12月2日、米ビルボードチャートの年間結果が発表され、BTS(防弾少年団)の『Butter』が”Hot 100″年間チャートで11位にランクインした。AMAの受賞に続き、来年1月に開かれるグラミー賞の受賞も期待されているBTSにとってこれは”追い風”となるだろうか‥。
今年、アメリカを代表する大衆音楽授賞式の1つ、『American Music Awards(アメリカン・ミュージック・アワード/以下、AMA)』で、”アーティスト・オブ・ザ・イヤー(今年のアーティスト、事実上の大賞)”を受賞したBTS(防弾少年団)。

BTSは『2021 AMA』で念願の大賞を受賞し、3冠に輝いた。(画像出典:BTS公式Twitter)
1974年に創設された本アワードは、グラミー賞とビルボード・ミュージック・アワードと共に、アメリカ3の大ポップミュージック・アワードと称されている。
2005年までは、音楽産業従事者の投票によって受賞者が決められていたのだが、2006年からはアルバム販売高や、チャート順位などをベースにノミネート候補が選定され、アメリカ国民の投票によって受賞者が決定する方式に変わっている。いわば”アメリカ国民が授与する最高の栄誉”である。
そんな授賞式でBTSが大賞を受賞したということは、今年の成果と活躍がアメリカ中から認められたということに他ならない。この偉業が、他授賞式の結果にも大きな影響を与えるだろうと推測される中、来年1月31日に開かれる、第64回『グラミー賞授賞式』の行方に関心が集まっている。
BTSは既に、同授賞式の”最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門”にノミネート(11月発表)されており、AMAでの快挙により、受賞の可能性が高いという観測が出ている。
それに加えてもう1つ、受賞の”追い風”となる便りが届いた。
その便りとは、去る12月2日に発表された米ビルボードチャートの年間結果であるが、BTSの『Butter』が、”Hot 100″年間チャートで11位にランクインしたとの一報だ(“Hot 100″年間チャートを見る)。

“Hot 100″年間チャートで11位にランクインしているBTSの『Butter』。(写真提供:ⓒ TOPSTAR NEWS)
注目すべきところは、ランクインしているアーティストの面々だ。これを見るとBTSは、グループ(3人以上)としては最高順位であり、デュオ/グループ全体で見ると、シルク・ソニック(Silk Sonic/7位)に次ぐ2位である。
順位では、シルク・ソニックには及ばなかったものの、BTSは『Butter』の他に『Dynamite』も41位にチャートインさせている。
アメリカ国内から世界にフォーカスを切り替えると、彼らにとって2021年は国際連合での演説、行事参加や巨大ポップ市場に浮上した非欧米諸国での絶大な人気など、グラミー賞に相応しい影響力を持つワールドスターへと跳躍した1年であった。
しかし保守的な思考の強いグラミー賞で、アメリカ以外での影響力は判断基準にならない可能性も排除できない。なお、アメリカではデュオ/グループという形態の人気アーティストが少なく、ほぼソロで活動している。そのため、リミックスやフィーチャリング参加だけでもノミネートされ、受賞するケースも多い。
今回発表された、”Hot 100″年間チャートを見ると、ドージャ・キャット ft.シザ(Doja Cat Featuring SZA)が6位にランクインしている。同チームも、”最優秀ポップ・デュオ/グループ・パフォーマンス部門”にノミネートされており、BTSとの競合が予想されている。
果たして来年の授賞式では、グループとして長きにわたり精力的に活動を続けてきたBTSに軍配は上がるだろうか‥。それとも、伝統と慣習を重んじる、最もアメリカ・ファースト(America First)的なグラミー賞が、保守的な方式を固持するだろうか‥。その行方が確認できるまで、あと2カ月を切っている。
BTS
BTS(防弾少年団)は2013年6月13日にデビューした韓国の7人組男性アーティストグループで、パン・シヒョクのプロデュースにより誕生した。
HYBE(旧Big Hitエンターテインメント)所属。
デビューアルバムは『2 COOL 4 SKOOL』、デビュー曲は『No More Dream』。グループ名の”防弾少年団”には、10代、20代に向けられる抑圧や偏見を止め、自身たちの音楽を守りぬくという意味が込められている。
ハングル表記は”방탄소년단(バンタンソニョンダン)”から”バンタン”と呼ばれることが多い。
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