アイリーンとチャニョルに対する世間に温度差？異なる広告主の対応

Red velvetアイリーンの”パワハラ”、EXOチャニョルの”女性問題”が暴露され話題となる中、どうやら2人の騒動には温度差があるようだ。”広告モデル”を例に、世間の温度差を見てみる。

「魔が差した‥」

先月、ネットを震撼させ、世間を騒がせた人気アイドル――Red velvetのアイリーンとEXOのチャニョル。

両者ともSMエンターテインメント(以下、SM)に所属しているため、K-POPファンが同事務所の境遇を嘆いた言葉が「魔が差した」だった。

周知のとおり、アイリーンは”パワハラ”、チャニョルは”女性問題”をそれぞれ暴露された。

性格問題と女性問題の温度差

まず、アイリーンのケースを見てみよう。

Red velvet アイリーン(画像出典：Red velvet Twitter)

彼女の”素顔”を暴露した人物は、韓国芸能界で15年間以上仕事をしてきたというエディターA氏。

恨みを残さず晴らすかのように、投稿されたA氏の書き込みに記されたアイリーンは”人間失格”と”社会不適合”そのものだった。

アイリーン側の反論があるのではないかと思われていたものの、(暴露が行われたその日の夜に)アイリーンは謝罪文をSNSに掲載。

彼女の早い対応と無駄(？)のない謝罪文は、感心した人が多かったものの、世間からは彼女のパワハラが”真実”として受け入れられる羽目になった。

一方チャニョルは、元彼女と主張するB氏から、交際期間中に複数女性との”男女関係”を暴露される。”10股”、”汚い遊び”、”ガールズグループやCA”など具体的な内容が並べられた書き込みに、多くの人が驚愕した。これに加え、外国人スタッフや知人と名乗る人物など”出所不明”の悪い情報もネットに出回っている。

EXO チャニョル(画像出典：チャニョル Instagram)

元彼女B氏による暴露に対し、所属事務所であるSM側は「公式立場はない」と、声明を出すと「チャニョルを損切りしたのか？」「EXOより、新人ガールズグループ(aespa)のデビューが大事か」「荒唐無稽(こうとうむけい)」という反応が寄せられた。SMにしてみれば、2週連続の不意打ちの傷が癒えていない所に、ファンや大衆からパンチを浴びている状況。もうグロッキー寸前に見える。

騒動を見る世間の温度差

致命的なイメージダウンを余儀なくされた、アイリーンとチャニョル。

アイドルの人気と影響力を借りて、商品のブランディング上昇をはかる広告業界における2人の”商品価値”は、以前より大幅に下がっただろう。

チャミスル(韓国焼酎ブランド)を手掛ける”ハイト眞露”は、チャミスルの広告モデルを、アイリーンからIUに再抜擢したことで話題となっている。

複数の韓国メディアは「チャミスル側が、以前からアイリーンの性格を把握していたのでは？」「絶妙のタイミング！」「”ハイト眞露”が胸をなで下ろしている」と報じた。

また、アイリーンが広告モデルを務めているコスメティックブランド”CLINIQUE(クリニーク)”も動きを見せ、本社から売り場全体にアイリーンのポスターを外すよう通達され、韓国ホームページも、彼女の姿は既に確認できない。パワハラ騒動を重く見たクリニークは、自社ブランドで彼女の今後の起用に疑問符をつけるに至ったようだ。

一方チャニョルは、ビールメーカーの”Cass(カス)”と、コスメブランド”Nacific(ナシフィック)”のモデルを務めている。