BTS(防弾少年団)の兵役に関して韓国のアナリストが出した分析、”同伴入隊”に、世界のARMY(アーミー)からは賛否両論の声が届いている。これと同時に、世界を襲った新型コロナウイルスという現在の状況も手伝い、”同伴入隊”することの利点にも注目が集まった。
BTS(防弾少年団)の兵役について、韓国だけでなく国外からも多くの関心を集めている。
今週の半ば、韓国のアナリストがBTSの”兵役”に関する分析を発表し、国内外のファンから賛否両論が届けられていた。
今月21日、韓国のリーディング投資証券のユ・ソンマン研究員は、HYBE(前Big Hitエンターテインメント)の分析リポート結果を公開。
ユ・ソンマン研究員は「2022年の中旬までに、BTSメンバーの同伴入隊が予想されている状況で、入隊前事前制作効果で実際の空白期間は、満1年という水準になる」と予想した。
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メンバーの同伴入隊が実現すれば、空白期間が1年未満になる可能性が高いとの見解に対し、日本のファンは概ね賛同しているようだが、韓国ではそれとは逆に冷ややかな反応が見られている。
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1年、365日。
ファンにとっては決して短くない数字であるが、従来よりも約半分の期間だと考えれば耐えられる期間かもしれない。
彼らの入隊中に、K-POPアイドルが活躍するあらゆること、つまりは新譜のリリース、それによるカムバックの露出(ミュージックビデオ、音楽番組への出演など)、公式のYoutubeチャンネル、VLIVE、イベントやコンサートと、数多くのコンテンツが展開すれば、ファンの寂しさは少しは薄れるのではないだろうか。
というのも、上述したK-POPアイドルの活動はどれも”ライブ”でなく、事前に制作ができるものばかりなのだ。
“推し”を生で感じられるイベントやコンサートでさえも、現在は新型コロナウイルスの感染拡大により会場に足を運べない状況ゆえ、その代替え案としてオンラインコンサートが登場した。スマートフォンやパソコンを通じてではあるが、彼らのコンサートを楽しむことはできる。よって、生配信でなく事前に撮影したものでも問題はないだろう。
これまでVLIVEで楽しめていた、アイドルたちの”リアル”な姿や声、そして考えや思いを感じることは出来ないが、テレビや音源サイト、雑誌、ウェブマガジンなどのメディアには常に登場し、たとえ空白期間が生じたとしても、彼らが留守になることはないのだ。
以前に制作したものを再放送するのではなく、最新のものを提供するのであれば、視覚的には満たされるのではないだろうか。
現在、兵役を控えているトップアイドルは多く、彼らにとってもファンにとってもこの方法が得策となるのであれば、”同伴入隊”と”コンテンツの事前制作”が今後のトレンドとなるかもしれない。
しかしその一方で、”同伴入隊”となれば、年少メンバーにとっては早めの入隊となるため、ファンからは「個人の意見を尊重していない」、「メンバーの人生、本人に決めさせるべきでは」など懸念する声が上っており、実現するまでにクリアしなければいけない問題点も多い。
一時の別れである空白期間をどのように埋めるべきなのか。アイドルとファン、そして各国の文化による意識の違いもあり、すべてが1つにまとまり現実的な策となるにはもう一歩のようだ。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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