チョ・ユニが、“ドロ沼劇の母”と称されるキム・スンオク作家の新作ドラマ『7人の脱出(SBS)』に出演する。これまで比較的無難な役柄を演じてきた彼女にとって、演技の幅を広げる新たな挑戦だ。2020年の離婚後、積極的に活動する近況と新作の詳細を紹介する。

チョ・ユニの新たな挑戦が話題を集めている。

チョ・ユニは、以前ミュージックビデオ界でヒロインとして名を馳せた。

以前、ミュージックビデオ界でヒロインとして名を馳せたチョ・ユニ。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

韓国ドラマファンには、”美人女優”、”イ・ドンゴンの元妻”というイメージが強いチョ・ユニ。彼女が歩んできた女優人生と、新たな挑戦を紹介する。

デビューは、MVのヒロイン

韓国のミュージックビデオは、1990年代後半から2000年代前半にかけて、映画を彷彿とさせるスケールとストーリー性のある内容のものがほとんどだった。

有名俳優が出演し、撮影は海外で行われるのがざらだった時代だ。

チョ・ユニが出演した『I Believe』MV

チョ・ユニが出演した『I Believe』MV(画像出典:韓国オンラインコミュニティー)

その頃、ミュージックビデオ界のヒロインとして名を馳せたのがチョ・ユニ。

当時、彼女は神秘的なビジュアルで多くの人から愛され、2002年からは本格的に女優としての活動を開始、そして2017年にイ・ドンゴンという人生のパートナーを得ている。

しかし約3年後の2020年、結婚生活にピリオドを打ってシングルマザーに。

このプライベートでの大きな変化がきっかけとなったのだろうか、以前はホームドラマに携わるなど比較的無難な役柄を務めてきたのだが、離婚後は演技の幅を広げることにしたようだ。

そんなチョ・ユニの挑戦が見られるのは、2023年に放送予定の新作ドラマ『7人の脱出(SBS)』。

『7人の脱出(SBS)』は、チョ・ユニが出演する新作ドラマ。

チョ・ユニが出演する新作ドラマ『7人の脱出(SBS)』イメージ。(画像出典:SBS)

なんと彼女は新たな人生のスタートに、本国で“ドロ沼劇の母”と称されるキム・スンオク作家の作品を選んだのだ。

キム・スンオク作家といえば、シンドローム級の人気を誇った『ペントハウス(SBS)』シリーズで、復讐、殺人、不倫をテーマに人間の本性を赤裸々に描いた脚本家。それだけに、『7人の脱出』も強烈なキャラクターの登場と、ドロドロとしたストーリー展開が予想される。

現に、“韓国ドラマ史上、類を見ないレジェンド作になるのではないか”と期待する声が寄せられているほどだ。

『ペントハウス(SBS)』は、キム・スンオク作家が手掛けた。

キム・スンオク作家が手掛けた『ペントハウス(SBS)』ポスター。(画像出典:SBS)

気になる物語は、多くの人の嘘と欲望が絡み合って姿を消した少女に関与する7人の人物が、大事件に遭遇することで繰り広げられる内容。どんでん返しを繰り返す真実の追跡、神が下した罰のような裁きがダイナミックに描かれている。

チョ・ユニは、美術教師のコ・ミョンジ役を務め、いつもは学生をリードする良い教師だが、心に闇を抱えた人物で、大切なものを守るために嘘をつき、守るものが多くなるほど大胆な行動をとっていく。自身の恥ずかしい部分がばれないよう、学校に妙な噂を広げる人物として、劇の流れを変える役柄だ。

どうやら、彼女のこれまでのイメージとは異なる、クセのあるキャラクターを演じるのは間違いないようだ。

ちなみに、その他の出演者はオム・ギジュン、ファン・ジョンウム、イ・ジュン、イ・ユビ、シン・ウンギョン、ユン・ジョンフン、チョ・ジェユン、イ・ドクファなど、そうそうたる俳優陣が名を連ね、中には『ペントハウス』に携わった役者もいる。

『7人の脱出(SBS)』は、そうそうたる俳優が出演する。

『7人の脱出(SBS)』に出演するそうそうたる俳優陣。(画像出典:SBS)

チョ・ユニの『7人の脱出』での活躍が期待されるところだが、それとは別にもう1作、『ヌルボムガーデン』で、自身初のホラー映画に出演することも分っている。

韓国の芸能界において女優は、結婚や離婚後、長いブランクを強いられるか、バラエティタレントに転向するケースが多い。

だが、チョ・ユニは女優として、より精力的に活動を続けている。

(構成:西谷瀬里)




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