- 大人気韓国ドラマ、KBS 2TV『ドリームハイ(2011)』のミュージカルが注目を集めている。
- ドラマの10年後の様子が描かれた舞台で、ソン・サムドン役を務める俳優の1人がウム・ムンソク。
- 彼はキム・スヒョンが演じた役柄に挑戦する上で、ある自信をのぞかせている。インタビューで彼が語った役への思いとは?

日本でも高い人気を誇るKBSドラマ『ドリームハイ』(画像出典:KBS)
韓国ドラマファンの間で高い人気を誇るKBS 2TV『ドリームハイ(2011)』が、ミュージカルとして帰ってきた。
『ドリームハイ』は俳優のペ・ヨンジュンと、JYPエンターテインメントのパク・ジニョンが共同プロデュースで制作を行った学園ドラマだ。
芸能高校を舞台にしており、生徒役としてキム・スヒョンやペ・スジ、IU(アイユー)、2PM(ツーピーエム)のオク・テギョンなど、韓国スターとして活躍する俳優や第2世代アイドルが豪華集結。
アイドルをテーマにしたドラマの中で、最も成功したドラマと評価され、今でも多くの人々に愛される作品として知られている。
物語の中心人物として登場するのが、キム・スヒョンが演じるソン・サムドン。彼は音楽の天性の才能を持ち、最後には歌手として成功を収め、自身の夢を叶える人物だ。
韓国で上演中のショーミュージカル『ドリームハイ』にて、ソン・サムドン役を演じるのは、俳優のウム・ムンソクとWINNER(ウィナー)のイ・スンフン、そしてSF9(エスエフナイン)のユ・テヤンの3人。
ミュージカルではドラマの主人公たちの10年後のストーリーが描かれており、彼らはK-POPスターとして活躍するソン・サムドンを個性豊かに表現している。
キャストの1人であるウム・ムンソクは、SBSドラマ『熱血司祭(2019)』で演じたチンピラ役で知名度を高めた俳優だ。

キム・スヒョンの役柄を演じる俳優のウム・ムンソク(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
『熱血司祭』でのコミカル演技が好評を博し、無名時代を締め括った彼は、映画『犯罪都市 THE ROUNDUP(2022)』やENA『グッジョブ(2022)』などの話題作に出演し、主役級俳優として活躍を見せている。
2005年に歌手としてデビューし、演技力だけでなく歌の実力も兼ね備えた俳優であることから、『ドリームハイ』でのパフォーマンスにも期待が寄せられている。
そんな彼は記者会見のインタビューにて、役柄へのある自信をのぞかせた。一体、ウム・ムンソクは何を語ったのであろうか。
5月17日、ソウルの光林アートセンターにて、ショーミュージカル『ドリームハイ』のメディア向けイベントが開催された。
記者会見ではソン・サムドン役を演じる俳優たちに対し、「キム・スヒョンが演じたキャラクターを任されたことに負担はありませんか?」という質問が投げかけられた。
そんな記者の疑問に対し、ウム・ムンソクは「一旦、大劇場で公演するので顔がよく見えないだろうという確信がありました。細かく目のしわは見えないだろうと考えています」と答えている。
今年41歳を迎える彼にとってソン・サムドンは、若干の年齢差がある役柄だ。

”ビジュアルはごまかせる”と語り、笑いを誘ったウム・ムンソク(画像出典:ウム・ムンソク 公式Instagram)
しかし、ウム・ムンソクはユーモアいっぱいに”ビジュアルはごまかせる”と自信を示し、「10年後なので、ソン・サムドンも時の流れを感じている可能性があるし、色々なことがあったと思うので、私は私なりの方法で演技に臨んでいます」と役柄への向き合い方を語っている。
地方出身である彼は、田舎から上京し夢に向かって走り続けるソン・サムドンが、自身の過去と重なる部分があるとも明かした。
練習を振り返った際には「準備をしている過程で、自分の人生でこんなに狂ったようにやったことがあっただろうかと思うほど、ソン・サムドンというキャラクターが好きになりました」と、役柄への愛情を告白。
さらに「キム・スヒョンさんはできるだけ、見に来られない方が良いかと思います。きっと集中できません。良いキャラクターを作っていただき、ありがとうございます」と伝え、人々の笑いを誘った。
ウム・ムンソクが出演する『ドリームハイ』は、7月23日まで上演される予定だ。
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