先日、日本のある媒体で”東方神起のファン分裂寸前”という記事が掲載された。それには昨年私生活で大きなターニングポイントを迎えたチャンミンの”結婚”が関連しているようだ。(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
2月18日、東方神起(TVXQ)のチャンミンが結婚後初の誕生日を迎えた。
韓国では、結婚したスターのことを『既に誰かに買われ、売り切れとなった』という意味で”品切男”、”品切女”と呼び、正にチャンミンも”品切男”リストに名を連ねているのだ。
2004年のデビュー当時、女性たちの心を揺さぶった15才の幼いチャンミンが、いつの間にか33才になり色気あふれる大人の男性に成長。
デビューしてから長い歳月が経ったが、芸能活動を続けながら物議が1つもなく、誠実なイメージで模範的なアイドル歌手という評価を受けたチャンミンは、昨年6月に一般女性との結婚を発表した当時も”理想的”と言われた珍しいケースだった。
(関連記事)東方神起 チャンミン、結婚発表が最も理想的と言われている理由
しかし、ツイッターなどのSNSでは一部チャンミンの結婚に落胆したファンも見受けられ、「誰にでも人権はあるけれど、はやりアイドルを仕事にしてる人にしては早すぎる結婚ではないのか」「結婚は明るいニュースだけどファンは敏感なのです」「おめでたいけど、ごめん‥」など、露骨に失望感を表していた人々がいたことも事実だ。
このチャンミンの結婚を置いて、先日日本のあるメディアでは”東方神起のファン分裂寸前”とも報じられるほどだった。
該当の媒体によると、「今年1月に2ndミニアルバム『NOIR』をリリースしたユンホは、各種アルバムチャートや音楽番組で1位を獲得し、ソロアーティストとしても音楽シーンで存在感を示している」としながら、「ユンホとは対照的に、チャンミンは結婚後、開店休業状態が続いている。こうした状態が続くことでファン同士の対立が激化し、”最悪のシナリオ”もあり得る」と伝えたのだ。
この記事により、2009年~2010年頃に起きた、5人組から2人体制での活動を再開した”分裂”が思い出され、再び”分裂”が起こるのかと危機感を募らせたファンも少なくない。
だが10年前、”分裂騒動”が起きた際、ユンホとチャンミンは韓国メディア・連合ニュースとのインタビューで”東方神起”について熱い想いを伝えた。その言葉がいまだファンの間で記憶に残り語り継がれているため、今一度ここで彼らが語った内容を振り返ってみたいと思う。
韓国媒体とのインタビュー
2011年1月、ユンホとチャンミンは『Why? (Keep Your Head Down)』をリリースし、2人体制で新たな出発をした。
その心境について2人は、「ステージに立った僕たち2人の目からレーザーが出ていませんでしたか? 僕たち2人を眺めるファンの心配な視線を振り切ろうと、また、僕たち自らに失望するまいと熱心に準備しました。僕たちは夫婦のようにお互いを心より理解しています」と語った。
また、チームを離れたメンバーに対して、ユンホは「僕たちは彼らを待ちました。でも、東方神起が忘れられてはいけないので、5年、10年待つことが出来ませんでした。この問題が解決される時まで誰かが東方神起を守らなければなりませんでした」とコメント。
続けてユンホは「今回のことを契機に東方神起の意味がより一層大きくて貴重なことだと分かりました。山の最高峰に行くには、峰から峰へ続く線を登って下って歩いて行かなければならないように、10年、20年が過ぎれば今がどれほど良い時期だったのか悟ることでしょう。これからも東方神起に対する自負心は変わりません」と述べた。
*****
今、活躍している若手のアイドルグループたちを先導し、ロールモデルになっている東方神起。この先も後輩やファンたちを失望させることなく”東方神起に対する変わらぬ責任感”を胸に、”分裂”など感じさせないほど精力的に活動を続けていく2人に対してエールを送るファンが圧倒的に多いであろう。
今後も”情熱のアイコン”ユンホと、柔軟な対応力を持つチャンミンのシナジーで、夢と希望をファンに与えるアーティスト”東方神起”の名前と地位を守り続けて欲しい‥と多くのファンが願っている。
東方神起
東方神起(TVXQ)は、チャンミン、ユンホによる韓国出身の男性デュオ。
レコード会社兼芸能事務所のSMエンターテインメントに所属し、韓国や日本を中心に活動している。
2010年までは5人組ボーカルグループで活動していたが、2009年7月メンバーのうちジェジュン、ユチョン、ジュンスの3人が所属事務所に対する専属契約効力停止の訴訟を起こし、5人での活動が無期限休止され、翌2011年1月のカムバック以降はユンホ、チャンミン2人で活動している。
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