俳優のコン・ユとパク・ボゴムという夢の共演が叶った映画『徐福』。コロナ禍を抜け、ようやく公開日が確定した。主演俳優らによる挨拶動画が公開されファンらが盛り上がるのと同時に、歴史上の人物でもある”徐福”にも関心が寄せられている。

下半期の最高傑作との呼び声が高い、俳優のコン・ユとパク・ボゴムが共演した新作映画『徐福』の公開日が、来る12月2日に暫定確定した。

製作会社CJエンターテインメントの公式SNSにはコン・ユとパク・ボゴムが共演したPR動画が公開され、封切りを待ちわびていたファンらによる祝福のコメントが多く寄せられている状況だ。また、現在、軍務服務中であるパク・ボゴムが登場したことで、彼のファンたちは喜びと幸福感に包まれたよう。

コン・ユとパク・ボゴム

俳優のコン・ユとパク・ボゴムが映画『徐福』のPRをした(写真提供:©スポーツ韓国)

映画『徐福』は、人類初のクローン人間”徐福”を守るという最後の任務を担うことになった元情報局要員キホン(コン・ユ)が、徐福(パク・ボゴム)を手に入れようと企てる勢力から追跡される中、予期せぬ状況に巻き込まれる話を描いた作品だ。

コン・ユは、人生のラストミッションかもしれない任務を遂行する元情報要員キホン役を演じ、繊細な感情と強烈なアクションを同時に披露する。tvNドラマ『青春記録』に出演中のパク・ボゴムは、密かに開発された人類初のクローン人間・徐福を演じている。

人気俳優らの共演に加え、韓国映画初のクローン人間を素材にしたとあって、韓国国内だけでなくアジア全域から注目が集まっている映画『徐福』。
「始皇帝の命を受け不老不死の薬を探すため、東へと渡った”徐福”をモチーフにした」という作品でもあり、映画タイトルでもある”徐福”にも関心が寄せられている。

『徐福』の1次ポスター

映画『徐福』の1次ポスター(画像出典:CJ Entertainment公式Instagram)

“徐福”とは日本にもゆかりのある歴史上の人物だ。

今から2200年前、秦の時代の中国に徐福という人物が存在した。『史記』によると、徐福は始皇帝から不老不死の薬を探す命を受け、総勢3000人もの集団を引き連れて日本へと渡ったとされている。

この渡来にまつわる話が”徐福伝説”として日本各地に残されており、中でも九州地方の佐賀県、特に佐賀市を中心に徐福の足跡が残っているという。ここでいくつかの伝説を紹介しよう。

佐賀市諸富町にある新北(にきた)神社の神木”ビャクシン”。これは徐福が上陸した証として植えたと伝えられている。”ビャクシン”とは暖かい地方に育つ樹木で、国内に自生する例はほとんどないそうだ。さらに樹齢2200年と推定される古木は全国でも珍しいことから、徐福にまつわる伝説と見られているようだ。

また、佐賀市にある金立山は、徐福が仙人に会い、不老不死の霊薬”フロフキ”を手に入れた場所として知られている。霊薬名の由来は、不老不死がなまって”フロフキ”となったと言われ、その正体は薬草カンアオイという植物だ。現在でも金立山に自生しており、頭痛に効果があると言われている。

佐賀県以外にも三重県熊野市、京都府伊根町、長野県佐久市などにも徐福にまつわる伝承があり、日本にゆかりのある人物として全国各地に徐福の足跡が残されている。

『徐福』の1次ポスター

映画『徐福』の1次ポスター(画像出典:CJ Entertainment公式Instagram)

また、徐福は日本だけでなく台湾や朝鮮半島にも渡ったと伝えられている。
韓国の済州道西帰浦(ソギィポ)市に渡ったと言われ、西帰浦は都市名からして”徐福が訪れた所”という意味が含まれているそう。また、巨済(コジェ)市の海金剛にも徐福に関する伝承が受け継がれている。

韓国・済州にある徐福公園(画像出典:JNURI)

どの国よりも先に発展していた中国の文明を日本や韓国に届け、国づくりに関わったとされる人物、徐福。
この偉大な人物をモチーフとした壮大な歴史ロマンを背景に、未来的発想のクローン人間を素材にした映画『徐福』にはどのようなメッセージが込められているのだろうか。
想像をはるかに超える浪漫と希望が披露されているであろう本作の公開が待ち遠しい。



コン・ユ

マネジメントSOOP所属の俳優コン・ユ(ハングル 공유)。1979年7月10日生まれ。

“コン・ユ”という芸名は両親の苗字から付けられたもので、本名は、コン・ジチョル。

2000年、Mnet VJ 7期として芸能界にデビューしたコン・ユは、2001年KBSドラマ『学校4』を通じて演技者としてデビュー。

2007年、日本でも人気を博したドラマ『コーヒープリンス1号店』が大ヒットし、この年MBC演技大賞で優秀賞を受賞。当ドラマは、コン・ユの出世作となった。

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