BTS(防弾少年団)とARMYのあいだで使われる「ボラヘ」という言葉を生み出した、V(ブイ)。そんな彼を、ファンは”綺麗な言葉を生む天才”と称しているという。これまでVが発した美しい言葉や名言を紹介する。
BTS(防弾少年団)のコンサート(最近は、オンラインコンサート)が開かれる日は、ある言葉が必ずネットの”リアルタイム”を飾る。
その言葉とは「虹の最後の色、紫色のように、最後まで愛し合おう」という意味を持つ「보라해(*ボラヘ)」だ。
*紫を意味する”보라(ボラ)” +するを意味する”해(ヘ)”

ジョングク「ボラヘ~」(画像出典:BTS公式FaceBook)
この言葉は、韓国のポータルサイトNAVER(ネイバー)が運営するサービス、NAVER辞典にも登録されているほど、多くの人が知り、多くの人に使われる言葉となった。
「ボラヘ」を初めて発した人物は、周知の通り、BTSのメンバーであるV(ブイ)だ。
2016年、ファンミーティングの会場を埋め尽くした紫色のペンライト(Army Bomb)を見て、ファンの”愛”に感動したVが即興で作った造語だと伝えられている。
(関連記事)‘サンナムジャ’ BTS Vは何を見て「ボラヘ」という言葉をひらめいたのか?

「ボラヘ」の生みの親V(画像出典:BTS公式FaceBook)
この即興性と、言葉の美しさ、またその深い意味により、ファンはVを”綺麗な言葉を生む天才”と称していることをご存じだろうか・・?
ユニセフの事務局長も使った”ボラへ”
2018年、ユニセフ(unicef 国際連合児童基金)の事務局長であるヘンリエッタ・フォア氏は、100万USDの募金に参加したBTSファンへ、こう感謝している。
「We are here at UNICEF purple you! 」
直訳すると「わたしたちユニセフは、皆さんを”紫”します!」という意味になるが、「わたしたちユニセフは、これからもみなさんを信じ、愛し続けます」という意味を持っていると、日本ユニセフ協会はSNSを通じて説明。
Vの”ボラヘ”は、発する人によって様々な意味で使われているが、共通して入っている3つのキーワードがある・・まさに”愛”と”配慮”そして”信頼”なのだ。
May your days shine bright・・アメリカの画家を感動させた一言
2018年の全米ツアー中に、ある無名の画家から絵を購入したVは、こう画家に語ったという。
「May your days shine bright.(あなたの毎日が明るく輝くように)」
この言葉に感動した画家は、Vから支払われた代金をユニセフに寄付したという。このエピソードは、米誌『D Magazine』にて掲載され「童話のようなエンディングだ」と、大きな話題を集めた。
昨日よりもっと、明日よりは少なめに・・
フランス・パリで行われたツアーでは、風邪によりまともに歌えないVのために、会場に集まった2万人のファンが合唱をする光景を目にしたVは、涙を流しながらこう語った。
「Je t’aime plus qu’hier mais moins que demain. Merci (昨日よりもっと、明日よりは少なめに、あなたたちを愛しています。ありがとうございます)」
※この言葉は、有名なフランスの詩から借りたという説もあるが、確認されていない。
言い換えれば「昨日よりもっと、明日はさらにもっと愛していく」と、ファンへの”愛”を訴えて(?)いるこの言葉は、BTSのドキュメンタリー映画『Bring The Soul:ザ・ムービー(2019)』のティーザー予告にも登場し、映画のメッセージを代弁している。
クムシラコ!

「그무시라꼬(クムシラコ)!」(画像出典:BTS V LIVE キャプチャー)
韓国南部の慶尚南道(キョンサンナムド:釜山に近い)出身のVは、正真正銘の”慶尚道男児”だ。
日本でいうところの”九州男児”のような、一本気で逞しい、勇ましい等、ポジティブイメージが強い”慶尚道男児”。
そんな彼の言葉として有名なのが、「그무시라꼬(クムシラコ)」である。直訳すると「それが一体なんだ、何故そんなことを気にするんだ」という意味を持つ”方言”である。
(関連記事) BTS V 座右の銘「그므시라꼬(クムシラコ)」でファンを慰労、気になる意味とは?
2019年に、グローバルファンコミュニティープラットフォームである『Weverse(ウィバース)』で、あるファンが「今、夜中なのに眠れません。解雇されてから1カ月が経ち、明日面接に行きます。とても緊張していて、ストレスで眠れません」と書き込みをしたことがある。それに対してVが「クムシラコ! 一度良くないことがあったから、もっと良いことが来ると思うよ。先におめでとう~~」と返信し、話題となった言葉が「クムシラコ」である。
V本人は、ポジティブに振る舞っているが、歌手になりたいという夢を抱き始めてからは、不安やもどかしさというものと常に戦う日々を送っていた。周知のエピソードだが、BTSの中で、最後に公開されたメンバーがVだ。総括プロデューサーのパン・シヒョクからは、入社してから1年間、名前すら覚えてもらえないという屈辱を味わっていたという。
そんなVが、たびたび訪れる試練と逆境を目の当たりにした時に、自分に言い聞かせていた言葉が「クムシラコ」ではないだろうか・・。そして、現実を生きながら、思案に暮れる多くの人々に、少しでも”生きる勇気”、”生きる幸せ”を与えられるように使っている言葉なのかもしれない。敢えて”慶尚道方言”を使い、親近感あふれる”名言”を作り出す男、それがVなのだ。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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