BIGHITミュージックが、BTSに対するネット上の誹謗中傷の断罪に乗り出した。同社は、悪質ユーザーに対して法的措置を講じていることや、今後のスタンスをファンに報告している。この動きに韓国ファンは、現在急増しているV(ブイ)に対する誹謗中傷への対応だと推測しているが。
BTS(防弾少年団)の所属事務所、BIGHITミュージック(以下、BIGHIT)がネット上の誹謗中傷に対する強硬な対応を予告した。
6月9日、ファンコミュニティープラットホームのWeverse(ウィバース)に「オンライン上において、BTSに対する名誉棄損、中傷、セクハラ、フェイク情報を掲載する者に対して多数の告訴を行った」と告知。
続けて「DCインサイド(コミュニティーサイト)で、1人のユーザーが複数のIPを作って中傷の書き込みを掲載している」と、具体的な被害事例も紹介している。
急増するVへの中傷行為
この動きに韓国ファンは、現在急増しているV(ブイ)に対する誹謗中傷への対応だと推測している。
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Vは最近、女性アイドルとの熱愛説をはじめ、態度問題を過剰に非難する声が増え、ファンを憂うつにさせているという。
これには韓国ファンも、BIGHITの適示した”DCインサイド”での中傷コメントを共有しながら、強い口調で”悪質ユーザー”を批判している。
しかし、韓国ファンの間では思わぬ議論が勃発しているようだ。
それは、Vへの中傷を繰り返す人物の正体について。
一部のネットユーザー同士が「アクゲによる仕業」と主張するのに対し、「アクゲと断定している者こそがアクゲではないか」と対抗しているのである。
アクゲとは
まずアクゲの意味についておさえておこう。
アクゲ(악개)とは、”悪性個人ファン(악성개인팬)”の意味を持つ韓国語である。
グループ全体ではなく、特定の個人メンバーだけを応援し、そのメンバーの評価を上げるために努力は惜しまない。その一方で、人気や能力の比較対象となる他メンバーへの中傷を、日常的に行っているファン(もしくは組織)のことを指す。
一部ファンが、一連の中傷行為を”アクゲの仕業”と断定し、批判を強める事がなぜ議論に繋がっているのだろうか。
それは、今回問題提起をしているファンが、”(メンバー名)のファン”と名指しで批判をしているため。
この動きに深い憂慮を示すのは、もちろんBTSファンだ。彼・彼女たちからは「そういう”犯人捜し”こそが”アクゲ”だ!」「(犯人は)BTSのアンチかもしれないのに、特定メンバーを名指してしまったら、ファンの分裂を招く恐れがある」という心配と共に、自制を求める声が寄せられている。
アクゲは”大口顧客”
問題は、所属事務所によるアクゲへの断罪が容易ではない点だ。
特に、BTSメンバーの個人活動が本格化されれば、特定メンバーを推すアクゲはライバル心を燃やし、大量のコンテンツを消費してくれるからである。
つまり、所属事務所にとってアクゲという存在は、”目障り”な”大口顧客”なのだ。
しかし今回、BIGHITはアクゲとアンチへ強硬な法的対応を取るなど、根絶に乗り出した。それは”BTS”という大きなブランドを守るためだと見られる。
現在、韓国ファンの”アクゲ議論”は、平行線をたどりながら進行している。
なぜなら、”推しに対する愛はアクゲではない”というプライド、すなわち”ダブルスタンダード”を捨て切れないファンが、依然として多いためだ。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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