CELINEのグローバルアンバサダーを務めている、BTSのV (写真提供：ⓒ TOPSTAR NEWS)

8月22日、BTS(防弾少年団)のVが、ついに日本にやって来た。彼の来日は、2019年12月以来の約4年ぶりだという。

CELINE(セリーヌ)のグローバルアンバサダー、“セリーヌボーイ”を務める彼は、翌23日、東京・表参道店のリニューアルを祝うために同店舗を訪問。

Gジャンに黒の革パンツ姿のスターが登場すると、見慣れた街並みは、一気に華やかな雰囲気に変わった。

9月8日には、自身初のソロアルバム『Layover』を発売予定。これに先立ち、収録曲『Love Me Again』『Rainy Days』のMV(ミュージックビデオ)や『Blue』のMVティーザーなどをすでに公開している。

アルバムプロモーションの進行と同時に、ファンの期待値もぐんぐん上昇中だ。

そんな中、韓国のファッション誌『W KOREA』が、公式ホームページを通じて、Ｖのグラビアとインタビューを公開。

メンバーたちのソロ活動については「ステージを見ながら誇らしくもあり、泣きそうになりました。家でメンバーたちの活動を楽しく、一つも欠かさず全部見てました」と話す、V。

BTSメンバー最後のソロランナーとして始動する彼は、どんな思いでアルバム制作を進めてきたのだろうか。

『W KOREA』の表紙を飾るV (画像出典：W Korea 公式Instagram)

Vの話題のソロアルバム『Layover』は、NewJeans(ニュージーンズ)の総括プロデューサーであるミン・ヒジン氏とタッグを組んだことでも注目されている。

『W KOREA』のインタビューでは、このことについても触れ「今までとは違う新しさを見せたかったし、僕の感性を極大化してくれる人とアルバム作業をしたかったです。僕は、f(x)のアルバム『Pink Tape』が大好きでした。ふとそのことが思い浮かんで連絡してみました」と、Vからのオファーであったことを明かした。

ミン・ヒジン氏は、現在HYBE傘下レーベルのADORの代表を務めているが、かつてはSMエンターテインメントでアートディレクターとして活躍した人物。

2013年発売のf(x)のアルバム『Pink Tape』は、彼女がコンセプトディレクティングを担当しており、音楽的な完成度と芸術的なクオリティーの高さが評価され、名盤とも言われている。

レコーディングについては、発声練習を最初からやり直したことで「こうやって音を出すと新鮮でいいね」「こう発音すれば、もっとよく出る気がする」と、自分だけの声を見つけた気分になったそう。

Vは「僕の音域帯やボーカル方式については、今回のソロアルバム作業をしながら確実に知ることができて幸せでした」と語った。

『W KOREA』のグラビアより (画像出典：W Korea 公式Instagram)

そして「あなたの弱点は何ですか？」という質問には、「ちょっと遅い(のろい)ってこと？」と答えた。

Vは「ARMYたちは、もどかしいかもしれません。実は僕のソロアルバムだけでも、ARMYの皆さんが本当に長い間待ってくれました。僕も本当に申し訳なかったんです。もともとは去年(2022年)の12月に発表しようとしたんですが、作業過程が長引いて、ずっと申し訳ない気持ちがありました」と自身の思いを伝えている。

彼は、3年程前からミックステープの制作作業に取りかかり、ファンには作業中の自作曲の一部を度々披露してきた。

ところがその後、曲を削除してしまったことや、作業自体を休んでいると伝えるなど、彼の言う通り、作業が長引いていたのである。

しかし、これだけ長い時間をかけたのには、彼なりのこだわりがあった。

「僕は、感動して感謝する感覚を忘れないためには、僕の新しさが必要だと思いました。新しさ、自分だけのものをもっと探そうとして、それを今回のアルバムを通じてお見せしようと思いました」

アルバムには、彼自身が見つけた新しい“V”の魅力が、ギュッと詰め込まれているようだ。

最後に、インタビューにあった彼らしい回答をご紹介。

「どんな褒め言葉を聞くと、特に気分が良くなりますか？」

「うーん‥褒め言葉なら何でも全部いいです。褒められた日は、帰り道、踊りながら帰ります」

Vのソロアルバム『Layover』の発売は、9月8日。この日の帰り道は、きっと満面の笑顔で踊っているに違いない。

『W KOREA』の公式ホームページを見る(外部リンク)

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