歌手のカン・ダニエルが、ファンと交流するプライベートメッセージで、自身がMCを務める『STREET MAN FIGHTER』に言及したのだが、この内容を巡り議論が巻き起こった。その後、彼は自身のSNSを通して謝罪している。
韓国の人気アーティスト、カン・ダニエルが自身の発言を巡る議論に対し、謝罪した。

自身のSNSに謝罪文を掲載したカン・ダニエル(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
7月20日、カン・ダニエルはSNSを通して「プライベートメッセージに関して、まずはお詫びを申し上げる」と、現在韓国ネットで議論となっている自身の発言を謝罪した。
そして「度を越えた発言で、誤解を招いてしまった事を申し訳なく思う。男女性差を助長する発言がナーバスな状況の中で、軽率な対応をしてしまった」と反省の弁を述べている。

自身の発言を巡る議論に対して、謝罪したカン・ダニエル(画像出典:カン・ダニエルInstagram)
これに先立ち、韓国のオンラインコミュニティーには、カン・ダニエルのプライベートメッセージ(ファンと直接やり取りをする有料メッセンジャー)が公開され、波紋を呼んだ。
同メッセージには、自身が司会を務める番組『STREET MAN FIGHTER(Mnet/8月放送予定)』に対する、カン・ダニエルの率直な感想が綴られている。
しかし「(出演者全員が)男性だから、本当に気が楽! 幸せ! 同じ男性だから、*圧倒される事もない。(前作では)本当に怖かったよー。タフなメイクをした姉さんたちが出演してたから」という、愚痴とも取れる軽はずみな発言について、ファンから指摘を受けてしまう。
*本文では、”気が吸い込まれる”という表現が使われているが、意訳すると”完全に圧倒される”、”相手の気迫に負けてしまう”という意味。
カン・ダニエルの指す”姉さんたち”は、2021年に放送された『STREET WOMAN FIGHTER(Mnet)』に出演した、女性ダンサーたちのこと。カリスマ溢れる”ダンスバトル”で、人気番組へとのし上げた彼女たちの功績は、実に大きい。
その爆発的な人気のおかげで、第2弾として男性ダンサーによる続編が放送される事になったのだ。

『STREET WOMAN FIGHTER』でMCを務めたカン・ダニエル(画像出典:YouTube Mnet TV映像キャプチャー)
一部のファンは、カン・ダニエルの発言に対して「性別で出演者を区別するかのような発言は自制してほしい」と要請。
すると、カン・ダニエルは「そんな‥言葉を失った‥怖いと正直に言ってはならないの?」と反論し「ブロックするよ~さよなら」と、問題を提起した一部のファンを、逆ギレとも取れる形でブロックするのだった。
この一連のやり取りが、オンラインコミュニティーで掲載されると、韓国ネットで賛否が巻き起こることに。
「MCとして、感じた事をフランクに語っただけなのに何が問題?」「完全にあげ足取り」と擁護する声が寄せられる一方で、「男女の違いを、自分が出演した番組を例に説明しているようで不快」「番組に出演したダンサーたちにも、極めて無礼な発言」「性認知感受性がない」と、批判の声も多数登場した。
最近韓国では、若者の間で「男性は〇〇であるべき、女性は〇〇であるべき」という、性別による”典型”を決めつける思想を古いものとし、それらしい行為をした者を「性認知感受性がない」と排斥する動きが顕著である。
例えば、一般企業における社内で「お茶出しは女性社員の仕事」「男性は黙々と仕事を進めるべき」という言葉は、”性認知感受性”のない発言として、禁止表現になっているという。
一部の男性有名人が、この”男女の役割”を軽いノリで語り「性認知感受性に欠如している」と批判に遭った事例も少なくない。そのため、男女比較や役割についての発言は、タブー視される傾向が年々強くなっている。
カン・ダニエルは今回、新米MCとしての苦い経験と、出演番組への心情をあからさまに語ってしまった。
彼は何の気なしに口にした感想が、まさか”ジェンダーの葛藤”を助長するという、大きな問題に発展するとは思っていなかったようだが、結果的に”性認知感受性に欠けた人”という認定を受け、謝罪する事態にまで追い込まれてしまったのである。
カン・ダニエル
韓国出身の男性歌手。
Wanna One(ワナワン / ハングル 워너원)の元メンバー。
2017年韓国で放送されたオーディション番組「Produce 101 season2」に出演し101名の練習生の中で最終的に1位を獲得しデビューした。
ファンクラブ名は彼の名前“Daniel”に接尾語“-ity”が組み合わさった造語「DANITY(ダニティ)」。
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