俳優のキム・ビョンオクが、7月20日にMBCバラエティー『ラジオスター』にゲスト出演、近況を伝えた。同局の番組に出るのは、“ある出来事”で出演停止を命じられてから約2年だという。これを機に、名脇役として活躍した彼が起こした問題を振り返ってみる。
不祥事は、人気芸能人の活躍の場を一気に奪うことがある。
俳優のパク・ソジュンが主演を務めた、tvNドラマ『キム秘書はいったい、なぜ?(2018)』で、彼の父親役を務めていたキム・ビョンオクもその1人だ。

俳優のキム・ビョンオク。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
彼は、ある事件により一部の放送局から出演停止を命じられていた。それが今年に入ってようやく解除されたようで、各番組に登場するように。
そして7月20日、MBCバラエティー『ラジオスター』を通して、近況を伝えたばかりだ。

約2年ぶりにMBCのバラエティー番組『ラジオスター』に出演した、キム・ビョンオク。(画像出典:MBC『ラジオスター』映像キャプチャー)
キム・ビョンオクといえば、韓国では名バイプレーヤーとして知られ、数々のドラマや映画で好演を繰り広げてきた。
日本でも有名な出演作を挙げるならば、前出の『キム秘書はいったい、なぜ?』を含め、『君の声が聞こえる(SBS/2013)』『トライアングル(MBC/2014)』『仮面(SBS/2015)』『この恋は初めてだから(tvN/2017)』、映画『オールド・ボーイ(2003)』『インサイダーズ/内部者たち(2015)』などがある。
特に悪役を演じることが多く、キム・ビョンオク特有のクセの強い演技は、各作品で強い印象を残してきた。

映画『オールド・ボーイ(2003)』に出演した際の、キム・ビョンオク。(画像出典:『オールド・ボーイ』映像キャプチャー)

『仮面(SBS/2015)』に出演したキム・ビョンオク。(画像出典:SBS『仮面』映像キャプチャー)
しかし2019年、飲酒運転で大きな議論を巻き起こし、華やかな役者人生に暗雲が漂う。
当初、キム・ビョンオクは飲酒後に、自宅アパートの駐車場へ自ら運転して車を停めたことで摘発されていた。
そして彼自身も警察での取り調べに対し、お酒を飲んだ後「帰宅するために運転代行サービスを利用し、自ら駐車するために運転した」と語っている。
韓国のネットユーザー間では、飲酒にまつわる問題が起こると、総じて批判的な反応を示す傾向にあるが、この時ばかりは擁護に回る意見が大多数を占めた。
それは、いささか疑問に思われる部分がいくつかあったからだ。
まず、多くの人の目に触れる場所ではない自宅駐車場で、夜中の1時という遅い時間に「車がおかしな停まり方をしている」との通報があり、警察が既に帰宅していたキム・ビョンオクの調査に訪れたという点。時間も場所も、現行犯ではない事にも違和感が残った。
当時、運転代行のドライバーの中には、駐車料金をチップとして要求する少々タチの悪い者がいた。
このケースと当日の状況から、ネットユーザーは「ドライバーがチップを断られたことに腹を立てて、警察に通報したのではないか」と推測し、キム・ビョンオクに同情票が集まった。
また、「運転代行を呼んでおり、道路を走行したわけではないから、一般的な飲酒運転とは異なる」という反応も。
結局、キム・ビョンオク本人と彼の所属事務所は公式に謝罪の意を示し、事態は終結したはずだった。
ところが後に、実際には2.5kmという距離を自ら運転し、帰宅していたことが判明。当然世論は一変、それどころか嘘をついていたという事が火に油を注いでしまう。
その結果、2020年9月に韓国を代表するテレビ局のKBS、EBS、MBCから出演停止芸能人に指定されてしまった。
しばし時を経て、今年の4月13日にはKBS2『クイズバラエティー~屋根部屋の問題児たち』へ、7月20日には冒頭で触れた『ラジオスター』にも出演している。
現段階で復帰作の知らせはないが、今後再び俳優として登場するだろう。名脇役として、高い演技が評価されている彼だけに、同じ轍を踏まないことを願うばかりだ。
(構成:西谷瀬里)
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