『Danmee編集部の일상(イルサン/日常)ブログ』では、読者の皆さんに編集部のことを知ってもらいたい!という願いを込めて、編集部で働く韓国好きのエディター&ライター7人のK-カルチャーにまつわる日常的なアレコレをブログのように気軽に、自由に発信していきます。第6回目は、“韓国映画”をテーマに、Danmeeスタッフがトークをお届けします。
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第6回目は、“これは絶対に観てほしい!おすすめ韓国映画”をテーマに、Danmeeスタッフがトーク!
ぜひ、この記事を読んでお気に入りの韓国映画作品を見つけてくださいね!
ライター酒井『あなたの初恋探します(2010)』
「原題は『キム・ジョンウク探し』。旅先のインドで出会った初恋相手“キム・ジョンウク氏”を忘れられないジウ(イム・スジョン扮)が、初恋探しを行う会社の代表ギジュン(コン・ユ扮)と共に彼を探し出す過程を描いた作品。ジウが舞台監督という設定のため、劇中にミュージカルシーンが登場しますが、その舞台上のシーンやインドの回想シーンへの場面転換が素敵で、映画の世界にグッと引き込まれます。(ライター酒井)」
「本作は、コン・ユのキスシーンが何かと注目されがちなのですが、それだけ見ていたら勿体ない! 実はコン・ユが2役で登場したり、多数の有名俳優がカメオ出演しているのも見どころです。ちなみに私は映画館に2回見に行き、その後何度も見ているのでエンディング曲が歌えるほどに(笑)。みなさんもぜひ一緒に“キム・ジョンウク探し”しませんか?(ライター酒井)」
酒井知亜
専属ライター
ライター西谷『甘い人生(2005)』
「私がおすすめするのはイ・ビョンホン主演映画『甘い人生(2005)』。裏社会を牛耳るボスの愛人を愛してしまった男ソヌ(イ・ビョンホン扮)の話で、初めて知った愛により人生が転落していく様が描かれたノワールアクション映画です。(ライター西谷)」
「ストーリーは単純明快でイ・ビョンホンの華麗なアクションが光る1作。過激かつ強烈な暴力シーンが多く含まれており、バイオレンスものが好きな人なら目が離せなくなること間違いなし。絶体絶命の状況から見事に巻き返しを図る姿や怒涛のガンアクションは、女性はもちろん男性もつい“かっこいい”と口にしてしまうはず。ソヌがいつ自分の感情に気づくのか、また彼が迎える結末にも注目してほしいです!(ライター西谷)」
西谷瀬里
専属ライター
ライター松原『マルモイ ことばあつめ(2019)』
「私のおすすめ映画は、2019年に公開された『マルモイ ことばあつめ(2019)』です。本作は日本統治下の朝鮮半島で母国語を遺すため、命をかけて辞書作りに励んだ人々の物語。1942年に起こった”朝鮮語学会事件”がモデルとなっており、常識知らずで文字の読み書きができないキム・パンス(ユ・ヘジン扮)が、朝鮮語学会に入り、マルモイ(全国の言葉や方言集めること)に奔走する姿が描かれています。(ライター松原)」
「他国の弾圧によって母国語や自分の名前が失われていく当時の状況や、必死に言葉を後世に伝えようとした彼らの勇姿に、心が締め付けられる作品です。私は韓国学習者であるため、大好きな韓国語が日本の手により虐げられ、奪われていくシーンに涙が止まりませんでした。他にも主人公がハングルの勉強をし、言語の楽しさを知っていく場面が、とても印象に残っています。韓国語を学んでいる方には特に見ていただきたい、おすすめの一本です。(ライター松原)」
松原紗乃
専属ライター
ライター 小原『リトル・フォレスト 春夏秋冬(2018)』
「日本版『リトル・フォレスト(2018)』が大好きでよく観ていたのですが、ある日韓国リメイク版があると知って視聴しました。ソウルでの生活に疲れてしまった女の子が、故郷で農作業や料理をしながら自給自足をするという映画。(ライター小原)」
「自然の中であるがまま過ごしながら過去のことを思い出す主人公を見ていると、自分も大切だったものを思い出せる気がしてきます。大きな事件が起きるわけでもなく、答えが用意されている映画ではないからこそ、色んな人の境遇に当てはまって共感できると思います。キム・テリの飾らない素朴な魅力がこの作品の主人公にぴったり!昔ながらの料理がとても美味しそうで、映像にとにかく癒される作品です。(ライター小原)」
小原エリ
専属ライター
編集長CHY『国際市場で逢いましょう(2014)』
「私のおすすめ韓国映画は『国際市場で逢いましょう(2014)』です。“時代と場所が違えど、変わらぬ感動がある。”キャッチコピーではありませんが、本作を観終わったあと、自ずと思い浮かぶ文章です。韓国の現代史における様々な歴史的瞬間を、1人の男性の人生に投影しており、誰かの息子であり、誰かの夫や父である韓国男性の逞しい生き様と家族愛が感動的に描かれています。(編集長CHY)」
「本作は、朝鮮戦争からベトナム戦争に至る激動の時代から、高度経済成長期を迎えた韓国現代社会まで、韓国の歴史と文化を垣間見ることができる秀作です。ささやかな当時の小物から、避難の際に用いられた商船まで‥激動の時代を充実に再現させた監督とスタッフに敬意を表したいほどの高クォリティーです。さらに本作は、韓国で歴代2位となる観客動員数1,410万人を記録した大ヒット作!韓国映画を代表する作品のひとつとして、世界各国で高い評価を得ているのでぜひ観てみてください!(編集長CHY)」
CHY
編集長
エディターS・F『非常宣言(2022)』
「私がおすすめしたい韓国映画は、『非常宣言(2022)』です。本作は、飛行機の中で発生したバイオテロを描いたパニックスリラー作品。イ・ビョンホン、ソン・ガンホ、イム・シワンなど豪華なキャストも見どころです。(エディターF・S)」
「『新感染 ファイナル・エクスプレス(2016)』のようなゾンビ系?と思いつつ、ドキドキしながら映画館に向かったのですが、意外にもヒューマンドラマ要素が強め。テロの真相を追うク・イノ刑事(ソン・ガンホ扮)が家族を守るために身を削って事件解決に挑むシーンは、思わずウルっときてしまいました。ハラハラドキドキする展開はもちろん、伏線回収も楽しい作品です!(エディターF・S)」
F・S
エディター
エディターT・M 『義兄弟 SECRET REUNION(2010)』
「ソン・ガンホ×カン・ドンウォン主演の『義兄弟 SECRET REUNION(2010)』です。2010年に行われた第31回青龍映画賞で最優秀作品賞に選ばれた本作は、ソン・ジウォン(カン・ドンウォン扮)と韓国国家情報員のイ・ハンギュ(ソン・ガンホ扮)の男の友情と祖国の宿命に葛藤するアクション・サスペンス。(エディターT・M)」
「同じ民族ながらも北緯38度線で境界線が張られ、交流が難しい2カ国の人々の友情と葛藤に涙が止まりませんでした。あまり同じ作品を数回観るということをしない方ですが、この作品は3回も観たほどかなりハマりました。映画俳優として世界で活躍するソン・ガンホさんとカン・ドンウォンさんの共演と、お互いが織りなす世界観は本当に素晴らしいと思います。(エディターT・M)」
T・M
エディター
***
さて、ここまでDanmeeスタッフおすすめの映画作品についてご紹介してきましたがいかがでしたか?
スタッフそれぞれ、好きな映画ジャンルの好みが分かれる回答となりました!気になる作品が見つかった方はぜひチェックしてくださいね!
次回は“日本人にはまだ知られていない韓国有名人”をテーマにK-カルチャートークをお届けします。お楽しみに!
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