10月22日、韓国メディアは一斉に、芸能界で15年間活躍してきたエディターA氏のアイドルによる”パワハラ”暴露を打電した。ネットユーザーは、パワハラを行った張本人をRedvelvetのリーダー・アイリーンと断定する。結局その日、アイリーンは自身のSNSで謝罪を行った。
Redvelvet(レッドベルベット)のリーダー、アイリーンの”パワハラ問題”が、韓国の芸能界とネットを騒がせてから24時間が経った。

エディターA氏に対するパワハラを謝罪したRedVelvetリーダー・アイリーン(画像出典:インスタグラム)
韓国アイドルの不祥事は海を超え、ここ日本でも話題を集めている。既に多くの日本人が、メディアやSNSを通して件の詳細を把握しており、華やかな韓国アイドルの”別の顔”に失望の色を隠せない。
「もしかしたら、私の推しも?」という不安を口にする人もいるくらいだ。
(関連記事)RedVelvet アイリーン?スルギ?パワハラ暴露が大炎上、ネットは犯人捜しに夢中
一夜経った韓国現地のネットでは、沈静化の兆しが見えるどころか、批判の矢は所属事務所のSMエンターテインメント(以下、SM)に向かおうとしている。
韓国では指折りの芸能事務所であり、K-POPシーンにおいて絶大な影響力を持つSM。彼らがこだわる”アイドル育成システム”は、世界で巻き起こっている空前のK-POPブームの”土台”だと言っても過言ではない。世界のエンターテインメント会社は、SMのシステムを褒め称えるとともに、見よう見まねで研究に励んでいるようだ。
しかし、今回”アイリーン”の不祥事により、SMの誇り高き”育成システム”を見直すべきとの声が高まっている。特に人格形成において人生で一番大事な時だと言われる”青少年時代”に、しっかりした教育がなされないのではないかと、懸念の声が聞こえるのだ。
実はSMには、アイドルを”わがまま”に育てた(?)エピソードがある。
90年代後半、第1世代アイドルが黄金時代を迎えた頃、SMは”S.E.S”という3人組ガールズグループをデビューさせる。歌唱力や美貌はもちろん、パフォーマンスに至るまで、それまで類を見なかった女性アイドルグループの誕生に、人々は歓呼した。

第1世代ガールズグループ・S.E.S 左からシュー、ユジン、バダ(画像出典:rruby.tistory.com/)
デビューと同時に、瞬く間に人気アイドルとなったS.E.Sは快進撃を繰り広げ”韓国女性アイドルの教科書”としてそのポストを固めていく。実際、00年代半ばから10年代にデビューした女性アイドルの多くが、S.E.Sを見てアイドルになる事を夢見たと明かすほど。
そんなK-POP史に大きな足跡を残したS.E.Sの誕生にまつわる逸話がある。(エピソード出典:namuwiki)
同社の創業者であり、現在は総括プロデューサーを務めるイ・スマン氏が、後にメンバーとなるバダ(本名:チェ・ソンヒ)をスカウトする。高校生だったバダに、当時としては破格的な提案をしてスカウトに成功。その内容とは「大学授業料全額負担と、本人が望むことはすべて叶える」というものだった。彼の誠意に心が動き、SMに入社したバダにイ・スマン氏は「あなたをリードボーカルに決めた。一緒に活動するメンバーを選んでチームを作ろう」と提案する。
当時アメリカの3人組女性グループ・TLCにハマっていたバダは、気に入った練習生2人を選び、3人組のアイドルグループにしたいとアピールしたのだが、4人組でのデビューを考えていたSMのナンバー2(当時)と対立。主張を曲げないバダに頭にきたナンバー2は「お前はチームから抜けろ!」と怒号を浴びせる。するとプライドが高かったバダは「わかりました。抜けます」と一言だけ残し、その後音信不通となってしまう。
後にこの事実を知ったイ・スマン氏は、ナンバー2に激怒。結局追い出した張本人がバダを探し出し、彼女の元へ出向いてなだめて連れ戻すことになる。以降、両者の関係は、ナンバー2がバダに仕えるという関係になったという。
もちろん、上述した逸話が、3人の間で起きた不和のすべてを説明することはできないだろう。我々が知らない何かはきっとあると思うが、イ・スマン氏が才能を持つアイドルをどのように接してきたのかが垣間見える出来事に変わりはない。

2017年3月 結婚したS.E.Sのメンバー・バダ(写真提供:©スポーツ韓国)
イ・スマン氏が、アイドルの人格教育を疎かにしてきたとは断言できないエピソードもある。過去少女時代の証言によると、SMはアイドルの”人格教育”を徹底して行ったという。上述したバダの例は、ごく一例に過ぎないかも知れないが、会社側の、アイドルの自立性を高めるという、ある種の誠意を”自分のステータス”と勘違いし、誤った認識を持ってしまうことに繋がりかねない。そして今回のような望ましくない”不祥事”の引き金になるのだ。
Red Velvet(レドベル)
Red Velvet(レッドベルベット / 愛称 レドベル / ハングル 레드벨벳)は、韓国の5人組女性アイドルグループ。
所属事務所はSMエンターテインメント。
SMルーキーズの一員で、2014年8月にデジタルシングル「행복(幸福 / Happiness)」でデビュー。
Red Velvetは先輩グループである少女時代の大衆性とf(x)の実験性の中間のコンセプトを持つとされる。
編集部おすすめ記事
-
ILLIT ウォンヒが初の1位!「2025年9月新人K-POP個人ブランド評判ランキング」ベスト5
-
SEVENTEEN スングァン、音に込めた集中力!映画のようなピアノステージ
-
THE BOYZ ニュー、光と影が描く秋午後の肖像!ファンを魅了する自然体
-
ビルボード & Melonを席巻!CORTIS、デビューアルバム「COLOR OUTSIDE THE LINES」で快挙
-
空白期を超えたBTSの真価!25年9月 K-POPボーイズグループブランド評判ランキング ベスト5
-
Stray Kids、4thフルアルバム「KARMA」でビルボード快進撃!3週連続トップ10入り
こちらも投票お願いします!
この記事と関連度が高いトピック
現在読まれています!
最新記事
-
KARA パク・ギュリ、前夜祭の舞台に立つ女神!秋の夜を飾った美しさに注目集まる
-
ハン・ジミン主演作も!来週(9月22日~)CS放送開始「近作・新作」韓国ドラマ5選
-
キム・ジウォン、シックなブラックドレスで魅せる!秋空の下で放たれたオーラ
-
SEVENTEEN スングァン、音に込めた集中力!映画のようなピアノステージ
-
THE BOYZ ニュー、光と影が描く秋午後の肖像!ファンを魅了する自然体
-
イ・ジュノ主演「台風商社」事前試写イベント開催!初回放送への期待最高潮
-
ビルボード & Melonを席巻!CORTIS、デビューアルバム「COLOR OUTSIDE THE LINES」で快挙
-
Stray Kids、4thフルアルバム「KARMA」でビルボード快進撃!3週連続トップ10入り
-
いま韓ドラ界に君臨する”暴君”とは?9月第2週 TV-OTT話題性ランキング トップ5
-
22時間前
PHOTO:©TOPSTAR NEWS
LUN8、2ndシングル「LOST」のショーケースに出席!(PHOTO31枚)
-
IVE アン・ユジンら、Netflixバラエティ「クライムシーン・ゼロ」の制作発表会に出席!(PHOTO42枚)
-
IDID、1stミニアルバム「I did it.」のショーケースに出席!(PHOTO41枚)
-
イ・ヨンエ & キム・ヨングァン、KBS新ドラマ「ウンスの良い日」の制作発表会に出席!(PHOTO11枚)
-
空白期を超えたBTSの真価!25年9月 K-POPボーイズグループブランド評判ランキング ベスト5
-
イ・チェミンが頭角!日本の韓ドラファンも注目「2025年シンデレラボーイ」4人
-
来週(9月22日~) 日本のテレビで放送開始「ノスタルジックを刺激」韓国ドラマ3選
-
圧倒的存在感!BABYMONSTER ルカ「25年7月 K-POP“日本人女性メンバー”」人気No.1に輝く
-
ILLIT ウォンヒが初の1位!「2025年9月新人K-POP個人ブランド評判ランキング」ベスト5
-
“U-NEXT独占配信決定” SBS「カマキリ」初回7.1%から堅調維持!9月第2週 韓ドラ視聴率ランキング
-
Too Many Color ウォンシク、日本のミュージカル「アトム」出演決定!
-
MONSTA X ヒョンウォン、スキンケアブランド「SK-II」のイベントに出席!(PHOTO8枚)
-
コンミョン、スキンケアブランド「SK-II」のイベントに出席!(PHOTO6枚)
-
ムン・ガヨン、スキンケアブランド「SK-II」のイベントに出席!(PHOTO7枚)
-
気が早い人におすすめ!日本のテレビで放送中 話題の韓ドラ6作 配信VOD一覧
RECENT TOPICs
COMEBACK & DEBUT
-
BTS JIN ‘The Astronaut’ MVALICE ‘DANCE ON’ MVATBO ‘ATTITUDE’ MVEPEX ‘恋歌’ MVグループ名がT1419からTFNに! ‘AMAZON’ MVNCTテン ‘Birthday’ MVCLASS:y ‘ZEALOUS’ MVCLASS:y ‘Tick Tick Boom’ MV
ご意見を自由にコメントしてください!
記事に関するご意見や情報提供はこちらのフォームをご利用ください。