今月19日、ファン・ハナ被告の麻薬類管理に関する法律違反嫌疑に対する2度目の公判が開かれた。「麻薬はパク・ユチョンが一人で使用した」と、またも問題発言をしたファン・ハナ。食い違う双方の主張に真実は..?

水原(スウォン)地方裁判所刑事1部単独は19日、ファン・ハナの麻薬類管理に関する法律違反嫌疑に対する2度目の公判を開いた。

この日ファン・ハナ側は、3月12日と3月13日の2回にわたり麻薬を使用した疑惑と関連し「パク・ユチョンと一緒にいたが、ファン・ハナは麻薬を使用せず、パク・ユチョンが単独で使用した」と、検察の主張に同意せずに意見を伝えた。

ファン・ハナの疑惑と主張

ファン・ハナ

麻薬投薬嫌疑で拘束されるファン・ハナ(画像出典:Youtube YTN スクリーンショット)

ファン・ハナは、2015年5月~6月と9月にソウルの自宅などで数回にわたり麻薬を使用した疑い、昨年4月に向精神薬であるクロナゼパム成分が含まれている薬品を違法に服用した疑い、今年3月までにパク・ユチョンと共にヒロポン1.5gを買収し、7回にかけて投薬した疑惑を受けている。

ファン・ハナ側は、捜査機関が把握している内容とは異なり、パク・ユチョンとの麻薬使用疑惑について「麻薬はパク・ユチョンが単独で使用した」と主張し、証拠資料に対する再検討を求めた。

麻薬の投薬回数など、ファン・ハナとパク・ユチョンの供述は食い違いを見せており、どちらかが責任を押し付けて嘘をついているということになる。

ファン・ハナは、今回の公判直前まで計14回の反省文を提出したうえに、初公判ですでに疑惑の相当部分を認めたため、この日の公判が終結に繋がると予想されたが結果はそうではなかった..

双方の公判内容

ファンハナ パクユチョン 麻薬

食い違う双方の主張..(写真提供:©スポーツ韓国)

パク・ユチョンは、今月14日に開かれた初公判で「ファン・ハナ氏と共に3回にわたり麻薬を買収し、7回にかけて麻薬を投薬した」という控訴状の容疑を全て認めた。

そのため検察は、パク・ユチョンに対して懲役1年6ヶ月と140万ウォン(約13万円)の罰金を求刑するに至った。

初公判で反省文を読み上げる際に涙を流し、嗚咽で頭を上げることができなかったパク・ユチョン。

しかしファン・ハナは、そのようなパク・ユチョンとは対照的に2次公判では終始淡々としていたという。

今回、パク・ユチョンが初公判で容疑を認めたことで、これに対する裁判所の事実関係確認に伴う結果によって、ファン・ハナとパク・ユチョンの量刑が影響を受けるものと見られる。

パク・ユチョンは、これまでファン・ハナの供述により「麻薬を勧めた芸能人」として指定され、麻薬疑惑が浮上すると記者会見を開いて「決して薬物はしていません」と疑惑を強く否認。

しかし、国立科学捜査研究院の薬物反応検査の結果、体毛から薬物が検出され拘束令状が発布されると心境の変化によって「麻薬疑惑」を認め自白した。
(この時パク・ユチョンは追加自白を行い、ファン・ハナと今年3月に2回にわたり麻薬を使用したと供述した。)

麻薬事件の場合、減刑要件が多く、犯行加担もしくは動機などを汲み入れ量刑を判断する場合が多い。
もしファン・ハナが今年3月の麻薬使用を認めると、手に握っている1枚の「減刑カード」を手放すことになるため、徹底的に否認を貫いているとみられる。
このような減刑要件の隙を突いて「戦略的」に減刑をしてもらうケースが多いため、韓国検察は大法院(最高司法機関)の量刑委員会に意見を申し立てると伝えられる。

果たして誰の陳述が合っているのか…ファン・ハナに対する結審公判は、7月10日に行われる予定だ。

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