韓国アーティストの活躍は本国だけでなく世界へと広がり、いまや世界中で聴かれているK-POP。BTS(防弾少年団)の世界的躍進というハッピーな話題から世間に大きな衝撃を与えたバーニングサン事件など、2019年の韓国芸能界の‘明暗’を分けたニュースをピックアップ。

K-POPが世界の音楽トレンドに位置づけられ、韓国ミュージシャンたちの活躍が目立った2019年。

アジアを越えて世界へと活躍の場を広げ、彼らの影響力と波及力が高まっている。

もちろん明るいニュースばかりではない。

デマやスキャンダル、性関連の犯罪で、グループからの脱退だけではなく芸能界を引退した人物も多数いる。

彼らはステージに立つことよりも警察署と法廷に出入りする方が多く、ファンダムには大きな失望と虚しさだけが残される結果となった。

[明] ポップ辺境から世界の中心へ

K-POPが今のような影響力を持つようになったのはそれほど昔のことではない。

アジア圏で波及力を持つことはあったが、世界で活躍するようになったのはBTS(防弾少年団 / 愛称 バンタン)の歩みによるものが大きい。BTSは2015年にリリースしたミニアルバム「花様年華pt.1」で韓国内の音楽番組を1位で占め、翌年に単独コンサートを開催。3年後にはトップスターの仲間入りを果たした。

世界で爆発的な人気を誇るBTS(写真提供:©スポーツ韓国)

昨年8月に開催した「LOVE YOURSELF」ツアーでは、韓国、米国、カナダ、英国、オランダ、ドイツ、フランス、日本、台湾、シンガポール、香港、タイ、ブラジル、サウジアラビアなど世界23都市62公演を行い、約206万人余りのファンたちと会っている。米ビルボード200チャート1位、英国UKオフィシャルチャート1位、ビルボード年間トップアルバムセールスチャート6位、ビルボード200・年末の決算チャート51位、日本のオリコンチャートのデジタルアルバムランキング1位など数々の偉業を成し遂げたのだ。

今年2月、韓国歌手で初めて米国グラミー・アワードの舞台にプレゼンターとして立ち、5月には「2019ビルボード・ミュージック・アワード」でイマジン・ドラゴンズ、マルーン5、パニック・アット・ザディスコなどを抑え「トップデュオ/グループ(Top Duo/Group)」を受賞。いまや米国主要チャートのレギュラーであると言える。

SuperM(スーパーエム、写真上)とBLACKPINK(ブラックピンク、写真下)が米国で頭角を現わしている(写真提供:©スポーツ韓国)

BTSの活躍は他のグループの世界進出の礎石となった。以降、BLACKPINK(ブッラクピンク)とNCT127、MONSTA X(モンスタエックス)、SuperMなどが米国市場に進出しビルボードチャートにランクインするなど、多くの関心を受けた。もはや米国や欧州でK-POPに熱狂するのは驚くべきことではない現実となった。Youtubeなど巨大なプラットフォームの成長が、この人気をさらに加速させている。

[暗]泥沼化したバーニングサン・スキャンダル、音源買い占め

バーニングサン事件で引退したスンリ(左)(写真提供:©スポーツ韓国)

単なる暴行事件に見えたバーニングサンの騒動。最初の告発者キム・サンギョ氏は昨年11月、バーニングサンのクラブ関係者から集団暴行を受け、これが自分のせいになってしまうという懸念から、警察や多くのクラブの癒着疑惑を告発し「バタフライ効果」に火をつけた。

だが、これは氷山の一角だった。バーニングサンの中では、性的暴行や麻薬、暴行などが頻繁に起きており、その中心にはスンリ(元BIGBANGのV.I)がいた。スンリは最初「実質的な経営には関与していない」とすべての容疑を否認したが、性売買斡旋はもちろん、バーニングサン資金横領に対する証拠が登場すると、BIGBANG(ビッグバン)から脱退し芸能界を引退した。

事件はこれで終わりではなかった。いわゆるチョン・ジュンヨンの「黄金の携帯」と呼ばれる携帯電話を通じて、多数の女性らと性的関係の動画を密かに撮影した歌手らが相次いで立件されたのだ。ひどいことに集団での性的暴行までが明らかになった。チョン・ジュンヨンをはじめ、チェ・ジョンフン、イ・ジョンヒョン、ヨン・ジュンヒョンなどがグループチャットルームにいたことが明らかになり、それぞれがグループを脱退した。

パク・ギョン

音源買い占め疑惑を提起したパク・ギョン(画像出典:パク・キョンオフィシャルTwitter)

年末には「音源買い占め」という話題も大きな波紋を呼んだ。Block B(ブロックビー)のパクキョンが自身のSNSを通じて、Vibe(バイブ)、ソン・ハイェ、イム・ジェヒョン、ジョン・サングン、ファン・インウクらを実名で公開し、彼らが法的対応に出たのだ。これにパクキョンは引き下がらずに対抗すれば、騒動は大きくなった。

また、マミソン、ソン・シギョンなどが買い占めに対する苦言を間接的にほのめかし、公然と起きている事実であることを暴露した。

まだ買い占めについては確かな証拠はない。しかし、数年前と比べて名前も知らないアーティストたちが音源チャートを占領し、爆発的な逆走が頻繁に起きていることについて理解に苦しむという世間からの声も一理はあるようだ。

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BTS

防弾少年団は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループ。
パンシヒョクのプロデュースによって誕生したBigHitエンターテインメントのヒップホップグループである。
デビューアルバムは<2 COOL 4 SKOOL>、デビュー曲は「No More Dream」。
グループ名の「防弾少年団」には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味を込めている。
ハングル表記は방탄소년단(バンタンソニョンダン)からバンタンと呼ばれることが多い。

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