イ・ミンホ主演ドラマ『ザ・キング:永遠の君主』が終幕した。15話では視聴率がわずかながらに上昇し、物語に弾みをつけるかと期待されたが、結局大きな盛り上がりを見せることはできなかった。作家のキム・ウンスク氏は、時代の流れを捨ててこのドラマで何を伝えたかったのか、物語で疑問が残っても、彼女が言及しない限り、それは“永遠の謎”である。

*この記事にはネタバレが含まれています、ご注意ください。

果たしてどれだけの視聴者が、満足して『ザ・キング:永遠の君主』(以下、ザ・キング)を観終えただろうか。“時空を超えた恋愛物語”に的を絞れば、確かにハッピーエンドには違いない。しかしそれならば、もう少しシンプルでもよかったはずだ。ほどけないほどに絡まった謎を、すべてほどいて終わらせたと、キム作家は胸を張って言えるのだろうか‥。いくつか残ってしまった謎を、書き出してみることにする。

謎1.落雷のたびに浮かび上がる傷

イ・ミンホ扮する大韓帝国のイ・ゴン、逆賊イ・リム(イ・ジョンジン)、ク・ソリョン総理大臣(チョン・ウンチェ)は、落雷があると燃えるような傷が浮かび上がってくる。これは一体何だったのか。並行世界を行き来した者の傷かと思われたが、チョン・テウル(キム・ゴウン)、カン・シンジェ(キム・ギョンナム)、チョ・ウンソプ(ウ・ドファン)に傷は出現していない。恐らくはという予測があるものの、ではなぜそれぞれ傷の浮き出る場所が違うのか、これについては本編では語られていない。

イ・ゴン(イ・ミンホ)は肩から背中にかけて大きな傷が

イ・ゴン(イ・ミンホ)には肩から背中にかけて大きな傷跡がある。(画像出典:SBS)

逆賊イ・リム(イ・ジョンジン)は首から頬に傷。

逆賊イ・リム(イ・ジョンジン)は首から頬に傷が浮かぶ。(画像出典:SBS)

ク総理(チョン・ウンチェ)の傷はイ・ゴンの目の前で‥。

ク総理(チョン・ウンチェ)の傷はイ・ゴンの目の前で出現した‥。(画像出典:SBS)

謎2.カン・シンジェ

カン・シンジェは、実は大韓帝国の人間カン・ヒョンミンだったことが判明。幼少期、母に無理心中させられそうになった時にやはりイ・リムの手によって大韓民国へ連れて来られた人物であった。シンジェは劇中、自分は大韓民国の人間ではないことを悟ったが、子供時代のシーンを見ても自身の名前を忘れる年齢ではなかったと推測される。中学3年の時に父親が背任行為で刑務所に入り転落人生を送ることになり、その頃から心療内科へ通っているという設定だったが、重要な人物であった割にはそのあたりがうやむやにされた印象である。

キム・ギョンナムは最終回のみ2役を演じた。

キム・ギョンナムは最終回のみ2役を演じている。(画像出典:SBS)



謎3.ク総理の母親と製薬会社の孫

イ・リムは製薬会社の孫娘パク・ジヨンと、大韓民国に暮らす同じ顔をした女性を入れ替える。しかし最終的にはイ・ゴンがプヨン君(チョン・ムソン)の孫娘イ・セジンを皇位継承順位2位と発表した矢先に交通事故で亡くなってしまった。その加害者がパク・ジヨンであった。このパク・ジヨンがどちらの世界の人物だったのかは、定かではない。