- Netflix『イカゲーム2』の追加キャストが発表され、元BIGBANGのT.O.P(チェ・スンヒョン)のキャスティングに賛否の声が広がっている。
- さらに彼のキャスティングには、俳優のイ・ジョンジェやイ・ビョンホンが関わったという疑惑が浮上。
- 制作前から早くも、さまざまな議論が世間を騒がせている。
Netflix(ネットフリックス)『イカゲーム2』の追加キャストが公開され、韓国国内では俳優イ・ジョンジェやイ・ビョンホンのキャスティング関与疑惑が話題となっている。
6月29日、Netflixは以前発表したメインキャストに加え、『イカゲーム2』の追加キャスト8人を公開した。
今回、発表されたのは俳優のパク・ギュヨン、カン・エシム、イ・デイヴィッド、イ・ジヌク、ノ・ジェウォン、ウォン・ジアン。
さらにIZ*ONE(アイズワン)出身のチョ・ユリや、元BIGBANG(ビッグバン)のT.O.P(チェ・スンヒョン)も出演者として名を連ね、K-POPファンの間でも大きな注目を浴びている。
しかしその一方、ネットユーザーからはT.O.Pの出演に対し、否定的な声が上がっているという。
T.O.Pは兵役中に裁判を受け、2017年7月に懲役10カ月、執行猶予2年の有罪判決を受けた過去がある。彼は2017年の入隊後、2016年10月に自宅で大麻を使用した疑いが明らかとなったのだ。
さらに彼は以前、ネットユーザーの「自粛して。復帰しないで」という辛辣な発言に対し、「はい。私も復帰するつもりはありません」と返答。
また、ライブ配信では「韓国ではカムバックをするつもりはありませんし、したくありません」と韓国芸能界の引退を示唆している。
過去の犯罪歴やファンへの態度、さらに演技力などの問題から、ネット上ではT.O.Pのキャスティングに対する疑問の声が殺到。
これらに関連し、現在は『イカゲーム』シリーズで主人公を務める俳優のイ・ジョンジェとイ・ビョンホンに、T.O.Pのキャスティング関与疑惑が浮上し、世間を賑わせている。
追加キャストの発表同日、韓国メディアのディスパッチは、イ・ジョンジェが長年の親交があるT.O.Pのキャスティングに関与したと報道した。
ネット上ではかつて親友だったT.O.Pの復帰の場を作るため、イ・ジョンジェが自身の影響力を利用し、制作陣や制作会社に口を利かせたのではないかと、推測が広がっている。
しかし、イ・ジョンジェの所属事務所側はこれらの噂を否定。
作品のキャスティングは監督と制作会社に権限があるとし、「イ・ジョンジェは『イカゲーム2』に大きな関心が寄せられただけに、多くの俳優が出演のために努力し、オーディションを通して決定されたことを、誰よりもよく理解しています」と語った。
そんな中、キャスティングの黒幕はイ・ビョンホンであるという疑惑も登場。
一部報道によるとT.O.Pのマネジメント担当者が、イ・ビョンホンの所属事務所BHエンターテインメントの本部長出身であり、Hiinエンターテインメントの代表であるという。
さらに芸能関係者からの「イ・ビョンホンとT.O.Pは、依然として深い関係を維持している」という証言も、さらに疑惑を呼んでいる理由の一つだ。
現在韓国では憶測ベースでさまざまな議論が巻き起こり、ドラマに対する期待よりも、ネガティブな疑惑に視線が向けられる結果となっている。
このような状況が続くと、ドラマの公開後も作品の魅力が語られずに、議論ばかりが目立つ、思わしくない事態に陥ることも。
過去に放送されたチョン・ヘインとBLACKPINK(ブラックピンク)のジスの主演作、JTBC『スノードロップ(2021)』では、制作段階から論争が絶えず、歴史歪曲問題やスパイ美化、民主化運動軽視などの議論が激しく展開。
放送時には韓国大統領府の国民請願サイトにて、約30万人が放送中止を要求し、視聴率も低迷するという、切ない結果となった。
韓国国内で不振に終わった『スノードロップ』だが、海外では順調な人気ぶりを見せており、Disney+(ディズニープラス)では、シンガポールや台湾、香港で1位を記録していたという。
しかし、ポジティブな評価は議論や論争にかき消され、世間にあまり伝わっていなかったようだ。
今回の『イカゲーム2』の議論に対し、ネットユーザーからは、
「噂が本当なら“ゲーム”をリアルに支配する黒幕は、どっちなんだろう?」
「予想外のキャスティングにびっくり」
「優れた俳優はたくさんいるのに、わざわざT.O.Pをキャスティングしたのはなぜ?」
「制作前から議論が起こってて、作品のイメージが悪くならないか心配」
と、さまざまな意見が寄せられている。
『イカゲーム2』は2023年下半期に、クランクイン予告だ。
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