TWICEメンバーのジョンヨンが健康上の理由で活動を一時休止することを発表。今年8月にも頚椎椎間板(けいついついかんばん)ヘルニアでイベントを欠席した経緯があるだけに、心身の不調が心配されている。

K-POPを代表するガールズグループ、TWICE(トゥワイス)から既に2人目だ。

メンバーのミナが、健康上の理由でワールドツアーへ不参加することを表明したのが、昨年7月11日。

TWICEのメンバー ミナ

TWICEのメンバー ミナ(画像出典:TWICE公式FaceBook)

当時、所属事務所のJYPエンターテインメント(以下、JYP)は「ミナはステージに立つことに対して、極度の心理的緊張状態と大きな不安感を体験している。まだ正確な診断名は出ていない状態であり、色々な専門医療機関を通じて確認中だ」と、不参加決定に至るまでの経緯と理由を説明した。

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実は、ミナの身体と心が”悲鳴”を挙げたのは、2018年に遡る。同年12月に行われた、SBS歌謡大祭典のステージで突然姿を消してファンを驚かせたのである。

オープニング映像を見ると、確かにミナは他のメンバーと同席していたのだが、いざステージの順番になると、すっかり気力を失ったような、度々うつむくシーンが目立った。誰が見ても危険な状態だったミナは、極限まで耐えた末、昨年7月に活動休止を宣言したのだった。

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ミナの例でもわかるように、人気アイドルの場合は一時的な不調で”活動離脱”を宣言することはない。異変が分かっても、アルバム発売やコンサート、イベントなどのスケジュールをこなすために、中々”ドクターストップ”が出されないのだ。

そして先日、ついに”活動休止”が発表されたジョンヨンも、長期間、身体と心の苦痛を訴えてきた可能性が濃厚である。SNSライブの途中で何度か涙を見せるなど、これまでのジョンヨンの異変は、ファンも気付くほどだった。

ジョンヨン

活動休止が発表されたジョンヨン(画像出典:TWICE公式Instagram)

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TWICEのメンバーを苦しめて、ついには深刻な病に落とし入れる5大要因を探ってみた。

ハードなスケジュール

TWICEはデビュー以来、22回の公式イベント、10回のTWICELAND(コンサート)、16回のTWICE WORLD TOUR”TWICELIGHTS”(ワールドツアー)と、計48回の韓国内外の公式行事を行ってきた。

アルバム(ミニ+シングル+正規+スペシャル)においては、韓国と日本でそれぞれ15回、計30枚のアルバムをリリースしている。世界を股にかけて活躍するトップアイドルが故に、一見納得のいく活動ぶりかも知れない。しかし、デビュー後わずか5年、日数でいうと1827日、これらすべてをこなしてきたわけだ。

カムバック、テレビ出演、アルバムのPR活動‥それが終わると韓国全土や海外を巡ってイベントやコンサートを行う超ハードなスケジュール。そんな過酷な状況の中、体力低下によるストレス、疲労による負傷の危険と隣り合わせで、どんなに心身が健康でも、次第に精神状態は崩れていくのは当然のことだ。

ファンのストーキング

男性ファンの多いガールズグループとしては、宿命とも言われるファンによるストーキング。

ナヨン

ストーキング被害に遭ったナヨン(画像出典:TWICE公式Instagram)

TWICEのメンバーも例外ではなかった。ナヨンへストーキング行為をしたドイツ人男性の事件の他に、宿舎の玄関のドアを叩いたり、SNSのライブ途中に場所を特定して追っかけるなど、アイドルは常にストーキング(韓国語で言うところの”サセンファン”も存在)の恐怖に直面している。恐怖と不安により発症したパニック障害は、アルコールや薬物依存にまで及ぶ可能性もある。

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悪質コメントとデマ

今年1月、リーダーのジヒョは、悪質なコメントとデマへの恐怖を明かした。(以下は翻訳文)

「昨年3月頃、私に対するとんでもないデマが広まり、その時から、人と向き合うことへの恐怖が大きくなった。 空港で涙を見せた理由も、集まった人々が私を撮り、私を見て大声を出したりすることに対する大きな恐怖心や、あの人たちが私のことをどう思って、どんな視線を向けているか(と想像したら)とても怖くなった(中略)。8月に、私のプライベート*が知られるようになってから、事実でない噂が立つようになり、そのことで私の不安や憂鬱感、恐怖など、あらゆる否定的感情が大きくなっていって‥人前に立って喋ることや、歌とダンスを披露することが、とても恐ろしく感じて大変だった」

*プライベート:カン・ダニエルとの交際が発覚したこと

ジヒョ

悪質なコメントとデマへの恐怖を明かしたジヒョ(画像出典:TWICE公式Instagram)

男性アイドルとの交際が発覚後、世間を敵に回したという恐怖と不安を感じざるを得なかったジヒョ。心が上手くバランスを取れない中、前述したハードスケジュールをこなさなければならず、状況は更に悪化する一方だ。

結果へのプレッシャー

念願のアイドルとしてデビューを果たし、人気と名声を手に入れても、これが長く続かないことを誰よりも知っているのが、アイドル本人だ。

そして、アイドルの育成やプロモーションに巨大な投資をした所属事務所としても「人気があるうちに活動させる(費用の回収)」というスタンスを貫く。特にトップアイドルの場合、少し成績が悪くなっただけで”人気低迷”、”旬が過ぎた”と囁かれ、後輩グループの台頭のタイミングが絡むと”世代交代”と騒がれ、いつの間にか”昔のアイドル”扱いされる。多くの人気アイドルは「次はない」という覚悟とプレッシャーの中で、芸能活動をしている。

アイドル自身は、不安と恐怖を払拭するため、所属事務所はアイドルの”商品価値の期限”を先延ばしするため、生き残りをかけて戦い挑む日々なのだ。

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エンターテイメントが届けているのは、単なる商品ではなく心のある人間である。

右も左も分からぬ年齢から、成功だけを夢見て”アイドル”という扉を開けた無垢な彼女たちを生かすも殺すも、心を通わせる(はずの)周囲の大人たちだ。エンターテイメントが慈善事業ではない事も理解はしている、しかしそんな彼女たちの人生を、どうか善良に光ある未来へと、導いてあげてほしいものである。



TWICE (トゥワイス)

TWICE (トゥワイス / ハングル 트와이스)は、2015年に韓国の音楽専門チャンネルMnetで放送されたサバイバルオーディション番組「SIXTEEN」を通して選ばれた9人のメンバーによって結成された。
グループ名の「TWICE(トゥワイス)」には、「良い音楽で一度、素敵なパフォーマンスでもう一度感動をプレゼントする」という意味が込められている。

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