“韓国ファッションの黒歴史”とも言われている2000年代。今、トップスターの地位を築き上げている俳優ヒョンビンやコン・ユも、当時はちょっぴりダサかった(?)ようだ。

「ブームは繰り返される」という言葉があるように、ファッション業界や音楽業界などでは、20年の周期で流行が繰り返されると言われている。

代表的な例としては、昨年リリースされたBTS(防弾少年団)の『Dynamite』や、パク・ジニョン(J.Y.Park)の『When We Disco(Feat.SUNMI)』などが挙げられ、メロディーや振りつけ、衣装などで懐かしのディスコ旋風を巻き起こした。

ディスコ旋風が巻き起こった韓国

韓国では、ディスコ旋風が巻き起こった(画像出典:BTS公式FaceBook)

このような復古スタイルは、昨今におけるファッションのトレンドの1つとも言われ、韓国のオンラインコニュニティーやYoutubeなどでは「今年(2021年)は、2000年代に流行したファッションがリバイバルブームになるだろう」と囁かれている。

韓国ファッションの黒歴史

ここ数年の韓流ブームによって、今では世界中で注目の的になっている韓国のファッションシーン。

しかし、1980年代から1990年代の韓国は、J-POPや日本文化の影響を受け、日本人のファッションスタイルを真似する人たちが多かった。

そして、2000年代に入りネットが普及して以来、アメリカやヨーロッパなどのファッションも取り入れられるようになる。

当時は、ベルボトム、ショートパンツ、カーゴパンツ、ピタT、ボレロカーディガンなどのファッションアイテムと、ヘアスタイルではシャギーカットやウルフカットが流行。

ウルフカットのイ・ジュンギ

2006年、ウルフカットだったイ・ジュンギ(画像出典:movie.naver)

『フルハウス』のソン・ヘギョ

『フルハウス』のソン・ヘギョといえばボレロスタイル!(画像出典:KBS Drama Classic YouTube動画キャプチャー)

このように、ファッションの”激変期”として個性あふれる2000年代のファッションは、”韓国ファッションの黒歴史”とも言われ、オンライン上では「流行は繰り返されるというが、あまりにダサいので、2000年代のファッションはどんな手を使っても絶対に繰り返してはいけない」と言われるほどだ。

人気スターもダサかった(?)青春時代

先述したように、2000年代は”ファッションの黒歴史”だった韓国。それは、一般人だけでなく芸能人のファッションのダサさ(?)も例外ではなかったようだ。

MBCドラマ『コーヒープリンス1号店(2007)』の劇中、夏の季節にミスマッチな長袖に半袖を重ね着するコン・ユ

コン・ユ

『コーヒープリンス1号店』のコン・ユ(画像出典:YouTube動画キャプチャー)

MBC『私の名前はキム・サムスン(2005)』で、ショッキングピンクのシャツの上にベストを重ねたプレッピールックで視聴者の視線を釘付けにしたヒョンビン

ヒョンビン

『私の名前はキム・サムスン』のヒョンビン(右)(画像出典:YouTube動画キャプチャー)

KBS『フルハウス(2004)』で、破格的なカラーのシャツやタンクトップといった新奇なファッションを着こなすRAIN(ピ)。

RAIN(ピ)

RAIN(ピ)

『フルハウス』のRAIN(画像出典:KBS、YouTube映像キャプチャー)

2004年にシングル『Hug』でデビューし、2008年に『呪文-MIROTIC』の大ヒットで国民的アイドルになった東方神起。彼らの影響によって、シャギーカットやウルフカット、部分的に染めるポイントカラーが大衆の間で流行した。

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20年前に流行していたものが再びブームになる理由には諸説あるようだが、その中の1つとして「思春期に様々なものを吸収してきた人たちが20年ほど経った頃に、各業界を引っ張る存在に成長。当時青春を送っていた30代~40代にとっては懐かしく感じられるアイテムが、当時を知らない若い世代にとって新鮮さが感じられる」という説がある。

長い時を経て再び戻ってくる文化要素は、どの世代にとっても破格的に感じられるものなのだろう。

ところで、日本の20年前といえば、2003年にNHKで放送されたドラマ『冬のソナタ』の影響で韓流ブームに火がつきはじめたころ。韓国文化が注目されて、もう20年の歳月が経ったのだ。

当時、青春時代を送っていたスターたちの初々しい姿やファッションを見ると、まるで彼らとともに時代を歩んできたようで、役者の成長過程やトップスターへの道程も同時に楽しめるようだ。



コン・ユ

マネジメントSOOP所属の俳優コン・ユ(ハングル 공유)。1979年7月10日生まれ。

“コン・ユ”という芸名は両親の苗字から付けられたもので、本名は、コン・ジチョル。

2000年、Mnet VJ 7期として芸能界にデビューしたコン・ユは、2001年KBSドラマ『学校4』を通じて演技者としてデビュー。

2007年、日本でも人気を博したドラマ『コーヒープリンス1号店』が大ヒットし、この年MBC演技大賞で優秀賞を受賞。当ドラマは、コン・ユの出世作となった。

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