tvN『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』が放送開始から5周年を迎える12月、新ドラマ『不可殺』が待望のスタートとなる。しかし、新作に期待が寄せられる一方で、視聴者からは早くも『トッケビ』に似ているとの厳しい声が‥。韓国で制作されるファンタジーロマンス劇は、『トッケビ』を越えられないのか。
来る12月2日、tvN『トッケビ~君がくれた愛しい日々~(2016/以下、トッケビ)』が放送開始から5周年を迎える。

日本でも大ヒットを記録した、tvN『トッケビ~君がくれた愛しい日々~』(画像出典:tvN)
『トッケビ』は、コン・ユ扮する高麗時代の英雄”キム・シン”が、若い王の嫉妬により逆賊として命を落とし、900年以上の間、胸に剣を刺したまま”トッケビ”として不滅の命を生きることに。だが、そんな彼を永遠の命から解き放つことができる唯一の存在、”トッケビの花嫁”ことウンタク(キム・ゴウン)によって本物の愛を知ることになる、切なくも悲しい物語だ。
「韓国ドラマ」と聞くと『トッケビ』を思い出す人が多く、それほど高い人気を博した作品だ。
まさに”不朽の名作”を生み出した韓国ドラマ界はその後、数多くの新作を世に送り出してきた。
様々な題材を用いて、ラブストーリー、ファンタジー、ヒューマンドラマ、韓国ノワールと、あらゆるジャンルの作品を制作し、ドラマファンの期待に応えている。

12月18日にスタートするtvN新土日ドラマ『不可殺(原題)』(画像出典:tvNdrama公式Instagram)
今期も視聴者を満足させるべく、期待作を多く揃えてきた。その代表作と言えるのが、12月18日にスタートするtvN新土日ドラマ『不可殺(原題)』だ。
このドラマは、600年前に生きていた人間であったが、殺すことも、死ぬこともできない不可殺になったタン・ファル(イ・ジヌク)と、600年もの間、転生を繰り返しながら不可殺に追われる女性のミン・サンウン(クォン・ナラ)のストーリーを描いている。
Netflix(ネットフリックス)『Sweet Home~俺と世界の絶望~』でピョン・サンウク役に扮したイ・ジヌクと、JTBC『梨泰院クラス』でサブヒロイン、 オ・スア役を演じたクォン・ナラが主演を務めることでも注目が集まっている作品だ。
しかし、『不可殺』の2次ティーザー映像が公開されるやいなや、これを見た視聴者から「『トッケビ』を思い出させる」との指摘が飛び出してしまった。
“殺すことも、死ぬこともできない、1人の男の悲しくて美しい縁”というストーリーがそう思わせてしまったようだ。
(関連記事)設定が『トッケビ』に似てる? 新韓ドラ『不可殺』2次ティーザー公開

『トッケビ』に死神役で出演した、イ・ドンウクが主演するtvN『九尾弧伝』(画像出典:tvN)
これ以前、イ・ドンウクの主演作、tvN『九尾弧伝(2020)』も同じような声が寄せられていた。
『九尾弧伝』は、都市に定着した九尾狐(クミホ)と彼を追うプロデューサーのファンタジーロマンス劇で、『トッケビ』で死神役を演じたイ・ドンウクが再び挑戦するファンタジー作ということから、放送前から期待の高かった作品だ。
また、IU(アイユー)とヨ・ジングが主演を務めたtvN『ホテルデルーナ(2019)』も、幽霊だけが宿泊できる不思議なホテルを舞台に巻き起こる、甘くて切ないファンタジーロマンスとあって、”女性版トッケビ”との声が聞かれている。
もちろん、制作側としては『トッケビ』を真似た訳ではない。
しかし『トッケビ』の放送以後、ドラマ界では、前世と現世を描いたファンタジーロマンスが人気となり、似たような設定のドラマが多く制作されてきたことも事実だ。
『トッケビ』をなぞっての制作ではなく、一線を引いた作品ではあるものの、”前世と現世を描くファンタジー”をテーマに掲げると、視聴者はどうしても名作を思い出してしまう。
そうなると制作側も視聴者も、印象が『トッケビ』一色になってしまい、どれほど素晴らしい作品でも新しい風を感じられないという不自由さを持つことになる。
つまり、それほど『トッケビ』が”不朽の名作”だということだ。
新ドラマ『不可殺』も、放送を前に『トッケビ』の印象を与えてしまったようだが、スタート後にはどのような反応が得られるのかまだ分からない。
本作は、オリジナリティーを感じられるストーリー展開になるのでは、好反応を得られるのではとの期待も寄せられている。
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