BLACKPINKの新曲『Lovesick Girls』のミュージックビデオの中でメンバーのジェニーが看護師を連想される衣装で登場。だが、看護師協会からは批判の声が寄せられ、物議を醸すことに‥。
BLACKPINKのミュージックビデオ(以下:MV)に、韓国の看護師協会側が批判の声を上げ、世間の論議を引き起こした。MVの中のメンバーの服装が看護師を性的対象化しているということが表面上の理由であるが、彼らの怒りがさらに大きくなった理由がもう1つある。
YGエンターテインメントと看護師協会の経緯をもとに、その理由を探ってみる。

看護師を連想させる服装で登場したジェニー(画像出典:BLACKPINK Youtube capture)
BLACKPINKは、10月2日に公開したタイトル曲『Lovesick Girls』のMVで、ジェニーがナースキャップと白衣を連想させるミニスカートに赤いハイヒール姿で登場。
これに、看護師協会は10月5日、「ジェニーが登場するシーンは看護師を性的対象化している」と、YG側に謝罪と修正措置を要求。YG側は「特定の意図は全くなかった。MVも1つの芸術ジャンルとして見て下さるようお願いする」と伝えた。
だが、看護師協会側は10月6日に再度「歌詞の脈絡と関係のない官能的な看護師の服装をMVに登場させたことは芸術ジャンルというより、社会に蔓延した看護師を性的対象化している風潮をそのまま表している」とし「グローバル歌手のMVが及ぼす社会的影響力と、責任を重く感じてほしい」と声をあげた。

物議を醸したジェニーのシーン(画像出典:BLACKPINK Youtube capture)
このような中、YG側が問題のシーンをMVから削除することを決定し、論議は一段落。YGは「MVの準備の時点でこのような論議を予想できなかった点について重い責任感を感じている」とし「不快な気持ちにさせてしまい、看護師の方々に深い謝罪と、国民の健康のために努めるすべての医療スタッフにもう一度心より尊敬の意を伝える」と明らかにした。
看護師協会側も10月7日、速やかに映像削除の決定を下したYGに対して「BLACKPINKが韓国を代表するグローバル歌手として、より一層成長することを応援している」とし「BLACKPINKの決断が看護師だけでなく、私たちの社会で性や特定職業を性的対象化して商品化する風土に警鐘を鳴らす契機になるように願う」と明らかにした。

BLACKPINK 1stフルアルバム『THE ALBUM』(画像出典:YG Ent official twitter)
このように、看護師を性的対象化したことが、看護師協会の怒りを買ったわけだが、何より今年はフローレンス・ナイチンゲールの生誕200年にあたり、WHO(世界保健機関)によって”国際看護師・助産師の年”に制定され、看護界にとって記念すべき年だった。
全世界の看護師たちの人員不足問題や労働条件などに光が当てられ、看護の質の向上が解決されることを願っての制定で、歴史的に意義のある年に、該当のMVが公開されたことが、怒りをさらに大きくさせた理由の1つとして考えられる。
BLACKPINKのMVは、新型コロナウイルスによる医療現場で熱心に仕事をしている看護師の権益を改善させるどころか、士気まで低下させた結果を招いたと憂慮の声があがったほど。
ツイッターなどのSNSでも、「歪曲された看護師のイメージを植え付ける風土を無くすために『Lovesick Girls』に出てくるシーンを芸術にしてはいけない」と強調し、”nurse_is_profession(ナースは職業)”、”Stop_Sexualizing_Nurses(ナースの性的対象化をストップ)”などのハッシュタグ運動も行われるほど、世間を揺るがす事態となった。
BLACKPINK
BLACKPINK(愛称 ブルピン / ハングル 블랙핑크)は、韓国のガールズグループ。2016年にYGエンターテインメントによって結成。
メンバーは韓国出身のジス、ジェニー、オーストラリア出身のロゼ、タイ出身のリサによる4名。公式ファンクラブ名は「BLINK(ブリンク)」。
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