日本でも親しまれ、多くのファンを持つ俳優であり歌手の故 パク・ヨンハが、この世を去って今日で丸10年の年月が経った。2010年にこの報せを聞いた人々は悲しみに包まれ、今でも彼を身近に感じている。
2010年6月30日、韓国俳優界に悲劇が訪れた。パク・ヨンハが自宅で遺体となって発見されたという。32歳という若さだった。当時この一報を聞いた人々は、素直に受け入れることができなかった。あまりにも突然で、現実が追い付かない状況に陥った。
日本のファンも同様だった。ペ・ヨンジュンらと共に韓流ブームを牽引した彼は、その甘いマスクと優しい笑顔で、ヨン様に負けないほどの人気を誇っていた。日本の歌番組にも頻繁に出演し、親しみやすい人柄で番組司会者とも軽妙なやりとりを展開。彼を知らなかった視聴者にも、名が知られるようになっていた。そのため、後日複数の番組でパク・ヨンハの追悼特集が組まれたほどだ。
1977年生まれのパク・ヨンハは、1994年にMBC『テーマ劇場』でデビュー。その後、『冬のソナタ』『オンエア』など、俳優として精力的に活動し、ファンから多くの愛を受けた。また、『クリスマスに雪が降れば』『憎くても、もう一度』『作戦 The Scam』など、スクリーンでも存在感を示す。日本では主に歌手として活動、『Truth/ほゝえみをあげよう』『最愛のひと』『ONE LOVE〜笑顔であふれるように』など、コンスタントに新曲をリリースしている。
当時の警察の話によると「パク・ヨンハ氏は実父が末期がんに侵されており、病状について心配していた。そのストレスで夜も眠れず、睡眠薬を多用していたという証言を得た」という。また、事務所経営のストレス、日本活動に対する国内の誹謗中傷なども原因ではと言われている。優しすぎたが故に、誰にも相談できず人知れず心労を重ねていたことが伺える内容だ。
彼と共演経験のあるキム・ハヌル、チェ・ジウ、イ・ボムス、パク・シヨンらは、「パク・ヨンハが亡くなったなんて信じることができない」と深い悲しみを伝え、また同い年であり親友だったソ・ジソプは、パク・ヨンハの葬儀喪主を務め、葬儀費用も全額負担したという。後日、あるインタビューでは「彼が生前好んでいたものを必ず買って、今もよく彼に会いに行っている」「もちろん、一人でこっそり会いに行く」と、変わらぬ友情を吐露した。
パク・ヨンハの命日には今も欠かさず遺族と日韓のファンで追悼式が開かれているが、現在は新型コロナウイルスの影響で渡韓が叶わず、それぞれ現地で彼を追悼するようだ。
ネット上では
「甘い歌声が好きでした」
「10年経っても気持ちが変わらない」
「恋しさが募るばかりだ」
「ずっと忘れません」
「あの日のショックを昨日のことのように覚えてる」
など“#パクヨンハ #박용하 #ParkYongHa”のハッシュタグと共に、彼への追悼の言葉であふれている。
パク・ヨンハは、ファンの心で永遠に生き続けている。
パク・ヨンハInstagram:https://www.instagram.com/yona_story/?hl=ko
Park Yong-ha『Like the first day』(動画出典:YouTube MBCkpop)
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