【韓流20周年企画-ドラマ『イ・サン』イ・ハンナ編】2022年は、日韓同時開催が話題となったFIFAサッカーワールドカップから20年を迎える年となる。振り返ると日本の韓流ブームの歩みも同じようなタイミングだったのではないだろうか。そんな時代、日本で大ヒットしたMBCドラマ『イ・サン(2007)』に出演していた子役俳優イ・ハンナを紹介する。

MBCの人気時代劇ドラマ『イ・サン(2007)』は、韓国で最高視聴率35.5%を記録し、日本でも大ヒット、韓ドラファンの間で語り継がれる名作の1つだ。

『イ・サン(2007)』は、『イ・サン(2007)』ドラマ。

MBCの人気時代劇ドラマ『イ・サン(2007)』。(画像出典:MBCドラマ)

ハン・ジミンが、ヒロインのソン・ソンヨンを務めたことで知られるが、彼女の子ども時代を演じた子役を覚えているだろうか。

まだあどけなく、かわいい容姿が注目を浴びたイ・ハンナだ。

イ・ハンナは、『イ・サン』でハン・ジミンの子役を演じた。

『イ・サン』でハン・ジミンの子役を演じたイ・ハンナ。(画像出典:MBCドラマ)

出演量はさほど多くなかったものの、愛らしい姿が視聴者に強い印象を残し、デビュー後、僅か2作目の『イ・サン』で世間に顔が知られるようになった。

以降、KBS『必殺! 最強チル(2008)』でク・ヘソン、SBS『タチャ イカサマ師(2006)』でハン・イェスルの子役を演じ、2014年までほぼ途切れることなく全8作のドラマに携わり、2013年には映画にも挑戦。『プランマン 恋のアラームが止まらない!』で、約6年ぶりにハン・ジミンと共演を果たした。

しかし2014年に出演した2作品のうち1作は残念ながら超端役で、残りは特別出演だった。そしてそれ以降、公の場に姿を現わさない時期が続く。

そんな中、2020年に再び関心を集める出来事が。イ・ハンナが主演を務めた短編映画『Parallel Lines』が、『第73回カンヌ国際映画祭』の“短編コンペティション部門”に応募されたというニュースが伝えられたのだ。

これをきっかけに彼女は再注目され、美しく成長した姿が韓国の一部ネットユーザーの間で話題に。

あるコミュニティーサイトには、「すごくきれいです」、「とっても美しく成長しましたね」という、彼女の美貌を絶賛するコメントが多数寄せられた。

イ・ハンナは、美しく成長した姿が話題となった。

美しく成長した姿が話題となったイ・ハンナ。(画像出典:イ・ハンナInstagram)

また当時、本作で学校暴力に苦しむという難しい役柄を見事務め、印象的な演技を披露したと称賛を送られたのだが、その後彼女の芸能活動に動きは見られない。

現在は韓国芸術総合学校の演劇院演劇科に在学中で、所属事務所にはどうやら属していないようだ。

数年前に短編映画に出演し、また現在演技を学んでいるということは、今後女優として復帰する可能性が大いに感じられる。

果たして彼女の姿を、再び見ることのできる日は訪れるだろうか。

愛らしかった少女が美しい女性に成長し、韓国の芸能界で再び活躍するのを心待ちにしている人も多いだろう。

(構成:西谷瀬里)





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