• グッドデータ・コーポレーションが8月28日に、”TV-OTTドラマ話題性”ランキングを公開した。
  • 話題作が次々登場し、毎週熾烈な戦いが行われているが、今回はどんな作品が上位に登場しているのだろうか。
  • 今回はそんな韓国ドラマの最新話題性ランキングをご紹介する。

8月28日、グッドデータ・コーポレーション(www.gooddata.co.kr/fxmain.do)が、最新の”TV-OTTドラマ話題性”ランキングを発表した。

Kコンテンツの競争力分析専門機関であるグッドデータ・コーポレーションは、膨大なビックデータからドラマや番組の話題性を分析し、分野別の話題性ランキングを公開している。

前週のランキングでは、Netflix(ネットフリックス)『マスクガール』が初登場1位を獲得。最近はVODオリジナル作品が、依然として強さを見せている。(参考記事:総制作費650億W「ムービング」は2位陥落‥韓国ドラマ最新話題性ランキング)

新作ドラマが次々と登場し、作品同士の熾烈な戦いが繰り広げられる中、8月最終週を迎えた今回のランキングには、一体どんな作品が名を連ねているのだろうか。

今回はそんな8月5週目に発表された、最新の”TV-OTTドラマ話題性”ランキングをチェックしていこう。

5位 この恋は不可抗力(JTBC)

●話題性占有率:6.02%
●出演:チョ・ボア、ロウン(SF9)、ハジュン 他

JTBC『この恋は不可抗力』はSF9のロウンが主演を務める

SF9のロウンが主演を務めるJTBC『この恋は不可抗力』(画像出典:JTBC)

8月23日に放送開始したJTBC『この恋は不可抗力』は、代々受け継がれる呪いに苦しむ弁護士チャン・シニュ(ロウン扮)と、その呪いを解く鍵を手にした公務員イ・ホンジョ(チョ・ボア扮)によるファンタジーラブコメディ。

美しいビジュアルに定評のあるSF9のロウンは、遺伝的な問題を抱える主人公を演じるため、役作りとして8kgの減量を行った。

劇中ではヒロイン演じる女優のチョ・ボアと、魅力的なケミ(相手との相性)を披露しており、今後の成績にも注目が寄せられている。

●現在日本で視聴可能な動画配信サービス
・Netflix


JTBC『この恋は不可抗力』

4位 悪霊狩猟団: カウンターズ シーズン2: カウンターパンチ(tvN)

●話題性占有率:6.67%
●出演:チョ・ビョンギュ、ユ・ジュンサン、キム・セジョン、ヨム・ヘラン 他

tvN『悪霊狩猟団:カウンターズ2:カウンターパンチ』はゴーストハンターの物語を描いた

ゴーストハンターの物語を描いたtvN『悪霊狩猟団:カウンターズ2:カウンターパンチ』(画像出典:tvN)

俳優のチョ・ビョンギュが主演を務める本作は、超人的な力を持つ”カウンター”たちが、世界の平和を守るために悪霊と戦う物語。

念力を使うことができる主人公ソ・ムン(チョ・ビョンギュ扮)のほか、怪力刑事のカ・モタク(ユ・ジュンサン扮)、記憶を読むことができるト・ハナ(キム・セジョン扮)など、5人の個性豊かなカウンターの奮闘劇が話題を呼び、シーズン2でも多くの視聴者に感動を与えている。

また、悪役を務める俳優のカン・ギヨンや、キム・ヒアラの演技にも注目の作品だ。

『悪霊狩猟団: カウンターズ2』は、8月3週目に引き続き、4位を獲得。話題性占有率は先週に比べ、0.6%ダウンしたが、安定した順位を保っている。

●現在日本で視聴可能な動画配信サービス
・Netflix


tvN『悪霊狩猟団:カウンターズ2:カウンターパンチ』

3位 恋人(MBC)

●話題性占有率:13.59%
●出演:ナムグン・ミン、アン・ウンジン、イ・ハクジュ、イ・ダイン他

MBC『恋人』は俳優のナムグン・ミンとアン・ウンジンが主演を務める

俳優のナムグン・ミンとアン・ウンジンが主演を務めるMBC『恋人』(画像出典:MBC)

8月25日に放送された第7話で、瞬間最高視聴率12.2%を記録し、待望の視聴率2桁を突破したMBC『恋人』。

約10年ぶりの時代劇に挑戦する俳優のナムグン・ミンと、女優アン・ウンジンの共演作で、劇中では、丙子の乱の世を生きる恋人たちの恋愛模様や、逞しく生きる民の姿が描かれている。

前週、11.23%だった話題性占有率は、13.59%に上昇。8月3週目のランキングで3位を獲得した『恋人』は、今週も順位を保ち、安定的な人気を集めている。

●現在日本で視聴可能な動画配信サービス
・U-NEXT


MBC『恋人』

2位 マスクガール(Netflix)

●話題性占有率:15.74%
●出演:コ・ヒョンジョン、ナナ(AFTERSCHOOL)、イ・ハンビョル 他

Netflixオリジナルシリーズ『マスクガール』はコ・ヒョジンが主演を務めた

コ・ヒョンジョンが出演するNetflixオリジナルシリーズ『マスクガール』(画像出典:Netflix)

前週1位を獲得したNetflix『マスクガール』は、話題性占有率を6.06%下げ、2位という結果となった。

『マスクガール』は、外見にコンプレックスを抱える会社員のキム・モミが、マスクをつけてネット配信を行うことから始まるブラックコメディー作品。

インターネット上で人々の注目を浴びる彼女が、さまざまな事件に巻き込まれていく、壮絶な物語が描かれている。

ヒロインを3人の女優が演じる3人1役が話題となった本作は、全7話で構成され、テンポの良い展開と俳優陣の演技力が好評を博している。

●現在日本で視聴可能な動画配信サービス
・Netflix


Netflixオリジナルシリーズ『マスクガール』

1位 ムービング(Disney+)

●話題性占有率:20.05%
●出演:リュ・スンリョン、ハン・ヒョジュ、チョ・インソン 他

Disney+『ムービング』は650億ウォンの制作費が費やされた

650億ウォンの制作費が話題となったDisney+『ムービング』(画像出典:Disney+Korea)

Disney+『ムービング』は、超能力を隠して生きる子どもと、心に過去の傷を抱えている親たちが、時代と世代を超えて悪に立ち向かっていく姿を描いた、アクションヒーロー作品。

リュ・スンリョンやハン・ヒョジュらが主演を務め、若手俳優のコ・ユンジョンやイ・ジョンハが学生役を演じている。

豪華キャスティングや、約650億ウォン(約65億円)という制作費が話題となった本作は、先週に引き続き、話題性占有率を20%台にキープ。『マスクガール』と4.31%の差をつけ、見事1位の座に返り咲いている。

●現在日本で視聴可能な動画配信サービス
・Disney+


Disney+『ムービング』

話題性ランキング 6位〜10位

グッドデータコーポレーションが発表した、8月4週目の”TV-OTTドラマ話題性部門”のランキング6位〜10位は以下の通り。

6位 無駄なウソ−誰にも言えない秘密−(tvN) 5.81%(-)

7位 ラブ・パッセンジャー(ENA) 5.60%(-)

8位 ヒップタッチの女王(JTBC) 5.41%(↓3

9位 ファースト・レスポンダーズ 緊急出動チーム シーズン2(SBS) 2.92%(↓1

10位 本物が現れた!(KBS2) 2.69%(↓1

***

グッドデータコーポレーションの話題性ランキングでは、ドラマやテレビ番組のほか、俳優の順位も公開されている。

今週のドラマ出演者のランキングは、1位がナムグン・ミン(6.9%)、2位がアン・ウンジン(5.41%)、3位がリュ・スンリョン(4.91%)という結果に。

TV-OTTドラマ部門では、VODオリジナル作品のDisney+『ムービング』や、Netflix『マスクガール』が上位に登場したが、俳優部門ではMBC『恋人』で主演を務める2人が、1位と2位を占めている。

作品ではVOD配信作が力を発揮しているが、出演者ランキングでは地上波作品が特に強さを見せているようだ。

松原紗乃

K-POPや韓国ドラマ関連の記事を投稿している松原紗乃です。日頃から韓国芸能情報をチェックし、アイドルの活躍や新ドラマの配信を楽しみにしています。トレンドを通して、韓国文化の魅力を伝えられるような記事執筆を心掛けています。

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