日韓の視聴者を熱狂させている、tvN(Netflix)『二十五、二十一』。ここに登場するフェンシング部のコーチ役に扮した女優の経歴に注目が集まっている。俳優として活躍する以前、アナウンサーとしてメディアを賑わせていたという。
日本の韓国ドラマファンを熱狂させている、tvN(Netflix)『二十五、二十一』。
ストーリーも終盤を迎え、残すところあと2話となった本作。早くもドラマロスを悲しむ声が聞かれ始める中、ある女優に注目が集まっている。
その女優とは、劇中、テヤン高校フェンシング部のコーチ、ヤン・チャンミ役を演じたキム・ヘウンだ。

キム・へウンは劇中、フェンシング部のコーチ、ヤン・チャンミ役に扮した(画像出典:INYEONエンターテインメント)
キム・へウン扮するヤン・チャンミコーチは、フェンシングの金メダリストとして多くの栄光を享受した人物。
スポーツスター出身コーチで、主人公ナ・ヒド(キム・テリ)に色々と教え、彼女を感動的な勝利へと導かせた。

ドラマ『二十五、二十一』。フェンシングのシーン(画像出典:tvN)
このキャラクターでも分かる通り、知的で冷静、落ち着いた雰囲気が魅力の彼女。そんなビジュアルを見て、ピンと来た人も多いはず。
彼女はパク・ソジュン主演の大ヒットドラマ『梨泰院クラス(2020)』にも出演し、ストーリーに緊張感を与える役どころを演じていた。
キム・へウンが演じたのは、チャンガグループ専務のカン・ミョンジョン役。
チャン会長と一緒にチャンガを創立した人物の1人娘で、チャンガグループの大株主だ。人生を捧げ尽くしてきた会社を大切に思いながら、次期会長を狙う野心家でもある。

ドラマ『梨泰院クラス』では野心家でキレ者の専務役に扮した(画像出典:JTBC)
2作品ともに、頭脳明晰、冷静沈着、野心家‥と、キャリアウーマンのような雰囲気を漂わせるキャラクターを完璧に演じている。
それもそのはず、実はキム・へウン、女優になる前はMBCでアナウンサーとして活躍を見せていた。
ソウル大学の音楽学部声楽科を卒業した才女であるキム・へウンは、韓国中部の都市、清州のテレビ局でアナウンサーとして勤務。
その後、ソウルに上京し気象キャスターとして活躍、2004年に8年間の気象キャスター生活を終え、女優へと転向した。
キム・ヘウンはこれを「気象キャスターとして活動当時、報道局を背景にしたドラマがあり、私も出演することになった」とし、「そのため演技を習い始めたが、だんだん興味を感じて転向するようになった」と説明している。
女優となった後、キム・へウンは夫から”結婚詐欺”だと言われたそうだ。
キム・へウンはこれを「気象キャスター時代、知人の紹介で出会い縁を結んだ。だが、女優になってからは性格が変わったと言われる」とし「強いキャラクターを数多く演じたため、性格も変わった。それで夫が驚いている」と語り、微笑ましいエピソードに話題を集めていた。

知性にあふれ、さらにゴージャスな雰囲気が魅力のキム・へウン(画像出典:INYEONエンターテインメント公式サイト)
彼女の役者人生は、2002年にスタート。MBCの青春シチュエーションコメディー『ノンストップ3』に気象キャスター役で出演したことから。
その後、2004年のドラマ『結婚したい女』でミョン・セビンの友人役として出演したが、6話に渡って登場することになり、ここで本格的に演技に接することになる。
MBC退社を決心した後、3年間の休息を取って演技の勉強を始めたキム・へウン。2007年に、MBC『アヒョン洞の奥様』にて声楽科出身の長女役を演じ、女優デビューを果たす。
その後、2012年に映画『悪いやつら』でホテルの女社長役で出演し、大衆の注目を集めた。ソウル大学声楽科出身のエリートなイメージでは到底想像できないようなキャラクターで驚きを与えた。
アナウンサーという経歴に、輝かしいほどのビジュアルを誇るキム・へウン。才色兼備という言葉がぴったりの彼女が、今後どのようなキャラクターに扮していくのか、楽しみでならない。
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