韓国ネットにて過度なダブルスタンダードにより非難を浴びているMAMAMOO(ママム)とファンダム。現在、5年振りとなるカムバックした2PMに対して抗議活動を続けているのだが・・
“ネロナンブル(내로남불)”
「私がやればロマンス、他人がやれば不倫」という意味の、四字熟語っぽく作られた造語である。
日本語で言うと、”ダブルスタンダード”。
現在、韓国ネットにて過度なダブルスタンダードにより非難を浴びているスターとファンがいる。
そのスターとは、4人組の実力派ボーカルグループ、MAMAMOO(ママム)だ。
![MAMAMOO](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2021/05/tp-mamamoo-comeback.jpg)
4人組の実力派ボーカルグループ、MAMAMOO(写真提供:©TOPSTAR NEWS)
事の発端は、2PMの5年振りとなるカムバックアルバム『MUST』の収録曲『離さない(Hold You)』。
同曲のタイトルが、MAMAMOOが2016年に発表した曲のタイトルと同じであることをMAMAMOOファンが指摘、それだけに留まらず抗議に加え妨害工作へと発展している。
MAMAMOOファンの言い分によれば「『離さない(Hold You)』は、MAMAMOOとファンの関係性を象徴する、約束のようなワーディングであり、ファンソングであるため」という。すなわち、MAMAMOOとファンの大切な”絆”を侵害したというのだ。
*ファンソング:ファンへの感謝や愛のメッセージが綴られた楽曲。主に、コンサートの”涙”のエンディング曲として使われる
(関連記事) 2PMに宣戦布告? 韓国のMAMAMOOファンが5年ぶりのカムバックに水を差す理由
ネット上の騒動は収まるどころか、今度はMAMAMOOのメンバー、ソラが運営するYoutube(ユーチューブ)チャンネル『ソ・ラ・シ・ド』へと飛び火する。
6月30日、韓国のオンラインコミュニティー『theqoo(theqoo.net)』には、MAMAMOOファンの抗議活動を受け「今、”ネロナンブル”という言葉のままと言われるあるファンダムの状況」というスレッドが立ち上がった。
同スレッドでは、ソラが運営しているYoutubeチャンネルが、すでに存在していた別のYoutubeチャンネル(一般人運営)のタイトルと同じものを使用していると暴露。
チャンネル開設時期は不明だが、スレッド主によれば、ソラのチャンネルの方が、約1年ほど遅く作られたようだ。
『ソ・ラ・シ・ド』を先に使用していたユーザーは、一連の出来事を知ってトラブルを恐れたのか『ソ・ラ・シ・ド』というチャンネル名をあきらめ、別のチャネンル名で再開設したという。
その後、チャンネル変更の真相を訪ねたネットユーザーに対し「私も今回の事で戸惑っています。ファンダムを持っている芸能人に対して、”自分が先だ”と問題提起するには、少し躊躇するところもあります」と答えている。
また、MAMAMOOファンから「チャンネル名に関してDM(ダイレクトメッセージ)をもらった」ことを明かしているが、スレッド主は「ファンによる口止め」だと主張。
同スレッドには、MAMAMOOファンの”ダブルスタンダード”と、ソラの行為に対する批判が巻き起こっている。以下は、韓国ネットユーザーの反応だ。
![theqooに集まった声](https://danmee.jp/wp-content/uploads/2021/07/theqoo-mamamoo.png)
韓国オンラインコミュニティー・theqooに集まった批判の声(画像出典:theqooスクリーンショット)
「ほぼ暴力団クラスの悪事」
「90年代の、政治サスペンス映画みたいね」
「醜いもんだ」
「元の”ソ・ラ・シ・ド”を楽しく見ていた1人として、ソラのチャンネル名を聞いて驚いたよ。あり得ないと思った」
「想像を超えるファンダム!」
「ソラ、本当にモラルがないね」
「MAMAMOO、好感度めっちゃ下がるね」
現在もMAMAMOOファンは、ファンソングを取り戻す(?)ために、SNSやYoutubeで抗議活動を継続しつつ、音源ダウンロードチャートで*悪評テロをしていると、ネットユーザーたちは嘆いている。
*悪評テロ:楽曲(音源)の評価を下げるために、一斉に悪評を付ける行為
残念ながら、MAMAMOOファンの行動により、彼・彼女たちが応援しているはずのMAMAMOOが批判の的になるという、”負のスパイラル”が起きてしまったのだ。
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