映画『勝利号』の公開を前に俳優のソン・ジュンギをはじめ出演者がオンライン記者会見を行った。会見では、ソン・ジュンギが自身の心境を率直に明かした様子も見られ、その発言に対し、ソン・ヘギョとの離婚を思い出させるという意見もあるようだ。
俳優ソン・ジュンギの主演作『勝利号(英題:Space Sweepers)』(以下、勝利号)がようやく公開へと辿り着いた。
新型コロナウイルスの影響で幾度となく公開延期を余儀なくされていたが、来る5日にNetflix(ネットフリックス)を通じて世界配信されることが決定した。
映画『勝利号』は、2092年に宇宙ゴミ掃除船”勝利号”の乗組員たちが大量破壊兵器として知られる人間型ロボット”ドロシー”を発見し、危険な取引に飛び込むというストーリーを描いた作品だ。
ソン・ジュンギは劇中、”金になることなら何でもする”というトラブルメーカーの操縦士、テホ役に扮し、壮大な宇宙を背景に活躍を見せる予定だ。
ソン・ジュンギにとって本作は特別な意味を持っている。2019年に女優のソン・ヘギョと離婚してから初の復帰作だからだ。そのタイミングで出演が決定した作品とあってか、彼は記者会見を通じて当時の心境を思わせる発言をしている。
去る2日に開催された『勝利号』のオンライン記者会見で、ソン・ジュンギは自身が扮したキャラクターについて「最初にテホというキャラクターに会った時、真っ先に”自暴自棄”という言葉が浮かんだ」とし、「人生のすべてを手放し、何の考えもなく足踏みしている人物だと思って始めた」と語った。
続いて「撮影をした時、実際のソン・ジュンギの心の状態とテホの状態が似ていたようだ」と、撮影当時を振り返っていた。
さらに「テホは自暴自棄の状態で”寄せ集め”と表現したクルーたちに出会いながら、人生の紐をつかんだようだ。勇気を得て、意志を少しずつ持つようになる人物だと思った」とし「そういう意味でクルーたちがテホをたくさん助けてくれた。そんな備えを考えながら演技した」と語っている。
会見で発した「自暴自棄」や「当時の心境や状態がキャラクターと重なっていた」との発言を受け、扮したキャラクターが、ソン・ジュンギの離婚後の心境や状況を物語っているのでは‥という憶測も飛び交っている。
ソン・ジュンギとソン・ヘギョは、ドラマ『太陽の末裔 Love Under The Sun(2016)』をきっかけに縁を結び、”世紀のカップル”として大衆から多くの愛を受けた。しかし、残念ながらわずか1年8カ月でその結婚生活にピリオドを打っている。
その後、お互いに別々の道を歩んだ彼らであるが、今回の会見のように2人が何か発言をするたびに全てが”離婚”の話題へと通じてしまっている。
今回はソン・ジュンギが離婚後初の復帰作とあって、彼のコメントがフューチャーされているが、これ以前にはソン・ヘギョが受けた雑誌のインタビュー内容が彼らの”離婚”と関連付けられ、注目を集めてしまった。
離婚発表当時、2人の関係者は”性格の不一致”を離婚理由として言及したものの、ベールに包まれている彼らの離婚理由への関心はまだまだ続いているようだ。
“世紀のカップル”の破局は韓国国内だけでなく海外でも多くの注目を浴び、世界中にいるドラマファンに多くの衝撃をもたらしたのは確かだが、すべての言動が”離婚”と紐づけされてしまうのは少々気の毒に感じる。
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