ネット上には暴露文が継続して投稿され、彼女の所属事務所が事実を否定するも、収拾がつかない状況に。ついには“被害者の会”まで結成され、所属事務所との激しい攻防が続いた。
結局パク・ヘスは、主演ドラマ『Dear.M(KBS2)』の放送が無期限延期となり、(2022年6月から放送された)、約1年8カ月に渡って、事実上芸能活動を自粛することに。
そして、映画『あなたと私』で復帰、今年開催された『第27回釜山国際映画祭』のイベントに参加した。
ところが疑惑が晴れたわけではなく、一部では彼女に対し不快感を示す人がいるのも事実だ。
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パク・シヨンとパク・ヘスのスキャンダルはそれぞれ、内容が全く異なるが、女優である以上、残念ながら一度ついてしまったイメージは簡単には払拭できないものだ。
彼女たちがどのように演技で挽回していくのか、今後の活動が注目される。
(構成:西谷瀬里)
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