JYP所属の新人ガールズグループNiziU(ニジュー)が、日本のテレビ番組に出演した映像が韓国のオンラインコミュニティーで話題になっている。ネットユーザーの間では、意見が交錯しているというが、果たしてどのような反応が寄せられているのだろうか。

JYPエンターテインメント所属の新人ガールズグループNiziU(ニジュー)が、10月27日に『スッキリ』(日本テレビ系)に生出演し、『Make You Happy』の生パフォーマンスを披露。該当の映像がユーチューブで公開され、多くの韓国人が関心を寄せていると韓国メディア・WIKITREEが報じている。

『スッキリ』に出演したNiziU(ニジュー)

『スッキリ』に出演したNiziU(ニジュー)(画像出典:NiziU Twitter)

公開された映像には、NiziUのメンバーがギンガムチェックの衣装を着てダンスを完ぺきにこなす様子が映し出されており、特にリップシンク(口パク)ではなく、ライブで歌唱している姿が注目されているようだ。

この映像は10月30日に、韓国のオンラインコミュニティー”theqoo”などで拡散され、ネットユーザーたちの間では「新人グループでこれだけ生ライブがこなせれば充分だと思う」「今後が期待できるグループだね」と称賛する反応が寄せられた一方で、一部では「鼻音(鼻にかかった声)が耳に障る」などライブを指摘する声も幾つか見受けられた。

だが、韓国人の間では日本人が発する鼻音が可愛いという意見もある。

韓国語にはㄴ(ニウン)、ㅁ(ミウム)、ㅇ(イウン)のパッチム*が、それぞれ微妙に違う鼻音を発している。
中でもㅇ(イウン)の鼻音が一番強いとされ、日本語の場合、ㅇ(イウン)に近い「ん」の付く単語が多いため、韓国人にとっては「日本語は鼻音が多くてかわいい」「愛嬌がある」と認識されているようだ。

*パッチム:ハングルにおいて〈子音+母音+子音〉などで構成される音節(閉音節)で最後の音をあらわす子音または子音字母。 終声とも呼ばれる(Wikipediaより)

その歴史はNiziUの先輩であるTWICEが作ったと言っても過言ではない。

TWICE

TWICE(画像出典:TWICE Twitter)

K-POPアイドルの門を叩く外国人はこれまでも少なくなかったが、容姿とダンスの実力は優れているものの、バラエティー番組などに出演するには、言語能力が不足した状態でデビューするアイドルもいた。

TWICEの日本人メンバーたちも、韓国語の実力が今ほどではなかったときからバラエティー番組に出演。懸命に韓国語を習得する姿や、鼻にかかるようなたどたどしい韓国語と愛嬌が視聴者たちに受け入れられ、TWICEの”愛嬌”が1つの”戦略”として見られるようになった。また、彼女たちの影響で韓国語を学ぶ日本人も増え、韓国人の間で日本人が話す韓国語が「愛らしい」と人気を得るようになったのだ。

とはいえ、NiziUの場合は、パク・ジニョン(J.Y. Park)が10年前から計画してきた”K-POPの3段階戦略”の最終形にあたる”韓国人のいないK-POP”を初めて実現したグループであり、本国を攻略することが必要不可欠とされる。すい星のように現れ、日本の歌謡界に新しい歴史を刻んだNiziUが、今後韓国の大衆の心も掴むことができるのか、12月2日の正式デビュー後の歩みが注目される。








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