数々の映画祭を賑わせ、多くの注目を浴びている映画『ミナリ』。本作に出演した韓国を代表する演技派女優、ユン・ヨジョンは、その活躍から”60年代のコン・ヒョジン”とも呼ばれている。その理由とは? (写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)

現在、韓国で放送中の韓国情緒を楽しむtvNリアルバラエティー『ユンステイ』。ここに俳優のパク・ソジュンやチョン・ユミと共に、大御所女優のユン・ヨジョンが出演している。

“代表”のポジションであるユン・ヨジョンは、訪れた客人に対し流暢な英語と、丁寧なおもてなしをする姿を披露。穏やかで品格の漂うその姿に、癒しを感じる視聴者は多いようだ。

女優ユン・ヨジョンはオスカー獲得の期待が寄せられている

オスカー獲得の期待が寄せられている、女優ユン・ヨジョン(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

品のある所作で、多くの人々に愛されるユン・ヨジョンは、デビューから55年目を迎えるベテラン俳優(1966年デビュー)だ。

デビュー当時、優れた暗記力と明敏さに加え、安定した演技力で注目の新人として脚光を浴びる。

1971年に”朝鮮時代3大悪女”で、韓国時代劇に欠かせない人物の張禧嬪(チャン・ヒビン)を熱演し、一躍スターダムにのし上がった。

当時、彼女の”悪女演技”に視聴者が憤り、街を歩いていた彼女に石を投げる人もいたというエピソードを持つほど、視聴者の感情を操る優れた演技力を誇る女優、ユン・ヨジョン。

そんな彼女が、いま世界中を感動の渦に巻き込んでいる映画『ミナリ』で、今年のオスカーレースに”青信号”が灯ったと囁かれている人物なのだ。

(関連記事)映画 ‘MINARI’ のユン・ヨジョン、米アカデミー賞に青信号?韓国初の快挙なるか

ユン・ヨジョンの築いたキャリア

ユン・ヨジョンはデビュー以来、主演、助演を問わず様々な役割を担う女優として知られている。

ドラマでは気難しくて厳格、保守的な姑ポジションのキャラクターを多く演じる一方で、スクリーンではカリスマのある役から、妖艶な色気のある役まで、幅広い演技を見せている。現在73歳だが、正反対な役柄を行き来しながら演技し続けている、非常に広いスペクトラムを持った俳優なのだ。

最近では、ドラマ『私の心が聞こえる?(2011)』、『棚ぼたのあなた(2012)』、『ディア・マイ・フレンズ(2016)』やアメリカのドラマ作品などに出演。

映画作品では、殺気立つ演技で観客を魅了した『母(1985)』をはじめ、チョン・ドヨンの上司役を演じた『ハウスメイド(2010)』、殺人請負集団の代理母として登場した『青い塩(2011)』、高齢者男性を相手に売春で生計を立てるばあさんに扮した『バッカス・レディ(2016)』、そして認知症を患った母役を演じた『藁にもすがる獣たち(2020)』と、難しい役どころを演じている。

ユン・ヨジョンとコン・ヒョジン、女優として似ているのは‥。

確かな演技力で、安定的に作品に出演してきたユン・ヨジョンは、現在、韓国ドラマ界をけん引している若手実力派女優のコン・ヒョジンとどこか似ている。

女優のコン・ヒョジンは韓国を代表するロコクイーンだ

韓国を代表するロコクイーン、女優のコン・ヒョジン(写真提供:©TOPSTAR NEWS)

コン・ヒョジンもユン・ヨジョン同様、デビュー以来ドラマと映画をまたいで様々な作品で親しまれている。

デビューしてから20年間、作品に出演しなかった年がないほど精力的な活動を続けており、視聴者が共感できる演技力と卓越した選球眼で、トップ俳優の中でも数少ない”信じて見る俳優”のタイトルを持つ。

特に、コン・ヒョジンを抜きにして韓国のロマンチックコメディー(ロコ)の歴史を語ることができないほど、多くのロコ作品をヒットさせた。『最高の愛~恋はドゥグンドゥグン~(2011)』、『主君の太陽(2013)』、『嫉妬の化身~恋の嵐は接近中~(2016)』などに出演し、大衆からは”ロコクイーン”として認められている。

2019年にはドラマ『椿の花咲く頃』で、デビュー20周年にして生涯初の演技大賞を受賞。すでに成功したスターであるにもかかわらず、いったいどこまで成長するのかという期待感を持たせた。

演技以外にも2人にはこんな共通点が

演技以外にも、ユン・ヨジョンとコン・ヒョジンの共通点がある。それは”ファッショニスタ”であるということ。

同年代の俳優の中でも、ファッショニスタの称号を持つのはユン・ヨジョンのみ。いわゆる”おばあちゃんルック”を着ることもなく、その時代の流行を取り入れたファッションに身を包んでいる。

小物使いまで完璧なスタイリングを見せる彼女は、常に背筋をピンと伸ばした姿勢で立ち振る舞い、さらにスタイリッシュさを際立たせている。

一方、コン・ヒョジンも同様だ。
“コンブリー(コン・ヒョジン+ラブリー)”と呼ばれ親しまれている彼女は、身長172センチ、8頭身というスレンダーボディーで、あらゆるテイストのファッションをコン・ヒョジン流に着こなしている。

元祖*完売女子という名にふさわしく、ファッションピープルからも好感と関心を受け続けている芸能界きってのおしゃれ女子だ。

*完売女子‥着用したアイテムが、すべて売り切れになる女性のことを指す。

また、こんな共通点も。

ユン・ヨジョンはアメリカに13年ほど移住した経験があり、コン・ヒョジンは中学3年生から3年間、オーストラリアで留学生活を送っている。共もに海外生活経験者でもあるのだ。

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ファッションや語学堪能なことから、俳優の中でも明晰で知性美溢れる事で有名な2大女優。

中でも、年齢も芸歴も先輩であるユン・ヨジョンは、現在、海外の映画界を沸かせている作品『ミナリ』で世界から注目を浴びる存在だ。

本作で数多くの助演女優賞に輝いた彼女は、海外メディアから米アカデミー授賞式(オスカー賞)助演女優賞の最有力候補の1人に挙げられている。

果たして”60年代のコン・ヒョジン”ことユン・ヨジョンは、韓国俳優初のオスカー獲得という快挙を成し遂げるのか。国内外の映画ファンから、多くの期待が寄せられている。


映画 MINARI 予告映像(動画提供:Youtube Sunny Trailers)




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