2005年、韓国で”サムスン・シンドローム”と呼ばれる社会現象を巻き起こしたMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』。ダサい名前とぽっちゃり体型の30代独身女性が、イケメン御曹司と恋をするロマンティックラブコメディーで、当時最高視聴率50%を超える高い人気を誇った作品だ。しかし実際、いまの時代にこんな御曹司が身近にいたら‥?
韓流ファンなら一度はタイトルを聞いたことがあるドラマではないだろうか。
2005年、韓国で”サムスン・シンドローム”と呼ばれる社会現象を巻き起こした『私の名前はキム・サムスン』。

ヒョンビン&キム・ソナ主演のドラマ『私の名前はキム・サムスン』(画像出典:MBC)
女優キム・ソナと俳優ヒョンビンが主演を務め、ダサい名前とぽっちゃり体型にコンプレックスを持ちながらも、パティシエとして堂々と生きていく30歳(日本年齢では29歳)の独身女性キム・サムスンが、傲慢な年下のイケメン御曹司ヒョン・ジノンと恋に落ちるロマンティックラブコメディーだ。
韓国で16年経ったいまでも根強い人気を誇るドラマの1つで、日本でもこれまで何度も放送され、高い人気を獲得している。韓流ファンの中には、「『キム・サムスン』を見て、韓国語の勉強を始めた」という人も少なくない。
昨年、動画配信サイトNetflix(ネットフリックス)で世界的な韓流ブームの火付け役となったtvN『愛の不時着』に主演し、3度目のブレイクを果たしたヒョンビンが、”最初に大ブレイクを果たしたドラマ”としても再び脚光を浴びた。
(関連記事)ヒョンビン、’愛の不時着’で3度目のブレイク!最初のブレイクは何と’元祖年下男子’
またこのドラマが、韓国ドラマの新しいジャンル”ロマンチックコメディー”を生み、このドラマの影響で、日本で公開された、さまざまな韓国ドラマのタイトルやポスターがカラフルでキャッチーな”*ロコ風味”になってきたと言われている。
*ロコ:ロマンチックコメディーの略
そんな韓国のロコを象徴するドラマが、最近韓国の大手オンラインコミュニティーのスレッドに登場した。
スレッド主は、このドラマを見ていた時「サムスンのような女にはなりたくない」と思っていたそう。
ダサい名前とぽっちゃり体型のサムスンは、クリスマスイブに3年付き合った恋人に振られ、パティシエとして働いていた店もクビになってしまう。
さらに結婚紹介所でも冷たくあしらわれるなど、ドラマの中では”結婚適齢期を逃した30代独身女性”という肩書きに、当時の若い女性視聴者からは「こうはなりたくない」とも言える対象でもあったようだ。

キム・ソナ演じる、30代独身女性のキム・サムスン(画像出典:MBCdrama YouTubeキャプチャー)
しかし、このスレッド主は「いま思えば、サムスンってすごい人生なんじゃない?」と、いまは真逆の考えを持っていることを述べた。
サムスンは自分の夢を追いかけ、フランスに留学。手に職をつけ、高級ホテルでパティシエとして堂々と働く女性だ。また当時はドラマの中でもオールドミスと言われていたが、いまの時代は30歳でオールドミスとは言われない。
現代を生きる30代の女性からみれば、自分に正直に、いまの自分の人生を精一杯生きる素晴らしい女性の代表とも言えるのではないだろうか。
そんな意見が書かれたスレッドには、ドラマを覚えていた人たちからのコメントが殺到。「そう思えばサムスンはすごかった」「そうだ、素晴らしい女性だ」という共感のコメントが並んだ。
また、その中でも一段と目を引いたのが、共演者のヒョンビンに対するコメント。
「あの時のヒョンビンはかっこよかったけど、いまあの御曹司の役があったら、最悪だよね」というものだ。

あの時はかっこよかったけど‥今の時代にはちょっと‥!?(画像出典:MBCdrama YouTubeキャプチャー)
サムスンに対し、強引で冷たい態度を取るジノン。顔はイケメンだが、ワガママで冷たいヒョンビンの役は男として最低じゃないかと、この意見にも共感するコメントが殺到した。
一昔前の韓国ドラマといえば、このようなイケメンだけどワガママ、冷たくて性格の悪い”チャドナム”御曹司がよく登場していたが、最近のドラマではあまり見なくなった。
*チャドナム(차도남):冷たくて気位が高い、都会の男
時代が変わったいま考えると、当時はまだ若かったヒョンビンだったが、すでに高い演技力があったからこそあの役を自然に、見事演じきることができたのではないだろうか。
ヒョンビン
韓国の人気俳優ヒョンビン(ハングル 현빈)。1982年9月25日生まれ。
2003年にKBSのテレビドラマ『ボディガード』(2003)でデビュー。
2005年にMBCドラマ『私の名前はキム・サムスン』(2005)で大ブレイク。韓流スターとして、韓国や日本、中国をはじめアジア全域で人気を博している。
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
BTS タトゥーにSEVENTEEN 指輪‥グループの絆を形にした韓国アイドル5組
-
TWICE モモにBLACKPINK ロゼ‥’捨て犬の親’になり感動を与えた韓国アイドル5人
-
「彼は最高の殺人鬼」大御所俳優を怒らせたイ・ジョンソクの演技力
-
18年前「パリの恋人」韓ドラ一脚本家 キム・ウンスク、大物俳優との葛藤の真相
-
かつてない猛暑はコリアンホラーで涼みたい!おすすめ 韓国映画5選
-
韓国上位1%の資産家と結婚した女性芸能人 5人‥7億円超えのプロポーズも
-
ソン・ジュンギのイチオシ韓国俳優!韓ドラ「還魂」でも変わらない魅力を発散中
-
RAIN(ピ) の対抗馬としてデビューも不発・・コミカルな’チンピラ’演技で話題の人に
-
aespa ウィンターで話題に!韓国アイドルの’プカモリ’って知ってる?
-
BTS ジン TWICE ナヨンに’ギャップ萌え’?末っ子のようなグループ最年長 5人
-
2PM イ・ジュノの親戚の正体に注目! 過去に日本戦で活躍した元大リーガー?
-
韓国の松岡修造!「今どこにいるの?」悪天候時にその名が上がる有名人
-
BTS ジョングクのVLOGにも登場!韓国の新造語「불멍(プルモン)」とは
-
元LE SSERAFIM キム・ガラム心境告白も「暴力を美談にするな」変わらぬ風向き
-
ユン・シユンが苦戦?韓国ドラマ ‘コンクリート視聴率’ の神話は崩れてしまうのか
-
DKBジュンソ、夏の代表曲『secret base 〜君がくれたもの〜』のカバー映像を公開!
-
元EXO クリスがSNSに近況公開・・韓国ネット「死刑は免れた?」そのワケとは
-
「ウ・ヨンウ弁護士は天才肌」パク・ウンビン 演技大賞は来春までお預け?
-
BTS J-HOPE「野良猫を救助して自ら病院へ」心温まる美談が話題
-
LABOUMの解散報道に所属事務所がコメント「決まったことは何もない」
-
DKB、8月25日のカムバックをサプライズ予告! 成熟美を感じるイメージを公開
-
aespa 2ndミニアルバム「Girls」164万枚販売‥歴代ガールズグループ最多記録
-
BTS J-HOPE「多くのことを学ぶ時間だった」ソロ活動を終え所感伝える
-
BoA 新型コロナウイルスに感染‥SM「回復に専念できるよう最善を尽くす」
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
INI ‘Password’ MV
-
Xdinary Heroes ‘Strawberry Cake’ MV
-
WEi ‘Maldives’ MV (日本語)
-
CHEEZE(Feat.10CM) ‘To the blank’ Official Live Clip
-
イ・ヒョリ(Feat. Lee Sangsoon) ‘Happy me from today’ MV
-
PENTAGON キノ スペシャルシングル ‘POSE’ MV
-
TRI.BE ‘KISS’ MV
-
ENHYPEN ‘Future Perfect (Pass the MIC)’ Dance Practice
-
Xdinary Heroes ‘KNOCK DOWN’ Band Practice Video
-
PURPLE KISS ‘Nerdy’ Dance Practice
-
カン・ダニエル ‘Parade’ Dance Practice
-
ATEEZ ‘Guerrilla’ Dance Practice (MOVING ver.)