- 俳優のパク・ソジュンの主演映画『コンクリートユートピア』が話題を集めている。
- これまで映画で不振が続いていたパク・ソジュンだが、今作では評論家からも「韓国映画史上最高の災難映画」と高評価を受けている。
- 『コンクリートユートピア』は彼の三度目の正直となるのだろうか。
俳優のパク・ソジュンが主演を務める映画『コンクリートユートピア』が、好評を博している。
『コンクリートユートピア』は、大地震が襲い廃墟になったソウルの街で、唯一残った”皇居アパート”に集まった人々が繰り広げる、災害パニックスリラーだ。
パク・ソジュンの他、イ・ビョンホンやパク・ボヨンなどが出演しており、韓国映画振興委員会によると、8月9日の公開初日には観客約23万1000人を動員し、興行ランキング1位を記録した。
パク・ソジュンはこれまで数々のドラマに出演し、作品を大ヒットに導いている。しかし、2019年以降の出演映画を振り返ってみると、意外にも不振が続いているという。
2019年に出演した映画『ディヴァイン・フューリー/使者』では、正義の力に目覚めた格闘技チャンピオンのパク・ヨンフ役に扮し、心の奥に傷を抱えた主人公を演じた。
上映前から注目度は高かったものの、独特な世界観に観客の好みが大きく分かれ、観客動員数は160万人余りと、興行ではあまり振るわない結果に。
4月26日には、歌手のIU(アイユー)と主演を務めた映画『ドリーム』が公開され、パク・ソジュンは非常識で選手生命の危機に追いやられたサッカー選手のユン・ホンデ役を熱演した。
メガホンを取ったのは、韓国歴代興行収入ランキング1位を記録した映画『エクストリーム・ジョブ(2019)』のイ・ビョンホン監督。
韓国の国内映画の不振を救う期待作として話題となったが、観客動員数は約112万人に落ち着く結果に。損益分岐点である218万人の約半分という結果となり、話題作の興行としては惜しまれる数字となっている。
そんなパク・ソジュンが三度目の正直として挑戦した映画が、今回の『コンクリートユートピア』だ。
韓国ではさまざまな災難ブロックバスター映画が制作されているが、映画評論家の間では今作が、「韓国映画史上最高の災難映画」と高い評価が次々と寄せられている。
8月14日、韓国メディアのOhmyNews(star.ohmynews.com)は『コンクリートユートピア』に関する映画レビュー記事を投稿し、作品を絶賛した。
これまで韓国で人気を集めた主な災難パニック映画は、『テロ、ライブ(2013)』、『新感染 ファイナル・エクスプレス(2016)』、『トンネル 闇に鎖された男(2016)』などが記憶に新しい。
筆者によると、『コンクリートユートピア』はジャンル性、叙事性など、さまざまな面で他作品を突出しており、ストーリーや俳優陣の演技、さらに作品のメッセージ性も優れているという。
また、これまで公開された災難映画のストーリーは、お決まりの雛形に収まっているパターンが多い。
大抵の作品は、物語の冒頭で地震や戦争などが巻き起こり、後に離ればなれになった家族と再会。家族の絆で観客の涙を誘うという展開が、定番の映画文法となっている。
しかし、映画評論家は「『コンクリートユートピア』が、長年続いた韓国災難映画の文法を完全に書き直したと言っても過言ではない」と語り、作品へのさらなる期待を高めた。
現在韓国では、『コンクリートユートピア』の他、巨額な製作費がつぎ込まれた期待の映画3作品が公開中だ。
7月26日にはキム・ヘス主演の映画『密輸』、8月2日にはハ・ジョンウ主演の映画『非公式作戦』。さらに同日にはEXOのド・ギョンスが出演する映画『ザ・ムーン』が上映を開始した。
『ザ・ムーン』は宇宙に取り残された宇宙隊員ファン・ソヌ(ド・ギョンス扮)と、彼を救おうと奮闘する元宇宙センター長ジェグク(ソル・ギョング扮)の姿を描いたSF作品だ。
本作には製作費280億ウォン(約28億円)がつぎ込まれ、損益分岐点は600万人と推定されている。しかし、8月15日基準での累積観客数は49万人と厳しい数字となっている。
劇中で登場するCGなど、技術的な完成度では韓国映画の最高レベルと評価される一方、ストーリーの叙事的展開の側面で物足りない部分が多いと指摘されている。
同時期に公開された映画が苦戦を強いられている中、評論家から好評を受けている『コンクリートユートピア』。8月15日には、公開から7日目で累積観客数200万人を突破した。
パク・ソジュンは今作で、三度目の正直となるのであろうか。今後の興行成績にも関心が寄せられている。
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